一昨日の続きです。
『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、『うちこもり妻はコスプレ配信者』
いぶき、本当に不思議な人ですよね。内気でコミュニケーションが苦手。おもてに出ることも少なかった彼女だけど、コスプレとなったらまるで人が違ったようにアクティブでアグレッシブ。亜子とお話してるときにね、SNSでコスプレ写真がBANされたって、対策してるのにって悔しがるんですけど、その衣装がまあすごい。胸元は画像加工で塗ってるっていうんだけど、それでもSNSの運営には駄目だと判断されてしまう。
その悩みが亜子と共有されないのがね、ちょっとおかしいんですよね。というか、亜子さん、容赦がないな。自分は露出魔じゃないからって、まるでいぶきが露出魔みたいないいかた! で、当然亜子からのアドバイスは露出を控えれば? というもので、でもいぶきは露出したい、えっちなのが好き。ほんと、内気なはずのこの人が、まるでタガが外れたように!
コスプレというのは魔境なのだなあと思わされる一幕でした。
でも別に、過剰に露出したいとかじゃないんですね。結果的に露出してしまうってだけで。女体の神秘を信じてる。女体が好き。ロマンとエロスを追い求めたその結果がBAN。ううむ、なかなかに難しいものがありますなあ。
そんないぶきと夫の帰り道。駿の鍛えたがたいに感謝する妻。その唐突さがまた面白い。このふたり、いいバランスですよね。
『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』
椎奈と賢太、一緒に旅に出掛けます。院長さんから誘われての四人旅ですね。院長、伯井そのかの夫は、見目麗しい美少年!? でも悠さん、賢太より年上なんだ。すごいな。神秘ですね。椎奈がめちゃ驚いてますね。
旅館でね、家族風呂を予約するかと悠に問われて、戸惑う賢太と椎奈、とさらにそのか! って、そうなんだ、院長さんも恥ずかしいんだ。そうした認識が、椎奈に思い切らせたようですね。ほんと、この旅はふたりにちょっとした勇気? 開放感を与えてくれたようで、ふたり一緒のお風呂も、前よりももっと自然に。でもって身を寄せあったりなんかして、じわりじわりと接近する距離感がとてもよいんですね。
とかいうてたら、並べて敷かれた布団に狼狽する賢太さん! ああ、ちょっと意識しちゃいますか。うん、でもちょっとずつ慣れていきましょう。
『どうにも不器用な夫婦でして。』
こちらの夫婦も旅行だ! まことのサプライズ、だったわけですが、その他もろもろの事情が夫の仕事を滞らせて、結果旅行先にもパソコン持っていくことに。それがまことにはちょっと寂しいみたいで、仕事する夫をひとりぽつねんと待ち、夫が一段落ついたと見るや、おわった!? と立ち上がる。ほんと、夫大好きまことさんだな。でもすぐには終わりませんよって、適当に観光でもしてきてと、そういわれて、ひとり旅先をめぐるのですね。
でも、ひとりでも充分に楽しめるのはまことのいいところですよね。さらには、たくさん撮った写真をヨシアキに見せにくる。そのときの嬉しそうな様子! ああ、いい人だなあって思う。ヨシアキはいい人を妻にしたんだなあって思わせてくれるまことさんです。
この旅行は、まこととヨシアキの温度差ないしは楽しみ方のスタイルの違いなんかを浮き彫りにして、それが相互の理解に繋がりました。ヨシアキが楽しめてないんじゃないかと心配する、残念とも感じているまことが、ちゃんと喜んでもらえているとわかって安心するところね。ええ、こうして時間や機会を重ねて相手を知っていく。それが実にすばらしいと思うんですね。
さて、並べて敷かれた布団に狼狽するヨシアキさん! こういうのは男の方が躊躇するのか!? そして個室露天風呂に夫婦で挑戦? まことの申し出を受けるのかヨシアキさん。ああ、受ければ椎奈賢太に並べるぞ? ええ、ここはぜひお受けなさいな、ヨシアキさん。
『まんがタイムオリジナル』第44巻第11号(2025年11月号)
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