『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ほがらか山下さんが、どーんと両手広げて登場です。その向こうには、頬染めた榊医師がぶりっ子ポーズ? でもなんで? と思ったら、コミックス42巻の表紙パロディなのか! しかし榊医師と入れ替わってなお違和感のない山下さん。その頼もしさ。さすがです。この他に、『沖浪荘202号の漫研部』、『かむろの異国料理帖』のカットもございます。
今月は新規ゲストが1本です。
『理想のカワイイを叶える魔法』
カワイイものが好きなのに、地味な自分には似合わないと決めつけている主人公。そんな彼女が買った可愛い衣装。それが誤配で、隣人に知られてしまった! しかし、その隣人、男性なのに女性向けブランドに詳しい! しかも、その服着てみせてくださいよと積極的にアプローチしてきて、断わりきれず一緒に出かけることになってしまった。
そんな彼女の経験するできごと。自分には似合わない、そう思っていた。隣人からすすめられるリボンも自分にはあわない。そう思うと買えなくて。こんな調子でどうにも自信が持てないでいるのですね。
隣人がもう一件つきあってほしいというのです。いった先は隣人の勤め先。美容室で髪のセットをしてくれた。美容師になったのは、その人の魅力を最大限まで引き出したいから。その夢に命ぜられるまま、主人公の髪を、メイクをしあげてくれて、それが彼女の自己認識をがらりと変えた。
かわいさの魔法。まさにその真価が描かれた漫画です。
『クールな氷上さんは迫りたい』
今回は、クールな氷上さんに迫りたいエピソードでしたね。迫るのは木下。課長に迫れないでいる氷上から、どうやってふたりの時間を確保するか相談を受けた。ふたりでいろいろ考えたその先に、友人が恋心を向ける相手、栗園課長に興味を抱く木下。栗園と同期の上司に聞いてみたり、また栗園本人に接触してみたり、なぜ独身なのか、氷上のことどう思ってるか、いろいろ情報探るんですけど、これといったものは入手できずに終わります。
さて、栗園は栗園で、氷上との距離について考えあぐねて、けどオフィスでのちょっとした会話で氷上の心を見事にスナイプ! ああ、課長は人たらしでありますか! これはもう氷上さん、抜き差しならんですねえ。
このところ氷上との時間をとれない栗園。距離も感じるなんていってる矢先に、妹くるみから着電。今度の休み、たこ焼きパーティしようぜ! との誘い、ああ、これは氷上も呼ばれるな! ええ、なんか動きがありそうですよ。
『もどかしコンプレックス』
しーさんとの交流を深めるmochi。彼のオフ生活の充実は、しーさん相手だけなのだろうと思っていたのだけれど、これはどうも私の思い違い。というのも、今回の会話相手、enonさん。声を聞けばクールなお姉さんといった印象の彼女と、好きなアニメ映画の話をしたところ、一緒に見にいったのがしーさんだっと白状してしまって、さあ大変。デートだ、仲いいですねと、その後のやりとりなんかも聞かれて、ますます惚れちゃいますねって、なんだかからかい半分? 応援半分? ちょっとくすぐられちゃうmochiであります。
mochi、そんなenonとまさかの邂逅です! しーさんから借りたハンカチ。返そうと思うもよれよれ。ハンカチしゃっきりさせるためのアイロン買おうと出かけた先で、しーさんのお礼の品も探そう。となるも、なにをあげたものか迷いはじめる。そこで助けを求めた相手がenon。近くにいるからと落ちあうことになって、さあenonさんはどんな人なのか!
mochiのオフ活がさらに広がる。ああ、この出会いや、いかなる変化をもたらすか。なんか一波乱あったりしますかな?
『となりのフィギュア原型師』
はぐが最近ソフビにハマっています。それでソフビオンリーの即売会にいく。ひとりでいく。いよいよ自分でも作りたくなってきた。そのためのリサーチにいく。
同じアパートのフィギュア好き青年とは一緒にいかない。かちあっても困る。明言したはぐだけど、まあそんなこといっちゃうと鉢合わせちゃうもんですよね。
即売会会場であちらこちら見てまわってたらですよ、人気のブースに並ぶ畷くんと遭遇してしまった! と、ここではじめて気づいたんだけど、となりのフィギュア原型師。はぐがその原型師のひとりであるってわけかあ! そうかあ。今やフォーカスはせつか半藤から、畷はぐに移動したってわけですかい!?
かくして落ちあうはぐと畷。ふたり戦利品について語りあう、その時間の楽しいこと! と、そこに現れたのがはぐの同業者。見た目がヤバい野呂井氏とキリング・ジョージ氏なのですが、彼らからはぐの秘密が畷に漏れてしまう!
さあ、どうなる、はぐと畷の関係!? って、まあ、悪いことにはなりますまい。というか、畷くん、はぐちゃんに尊敬のまなざしじゃん! はぐはもう会えないとかいっちゃってますけど、もちろんそんなわけありません。これからもおつきあいは続きそうですよ。
- 『まんがタイムオリジナル』第44巻第11号(2025年11月号)
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