2025年9月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『なーんもうまくいかん!』

符瓶菜子、今回もうまくいかんですか? 割戸弥美と一緒にいったカフェで、大量のドリンク頼んでしまった菜子。そのせいでお腹がタプタプ。自分自身、ばかだなあって思ってるのですが、帰宅したらば親御さんがね、入学おめでとうってたくさんのごちそう用意して待っててくれたっていうんですよ!

いやほんと、なんもうまくいかんっていうのは、菜子の自爆のせい。それはおそらく菜子自身自覚していて、でもまだうまく自省ができないんだろうな。いつかできるようになるのかな。ならんかったらならんかったで、それを自分の個性と受け入れて、あっけらかんと生きていくのがよさそう。とはいうけれど、どうしてもネガティブ寄りなのが菜子。どうしても、なーんもうまくいかんわけです。

そんな菜子とは対照的な姉。すごくポジティブ。小さなことは気にしない感じ。菜子は小さなことをくよくよ反芻してしまうタイプで、気にしなくていいことでもいちいちひっかかっちゃう。かわいい妹、菜子のためにお姉ちゃんがアドバイスしてくれました。なんでもポジティブに評価してくれて、それを真に受けといたらいいのにね! どうしてもネガティブに受けちゃう菜子。この子の大変さ、まだまだ続きそうな予感ですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

運命の山田に翻弄されっぱなしの千鶴。久しぶりに親友ハナちゃんに会いましてね、ふたり一緒にパンケーキデート。そこで千鶴はハナに山田案件を相談するのですが、ハナちゃん、運命の相手が山田でなくて鶴崎だったら私だったのになあって、ああ、なんというセンチメンタルシチュエーション! ハナさん、千鶴に思いを向けるも、運命や残酷! その思いの成就することはないのでしょうか。

というか、運命なんて振り払って、自分の道を切り開きましょうよ! ハナ、なんとか千鶴に思いを告げようとするも、踏ん切りつけることができず誤魔化して、ああ、悲しや、この思いの揺れ動き。占いでもなんでも、後押ししてくれるなにかがあったらいいのに。

って、その後押し、千鶴に訪れたピンチが、ハナに千鶴は私の女発言を引き出させたのですね。

でも、千鶴は守ってくれただけだと思ってる。ハナの言葉が本気の本気と思っていない。だからこそ悲しいハナの恋心。この子が報われる日はくるのでしょうか。ハナ、無理矢理田中に改姓して、運命に飛び込んでしまいましょうよ。

『ありふれた異世界転生』

転生者の取締りやら困りごと相談を手伝うことになったこなぎ。初仕事は悪役令嬢ユフィーの依頼、ということは破滅フラグの回避かなにかですか? と思ったらまったくの逆。転生して悪役令嬢になったもののまるで破滅のフラグは見えず、穏当平穏平和な日々を送っている。家族仲よし、使用人も善良、幼なじみのお嬢様とも仲よしで、よいじゃありませんか! と思うけど、ユフィーにとっては不満足。悪役令嬢としての本分を全うしたい。むしろ破滅したい次第。

この自滅願望を叶えるのがこなぎの初仕事? ユフィーは予習も万全、破滅フラグも見事回避しきってみせるとやる気なんですが、あの神様に調整依頼したら、大雑把に即破滅もありえる。でもそれも本望というユフィーなのですね。

でもユフィーの願望を仲よしのご令嬢、クレアが阻む! 私たちの関係も失われてしまう、疎遠になってしまうかもしれないと、ユフィーに強引に迫って、その夢とやらを根本から変えてしまいましょう! ああ、ユフィーは悪役令嬢に転生したのではなく、百合世界に転生していたと判明。いや、ここで世界設定が捻じ曲げられるのですね!

かくしてすべてが丸く解決。なにもせず、クレアの介入ひとつでこなぎの仕事も完了。ええ、きましたよ。きたんですよ!

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