『まんがタイムきららフォワード』2017年9月号、昨日の続きです。
『あんハピ♪』。ヒバリの家のライフライン途絶問題、無事解決しましたね。食事の心配、お風呂の心配、不安にさいなまれながらスーパーにいこうとする途中に、はなこの母に拾ってもらえた。いろいろあったという事情、それを説明したらお家に招いてくれたんですね。緊張しながらの来訪。けれど母子ともに大歓迎で、そりゃそうだよなあ。お母さんの、困った時はお互い様、それがすごく安心させてくれましたよね。一緒にお風呂とかドタバタだったんだけど、けどこのお泊まりではなことヒバリ、ふたりの距離、ぐっと縮まりましたよね。はなこの母のことを知り、父のことも知り、なるほどはなこの敬礼ってお父さんからなんだ。そうした、新しく知ることがなんだか嬉しい、そんな回。ええ、彼女らの気持ちのふわりと浮き立つ感じ、素敵でした。
『なでしこドレミソラ』、香乃と陽夜ふたりでの練習風景。明るく明るく、実に楽しそうな陽夜と、どこか縮こまっている香乃の対比。けど、これはこれでいいコンビなのでは? なんて思ったのは、扉絵のふたり、和装で一緒に写真撮影しましたといったような風のイラスト、それがあまりに素敵だったからかも知れませんね。そして本編もどうやらそのようになっていって、ええ、マイペース、ほがらか、元気な陽夜に、ついつい香乃がつりこまれていく、そんな様子。雨天の帰り。ふたつの傘がひとつになって、相合傘だったのが、ふたり濡れてしまうことになって、けどそんなひとつひとつの、それこそアクシデントさえも楽しい、面白い。ええ、ついに笑ってしまった香乃。その心のほころんだところに、演奏したいと思える気持ちのわいてくるという、とても素敵な展開だったと思います。これ、香乃にとっては転換点だなあ。とてもいい転換点だったと思います。
『球詠』。いつもどおり練習に余念のない彼女たちですが、ああ、外は雨なんだ。ちょっとくさくさしながら筋トレやってる、その様子もおかしくて、けどこういうトレーニングがあるんだ。なんか面白いなあ。今後の試合に向けての意識をととのえたりね、そのやりかたもとてもスマートだと思う。そして公式戦用のユニフォームが配られて、メッシュ生地のユニフォーム。背番号は刺繍で、もう手にするだけで気持ちがひきしまるものがある。もう嬉しくて嬉しくて、用もないのにユニフォーム着てみたりね、そしてキャッチボールしてみたりしてね、そこで語られる野球のこと、自分たちのこと。はじめた時は4人だったのが、ただキャッチボールを楽しむだけになるかも知れなかった、そんな楽しいだけの部活動だったかも知れなかったのが、今はもう違っている。公式戦に臨もうとしている。にこやかにボールを投げあうその様子がとても感動的だったと思います。芳乃の野球が好きになった理由。最後の夏までサポートさせてね。あの言葉にあの表情なんて、本当に素晴しかったです。
『こじらせ BOY meets GIRL!』。これは驚きの展開でした。最近、家に帰ると柚宇がいることが多い。なんでだろう。なにか用があるのかな? 亨はにぶちんですねえ。というか、ええっ!? 柚宇と亨がつきあう、その展開はなしってことですか!? なんと柚宇、亨の姉、文花とつきあってるんだってさ! うおお、驚いた。そういう展開があるのか。しかし、あちらこちらに恋の芽吹きがあるものですよ。柚貴はどう見ても亨のこと好きでしょう? もうぐいぐいいってる。自分みたく胸が小さいのは亨の好みにあいますかー、みたいなこと、面と向かって聞かれてさ、いやほんと、亨よ、首を縦に振りたまえよ。かと思えば鈴は鈴で天野のことが気になっているようで、でも進展する兆しはあるのかないのかどうなのか。でもこの作家さんのことだから、きっとどの恋も進展するんでしょうなあ。となると、なにがそのきっかけとなるか、ですよね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第11巻第9号(2017年9月号)
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