2025年9月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、昨日の続きです。

『このままモブじゃ終われない!』

キリコちゃん、すごくいいですね。留年続きでこのままだと学校やめさせられそうな†黒雨∞ルシファ†の勉強を見てあげるというんです。キリコちゃん、ふたつも年下。けれど上級生。コモナに頼まれたからには手は抜かないと、勉強する気のないルシファをしっかりきっちり指導する。そのときの迫りかた! 厳しいふるまい! ああ、なんて素敵なんだろう。めちゃくちゃ魅力的。たまらんものがありました。

でも勉強教えるときは、丁寧で、むしろ優しいくらい。やる気のない、へりくつばかりのルシファに、自分なりの勉強に取り組む意義を伝えようとするその姿勢。まっすぐで、すごくいい子だ! ああ、キリコの株が上がる上がる。この漫画唯一の良心なのではないだろうか。ってくらい、キリコのこと好きになってしまいそうです。

ルシファにやる気おこさせるためにイラスト描いてみせたりね、漫画家アシスタントとしての能力もしっかり役立てますよ。と、ここに大人組がコスプレで参戦! ぐいっとルシファのやる気を引き上げてくれて、よかった、赤点回避だ! めでたしめでたしと思ったら、さらにその上、キリコにすっかりなついちゃうの、いやもう見事に素敵回でした。

『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』

楽器に興味のある夜市。まずは楽器のなんたるかを知るべく、楽器店にいきますよ。

春風に案内されて、いろいろな楽器を体験してみる夜市。ギター、これはレヴスターか。結構似合ってていいんじゃないでしょうか? と、次はベース、さらにはカホンと、それぞれ役割の違うの経験させるの、なかなかにおもしろい趣向です。

でもって、電子サックスなんかも紹介して、でも夜市は歌う人でしょう? だったら、サックスは向かないかも。いや、ソロだけ担当すればいいのか。カスタネットもやってみて、でもね、ボーカルで鳴りものならタンバリンでは!? GSだとわりとそんな傾向ありましたよね。

実際、夜市はなにを選ぶのか、それはわかりませんが、楽しい電子楽器、オンプトーンが気にいったようですよ。キャラクターモデルに興味ひかれて、うさタンク、それはなるほどベストマッチ! ともあれ、そいつをきっかけにちびっ子とコミュニケーションとって、一緒に歌ったりね、その様子が実にほほえしくも魅力的。

こうして一緒に音楽を奏でることの楽しさが描かれるのはとてもよいですね。そしてこれが宇佐美母にも伝わった? ライブに出ないかと誘われて、さあどうなりますでしょうか。しかも来週!? さすがに急すぎない? はたしてこれをチャンスとするのかどうなのか。なんかこう、音楽の魅力というか魔力というか、そういうのが夜市に味方してくれるとよいですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

真侑に思いを寄せるゆず。しかし真侑はまるでその気持ちに気づかず、むしろゆずは零のことが好きと勘違いする始末。これは真侑の自分への評価の低さがためなのかなあ。自分なんて、ゆずに思われるはずがないとか、そういう気持ちがあるのかなあ。だとしたら、双方にとって不幸なこと。本来なら避けられる不和やすれちがい、それらがために不必要な重荷を背負うことになっているんじゃないかなあと、心配になってしまうんですね。

ゆずも素直になれない子ですからね。さらにいえば、かなり屈折してる。真侑が好き。それはいいんだけど、いじめたい、いたぶりたい、そんな感情抱えてる子でしょう? 困ったなあ。このまま普通に仲よく、親密になって解決とはいかないよね。ええ、なんだか前途遼遠なふたりなのです。

今回、ゆずのターゲットは零です。零を排除すれば、真侑とふたりきりの時間を過ごせるようになる、はず。かくして零を呼び出し、貝殻水着を破壊する。そうすれば最後の羞恥心も失った彼女は敵ではなくなる!

というのだけど、記憶の戻りつつあるノクタンの思いが交錯したり、また真侑の介入もあったりして、なかなかことはゆずの思い通りに運ばない。かくしてゆずと真侑の直接対決と相成って、さあふたりの勝負の行方やいかに!

というか、このふたり、普通に仲よくなれればいいのになあ。どうしてもそんなこと思っちゃうんですよ。

2025年9月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、一昨日の続きです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

いぶき、本当に不思議な人ですよね。内気でコミュニケーションが苦手。おもてに出ることも少なかった彼女だけど、コスプレとなったらまるで人が違ったようにアクティブでアグレッシブ。亜子とお話してるときにね、SNSでコスプレ写真がBANされたって、対策してるのにって悔しがるんですけど、その衣装がまあすごい。胸元は画像加工で塗ってるっていうんだけど、それでもSNSの運営には駄目だと判断されてしまう。

その悩みが亜子と共有されないのがね、ちょっとおかしいんですよね。というか、亜子さん、容赦がないな。自分は露出魔じゃないからって、まるでいぶきが露出魔みたいないいかた! で、当然亜子からのアドバイスは露出を控えれば? というもので、でもいぶきは露出したい、えっちなのが好き。ほんと、内気なはずのこの人が、まるでタガが外れたように!

コスプレというのは魔境なのだなあと思わされる一幕でした。

でも別に、過剰に露出したいとかじゃないんですね。結果的に露出してしまうってだけで。女体の神秘を信じてる。女体が好き。ロマンとエロスを追い求めたその結果がBAN。ううむ、なかなかに難しいものがありますなあ。

そんないぶきと夫の帰り道。駿の鍛えたがたいに感謝する妻。その唐突さがまた面白い。このふたり、いいバランスですよね。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

椎奈と賢太、一緒に旅に出掛けます。院長さんから誘われての四人旅ですね。院長、伯井そのかの夫は、見目麗しい美少年!? でも悠さん、賢太より年上なんだ。すごいな。神秘ですね。椎奈がめちゃ驚いてますね。

旅館でね、家族風呂を予約するかと悠に問われて、戸惑う賢太と椎奈、とさらにそのか! って、そうなんだ、院長さんも恥ずかしいんだ。そうした認識が、椎奈に思い切らせたようですね。ほんと、この旅はふたりにちょっとした勇気? 開放感を与えてくれたようで、ふたり一緒のお風呂も、前よりももっと自然に。でもって身を寄せあったりなんかして、じわりじわりと接近する距離感がとてもよいんですね。

とかいうてたら、並べて敷かれた布団に狼狽する賢太さん! ああ、ちょっと意識しちゃいますか。うん、でもちょっとずつ慣れていきましょう。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

こちらの夫婦も旅行だ! まことのサプライズ、だったわけですが、その他もろもろの事情が夫の仕事を滞らせて、結果旅行先にもパソコン持っていくことに。それがまことにはちょっと寂しいみたいで、仕事する夫をひとりぽつねんと待ち、夫が一段落ついたと見るや、おわった!? と立ち上がる。ほんと、夫大好きまことさんだな。でもすぐには終わりませんよって、適当に観光でもしてきてと、そういわれて、ひとり旅先をめぐるのですね。

でも、ひとりでも充分に楽しめるのはまことのいいところですよね。さらには、たくさん撮った写真をヨシアキに見せにくる。そのときの嬉しそうな様子! ああ、いい人だなあって思う。ヨシアキはいい人を妻にしたんだなあって思わせてくれるまことさんです。

この旅行は、まこととヨシアキの温度差ないしは楽しみ方のスタイルの違いなんかを浮き彫りにして、それが相互の理解に繋がりました。ヨシアキが楽しめてないんじゃないかと心配する、残念とも感じているまことが、ちゃんと喜んでもらえているとわかって安心するところね。ええ、こうして時間や機会を重ねて相手を知っていく。それが実にすばらしいと思うんですね。

さて、並べて敷かれた布団に狼狽するヨシアキさん! こういうのは男の方が躊躇するのか!? そして個室露天風呂に夫婦で挑戦? まことの申し出を受けるのかヨシアキさん。ああ、受ければ椎奈賢太に並べるぞ? ええ、ここはぜひお受けなさいな、ヨシアキさん。

2025年9月28日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年11月号、発売されました。表紙は『ごきげんよう、一局いかが?』。キャラット独立創刊20周年をお祝いして、冴たち4人がドレス姿で花束持って登場です。皆、少しずつ色違いのお揃いのドレス。目にも麗しく、ああ、なんて素敵な表紙でありましょう。ここで一番大人っぽく見えるのが、一番年下の純礼というのもまた素敵。純礼の妹みたいな乃々花に、あどけない素直な笑顔が眩しい千星。そしてあでやか冴さん! ほんと、素敵な表紙であります。

『ばっどがーる』

夏コミにサークルで参戦した優と水花。ジャンルは亜鳥。って、そんなの売れるの? それこそ、オリジナルといっても過言じゃないよね? でも、ADCが一般参加する。ADCが参加する!? 幼稚園児がうろつくの!? ともあれ、それなりの需要はありそう。と思いきや、知りあいには到底見せられない! それどころか命の危機?

というわけで、優が知りあい連中全員にコンタクトして、自分たちのサークルから引き離す作戦を実行。その現場で、ADCの子たちと清が出会ったりなんかしちゃったわけですが、よかった、清にはちゃんと良識があったんだ! いやほんと、ただでさえ犯罪まがいなこの人が、ガチ犯罪に走るのではと冷や冷やしましたよ

そしてここでトラブルが。優さん、亜鳥先輩と邂逅! さあどうなる。優はナマモノ本人から逃げおおせるのか。あるいは妹もろとも、見られてはいけないものを現認されてしまうのか、よりにもよって本人に! まさしくピンチというべき状況。そして、優、水花はこの危機を乗り越えられない予感がします。

『mono』

お菓子の家づくり、どんどん話は進んで、お次は現代建築です。って、いわゆるビルディングを作るのではなく、斬新なデザイナーズビルみたいの作るってことなんですか!?

想像してなかった。ビルなら四角四面に貼りつけるだけで完成だな、とか思ってたのに、急に難易度増してきましたよ。これ、小学生に可能なのか? いや、高校生がまじってるか。いずれにしてもどの建物を再現するか、その選定からはじまって、なんと、面白い建物あるなあ。静岡の、なんか興味ある。なるほど、富士山世界遺産センター。そしてフルーツ公園も確認してみれば、なんと、おんなじようなのみっつほどあるんだ。

フルーツ公園の建物が選ばれたのは、一番作りやすそうというのもあるけれど、地元山梨の建物という理由もあったりしないかなあ。周囲の枠囲いをポキポキくんで作るっていうんですが、それはそれで大変じゃない!? いや、大変でもやるからやりがいなのか。

クリスマスの目標ができました。ということで、子供たちを先に帰して、高校生組でカップメン食べながら歓談。この、寒いなか、身を寄せあって温かいもの食べてるの、なんだかいい情景だよね。とか思って目を細めていたら、通りがかった郵便屋さんを驚かせてしまうっていうね! ほんと、ちょっとしたところになんかおもしろみのある、そんな漫画であります。

『ごきげんよう、一局いかが?』

乃々花さんの誕生日を祝います! ということで、なんかすごい会場、ホテルかなんかのレセプションルーム!? を借りそうになってる千星さまにびっくり。冴さんが青くなってるじゃありませんか。

冴の制止が効きまして、身の丈にあったお誕生会になりそうでまずは安心。場所は千星の家。ケーキはみなで作りましょう。2段の苺のケーキ! ケーキを思い浮かべている冴がかわいい! からの、千星の家に招かれてテンション上がりまくってる乃々花よ! すばらしいな、最高ですよ。

ケーキづくりを指導してくださる、千星家のコック、飯野さんがまたいい人で、千星お嬢様がお友達とお菓子づくり。涙ぐんじゃって、まあ、ほんと、愛されているんですね、千星さま!

ここからの描写もまたまたよくって、嬉しくてはりきる純礼! 千星の部屋に通されてキラキラ乃々花、からのバフーン! 最高の誕生日ですわ! なんだこのコンボ! テンションの高さもそうですが、戻ってきた千星の前で取りつくろう乃々花、なんか口がHになってるの、すばらしいよね、ぬいぐるみにして売りませんこと? いやもう、最高の誕生日エピソードでありますよ。

今回のメイン? 忖度麻雀改の様子もまたよくて、乃々花をサポートしたい純礼を出し抜く冴! ドラをプレゼントするはずが四槓流れになったりする、このどたばたからの、忖度活用国士無双! いやもう、大喜びの乃々花さん、愛らしすぎる。もうこの子たち、全力でちやほやしたくなる。そんな魅力の溢れかえる回でした。

そして皆でケーキをいただきます。喜びかみしめる乃々花さんが麗しい。プレゼントのエプロンに感涙! いやあ、最高の誕生日を更新していっていませんか!? よかったねえ、乃々花さん、とか思ったら、翌日熱が出ちゃいましたか!

そんだけ嬉しかったんですね。ここでまたお見舞いイベントとか発生しちゃったりしませんでしたか? だとしたら、熱出しても嬉しい乃々花さんですね。ええ、ちやほやしたくなる。この子たちの喜ぶイベント、矢継ぎ早に発生してほしいのであります。

2025年9月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年11月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ほがらか山下さんが、どーんと両手広げて登場です。その向こうには、頬染めた榊医師がぶりっ子ポーズ? でもなんで? と思ったら、コミックス42巻の表紙パロディなのか! しかし榊医師と入れ替わってなお違和感のない山下さん。その頼もしさ。さすがです。この他に、『沖浪荘202号の漫研部』、『かむろの異国料理帖』のカットもございます。

今月は新規ゲストが1本です。

『理想のカワイイを叶える魔法』

カワイイものが好きなのに、地味な自分には似合わないと決めつけている主人公。そんな彼女が買った可愛い衣装。それが誤配で、隣人に知られてしまった! しかし、その隣人、男性なのに女性向けブランドに詳しい! しかも、その服着てみせてくださいよと積極的にアプローチしてきて、断わりきれず一緒に出かけることになってしまった。

そんな彼女の経験するできごと。自分には似合わない、そう思っていた。隣人からすすめられるリボンも自分にはあわない。そう思うと買えなくて。こんな調子でどうにも自信が持てないでいるのですね。

隣人がもう一件つきあってほしいというのです。いった先は隣人の勤め先。美容室で髪のセットをしてくれた。美容師になったのは、その人の魅力を最大限まで引き出したいから。その夢に命ぜられるまま、主人公の髪を、メイクをしあげてくれて、それが彼女の自己認識をがらりと変えた。

かわいさの魔法。まさにその真価が描かれた漫画です。

『クールな氷上さんは迫りたい』

今回は、クールな氷上さんに迫りたいエピソードでしたね。迫るのは木下。課長に迫れないでいる氷上から、どうやってふたりの時間を確保するか相談を受けた。ふたりでいろいろ考えたその先に、友人が恋心を向ける相手、栗園課長に興味を抱く木下。栗園と同期の上司に聞いてみたり、また栗園本人に接触してみたり、なぜ独身なのか、氷上のことどう思ってるか、いろいろ情報探るんですけど、これといったものは入手できずに終わります。

さて、栗園は栗園で、氷上との距離について考えあぐねて、けどオフィスでのちょっとした会話で氷上の心を見事にスナイプ! ああ、課長は人たらしでありますか! これはもう氷上さん、抜き差しならんですねえ。

このところ氷上との時間をとれない栗園。距離も感じるなんていってる矢先に、妹くるみから着電。今度の休み、たこ焼きパーティしようぜ! との誘い、ああ、これは氷上も呼ばれるな! ええ、なんか動きがありそうですよ。

『もどかしコンプレックス』

しーさんとの交流を深めるmochi。彼のオフ生活の充実は、しーさん相手だけなのだろうと思っていたのだけれど、これはどうも私の思い違い。というのも、今回の会話相手、enonさん。声を聞けばクールなお姉さんといった印象の彼女と、好きなアニメ映画の話をしたところ、一緒に見にいったのがしーさんだっと白状してしまって、さあ大変。デートだ、仲いいですねと、その後のやりとりなんかも聞かれて、ますます惚れちゃいますねって、なんだかからかい半分? 応援半分? ちょっとくすぐられちゃうmochiであります。

mochi、そんなenonとまさかの邂逅です! しーさんから借りたハンカチ。返そうと思うもよれよれ。ハンカチしゃっきりさせるためのアイロン買おうと出かけた先で、しーさんのお礼の品も探そう。となるも、なにをあげたものか迷いはじめる。そこで助けを求めた相手がenon。近くにいるからと落ちあうことになって、さあenonさんはどんな人なのか!

mochiのオフ活がさらに広がる。ああ、この出会いや、いかなる変化をもたらすか。なんか一波乱あったりしますかな?

『となりのフィギュア原型師』

はぐが最近ソフビにハマっています。それでソフビオンリーの即売会にいく。ひとりでいく。いよいよ自分でも作りたくなってきた。そのためのリサーチにいく。

同じアパートのフィギュア好き青年とは一緒にいかない。かちあっても困る。明言したはぐだけど、まあそんなこといっちゃうと鉢合わせちゃうもんですよね。

即売会会場であちらこちら見てまわってたらですよ、人気のブースに並ぶ畷くんと遭遇してしまった! と、ここではじめて気づいたんだけど、となりのフィギュア原型師。はぐがその原型師のひとりであるってわけかあ! そうかあ。今やフォーカスはせつか半藤から、畷はぐに移動したってわけですかい!?

かくして落ちあうはぐと畷。ふたり戦利品について語りあう、その時間の楽しいこと! と、そこに現れたのがはぐの同業者。見た目がヤバい野呂井氏とキリング・ジョージ氏なのですが、彼らからはぐの秘密が畷に漏れてしまう!

さあ、どうなる、はぐと畷の関係!? って、まあ、悪いことにはなりますまい。というか、畷くん、はぐちゃんに尊敬のまなざしじゃん! はぐはもう会えないとかいっちゃってますけど、もちろんそんなわけありません。これからもおつきあいは続きそうですよ。

2025年9月26日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、昨日の続きです。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

佐渡への移住を果たした穂夏。ゆったりと流れる佐渡の時間を満喫するも、生活し続けるには先立つものが必要。となれば、収入を確保しなければならない。わかってはいるのだけど、仕事を探すとなるとまた一苦労。体力仕事か車の運転が求められる仕事ばっかり。ああ、そうなんですよね。結局なにをするにも体力、フィジカルなパワーがないといかんのですよ。

ひとしきり穂夏に共感したところで、月渚が来訪、話が動きはじめます。仕事を手伝ってほしいと連れていかれた先は柿園。子供たちのおけさ柿収穫体験の引率をするというのですが、同じく月渚から声をかけられたロゼと一緒に、説明ゼロ、経験ゼロからのスタートとなりまして、はたしてうまくいきますことやら。

と思ったら、ロゼはそつなく子供の世話しておりますね。では我らが穂夏というと、柿ひとつ収穫するにも全力! 子供にすっかり先を越されて、でもまあ子供の引率が役目だから、収穫の手が遅くとも問題はありますまい。

でも、穂夏、しくじっちゃうんですね。やたら手際のいい月渚のこと見ていたら、見ているべき子供を放置しちゃった。より大きな柿を求める子供は、高い場所の柿をとろうと禁止されていた脚立に登る。

そのままなにごともなければよかったのだけど、運悪く、高所から落ちてしまうのですね。

そのピンチに飛び込んでいったのがときこ様。落ちた子供を受けとめて、そしてお説教。厳しいお姉さんだけど、むやみには怒りません。子供の反省をうながして、そして子供が無事なことに安心して、さらには目を離してしまった穂夏にも温情ある対応。ほんと、いい人なんだなあって思わせてくれるときこ。ロゼが言葉を尽くして讃えるのもわかろうというものです。

さて、最後に穂夏の就職問題が解決しそうな気配です。博物館の受付係に空きがあるかもしれない。ああ、これで佐渡での生活はなんとかなりそう、と思いきや、やっぱり運転免許は必要ですか!?

ということで、穂夏、近々、なんとしても免許をとらねばならなくなりそうですよ。大丈夫なんかな。心配です。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

甘那と美都、一緒にファストフード店、ハンバーガーショップにいきました。高級なお店じゃなく、カジュアルなチェーン店。お子様向けセット買ったらおもちゃがついてきそうなお店ですよ。

はじめてのハンバーガーショップにうきうきがとまらない美都です。お家では禁止とかどうとか以前に、選択肢にさえならなかったタイプの店。そうか、眼中にありませんでしたか! でも脱法気分というのはよほどの誤解があるとみえる。さすがに甘那もツッコまずにはおられなかった模様です。

さて、はじめてのハンバーガーショップでは、食事しつつもおしゃべりメインといった感じになりました。甘那が中学時代の写真を美都に見せたもんだから、美都、喜んじゃいましてね、そして美都も昔の写真を見せる流れに。といっても、美都のそれは全然カジュアルじゃないなあ!

写真館で撮るやつ出てきた! と、はじめて見る美都の父母。中学時代の幸町は幼なげに見えて、そしてイメチェンした理由が姉に憧れてというの、甘那がちゃんと察するのがとてもよい。

そして美都の家族の話になりそうなところで、甘那にしっかり着弾するところ、これもまたよくて、ええ、甘那は美都のよいお友達。かけがえのない、大事な大事なお友達なんですね。

2025年9月25日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、昨日の続きです。

『球詠』

ものすごい緊張感。

同点で迎えた最終回裏。姫宮にランナーを許し、さらに盗塁、二塁にまで進まれてしまう。この時点で、ノーアウト。一発でもヒットが出たら逆転? アウトをひとつとるもさらに進塁され、ゴロやフライでも逆転。スクイズだってあるかもしれない。さらにピンチに追い込まれてしまう新越谷です。

ここから続く攻防、かけひき。いかに打たせないか。いかにアウトをとっていくか。ピッチャー、キャッキャーの交換する情報、それが重なるほどに緊張感も増すようです。新越谷のメンバーたちもその緊張感を共有し、失敗は許されない。ひとつのミスも負けに直結する。

そんなプレッシャーのなか、ひとつ、またひとつとアウトをとっていこうとするのです。

けれど、ほんとにまさかですよ。あと一球でこの回が終わる。ここに光の渾身の一球が打者を打ち取る。打ち取ってくれるだろう。そう思わせてからの描写の刻みがすごい!

ただの一投に1ページ、また1ページと重ね、そしてついに放たれた球は、あろうことか制球ミス! 瞬時青ざめる光に、同じくなぜここでという疑問にとらわれる仲間たち。打者のバットはボールを捉え、センターに運ぶ! どうかフライになってくれという思いも虚しく、ボールは外野に落ち、勝利を確信した姫宮!

ああ、ここで新越谷の夏は終わるのか。瞑目したそのとき、岡田が前に出ていた!

初回の読みでですよ。あまりの緊迫感に耐えられず、光の制球ミスから岡田の返球がアウトをとるまで、ものすごい勢いでページをめくって、一気に読み進めてしまった。そうでもしなければ到底耐えきれなかった。読んでるだけでそうなんだから、こうした局面に立つ選手たちはどれほどの重圧を受けるのでしょう。本当、息詰まるとはこのことかと思いました。

一息に読み進めてしまったもんだから、機微なんてものはわからない。ということでふたたびページを戻して、今度はじっくりと読みました。そして迎えるタイブレーク。そこで出たホームラン。ああ、タイブレークだから、これで3点はいるのか!

これが決勝点となるのでしょうか。続く裏の攻撃で、姫宮がいかながんばりを見せるか。あるいは、緊張の糸が切れてしまったそのままに敗退していってしまうのか。

いやほんとう、姫宮の選手の心情も描かれるから、彼女たちの大会がここで終わるというのもまたつらいのですよ。もう今月は、このエピソードひとつ読むだけで息もたえだえ。ここでリタイアとあいなりました。

2025年9月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年11月号、発売されました。表紙は『しゅがー・みーつ・がーる!』。美都と甘那、ふたりでお出かけ? お揃いのセーラー衣装は元気さと愛らしさが同居して、そしてトロピカルなドリンクをふたりでシェアするその様子。照れながらも懸命にクールを装う甘那が、そしてただ爛漫と嬉しさをほころばせる美都が、ふたりともにこれでもかとかわいらしくいらっしゃるのですね。しかし、いつになく表情をやわらげたふたり? その服装もあるのかな? 普段以上に幼く感じさせられて、ふたりの中学時代など思わせたりする雰囲気ですよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『お姉ちゃんは宇宙人!』

おそろしい漫画だな! いやね、だって、姉が実は宇宙人でした。しかもアナクロタコ型宇宙人。人の皮を着込んで、この家の長女に擬態している。じゃあ本当のお姉さんは!? と思ったら、もともといませんでした。家族をしれっと洗脳して、長女のわたしがいることにしちゃってたというのですね。

そんな姉の本当の姿を目撃してしまった妹よ。いやもう、そんなカジュアルに家のなかで正体あらわにしていていいんですか、お姉さん! おかげで思いっきりバレてしまって、よくこれで今までバレずにきたもんだよ。と思ったら、そうか、バレてたんだ……。でもってそのたびに、記憶をいじっていたんだ。

おそろしい漫画ですよ。

でも、姉にいきさつを聞かされて、誰にも秘密は話さないからと洗脳を勘弁してもらった妹さん。気を許した姉のしくじりに驚かされながらも、また優秀でけれど時に個性的すぎる姉の言動に納得しながらも、ふたりの関係はかわらず進んでいく。

そしてそれは、宇宙人を取り締まるというエージェントに踏み込まれてなお変わるところはなかったんですね。

出オチみたいな漫画でした。けれど、そうでありながら姉と妹の関係、ずっと姉に憧れてきた妹の心情もろもろしっかり描いて、しっかりと物語を引き締めていました。これからも続くふたりの関係に安堵させてくれるラストを引き立てて、ああおもしろかったなという感情とよかったと思う気持ちの残る、よい小編にしあがっていたと思います。

『ミッドナイトエラー』

夜の学校に忍び込んで、バール片手に狼藉はたらく主人公。と思ったら、学校に暮らしているというのが出てきたり、さらには夜の教室でお祈りしてるのまで出てきたり、なんだこの学校、不審人物が多すぎないか?

というところからスタートしてみせて、実際それぞれが不審人物というのだから困る。お祈り少女は月が落ちてこないように祈祷しているとかいっちゃってるし、と思えばバール子は校舎の窓を躊躇なく割る!

あかんやつや! と思うも、このあかん行為が話を進めるのには驚いた。というのもがっこうぐらしのお嬢さん、実は魔女でこの学校に封印されている。それが窓の破壊でだんだん自由を取り戻し、でもって解放された魔法の力でもって、実は幽霊だったお祈り子に力を提供! かくしてバール子のおかげで魔女子も、さらには幽霊子も自由を取り戻すにいたるっていうんですね。

で、バール子なんですが、この子は普通の子なの? とくになにかのっぴきならない理由があって、夜の学校に出入りしてるわけじゃないの? だとしたら、一番あかんのはこの子なんじゃない!? ともあれ、この子の話した、皆を閉塞感から解放するという使命。あながちウソではなかったんですね。

『その魔法少女は、呪われている』

長期にわたり繰り広げられる魔女と魔族の戦い。それは孫子の世代にまで引き継がれ、ともないその末裔ヴァレとノカも争いを続ける運命にある? けれどそうした因縁は、だんだんと形骸化していっているのかもしれないね、というお話。

ノカの呪いで、素直な魔法少女に変化させられたヴァレ。ふたりともが世界を超えて、我々、普通の人々が暮らすこの世の学校に転移してきてしまった。突然のコスプレ少女にざわめく生徒たち。逃げ出すも、ヴァレは学校のなかで迷い、そして教師にサボりと思われてお説教。てんやわんやの騒ぎのなか、魔法少女好きという子にお弁当わけてもらったりと、交流持つにいたるのです。

助けられて、また恩を返してと、そうした先に描かれたのは、魔女と魔族と、そして人間と、種族を違えた子たちの対話。これまでは相容れなかった。そう思っていたヴァレとノカだけれど、そうじゃないんだと人の子が教えてくれて、いずれまた会いましょう。そんな感じで別れてゆくのは、すなわち友達としての約束が結ばれたのありましょう。

これまでも決して仲が悪かったのではなかったと思う。ただそれを素直に伝えられなかった。その素直がここに果たされた、というお話と感じました。

『解放☆マジカルパワー』

魔法少女って大変だ。人に隠れて、ヤバいバケモノと戦う日々を送るはなつ。しかしそのせいで日常生活はがたがた。夜寝るだけじゃ足りなくて、授業中も寝ていたら、成績なんてからっきし。教師の覚えもめでたからず、かくして厳しい風紀委員長に毎日追い立てられるようにして、課題やら反省文やら、やっつけるはめになっているというのですね。

この風紀委員長。はなつに興味があるという。少なくとも、そうした問に同意した。ということはもしやお友達になれるんじゃ!? なんて夢見るはなつだけれど、そうした夢は儚く散るのであります。

というのも、風紀委員長の正体は悪の魔法少女。風紀委員の立場を利用し、はなつの力を探っていた! 突然明かされる衝撃の事実に戸惑うはなつを、容赦なく襲う悪意! しかし正義の力か、願う力か、はたまたはなつのやけくそか、縛られる心を解き放たんと、悪の魔法少女ユイコに歩み寄るはなつのその思い。

ああ、通じたのかどうなのか。ユイコはこの場から姿を消し、かくしてふたりは別れ別れに? と思ったら、翌日も普通に課題につきあってくれるんじゃん!

こうして友達になったふたり、といいたいけど、ユイコから殺意は消えていない。この運命をはなつはくつがえすことができるのか? ええ、いずれ見事にくつがえしてほしい。その暁には、ふたり名前で呼びあう以上に深い関係になれるといいですね!

2025年9月23日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

おお、つくしの船出ではありませんか! SNSのアカウントを作ってもらいました。そこにこれまでのぬいぐるみを公開したら、あれまあ、ものすごいこと大人気になっちゃいましたよ。ある程度は予想していたこばとも驚く3.1万フォロワー。これはそのまま仕事にできるのでは? と皆が色めきたつなか、ひとりネガティブなつくしが、なんか他人事ではない!

好評が並ぶコメント欄から、あえてネガコメをピックアップしちゃうつくし。裁縫を仕事にしたら? といわれても、自分よりうまい人はいくらでもいるし……。いくらだってネガティブになれてしまうつくしなんです。

でもそんなつくしをはげましてくれる人がいる。背を推してくれるユーリ! こばとも応援してくれるっていうでしょう? きっとメイメイだって同じ。皆がつくしのこと、これだけ気にかけてくれるのは、これまでつくしが皆に与えてきたものがそれだけ大きかったからだと思うんですよ。ええ、この味方の存在、それはこれまでのつくしのふるまいあってのものなんですから、安心して受け取るといいのです。

で、今回もうひとつ問題? 話が動きましてね、ききょうさん出現。殺し屋の組織のその後がちょっとうかがえて、このまま廃業もよし、継続もあり? 次回、ボスの代理をつとめるききょうの訪問を受けるユーリの選択ないし回答やいかに。ええ、なんだか状況の変化も見られるのです。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

季節の話題ではありませんか。台風がきます!

でも台風のこわさを知らないアーシャさまはアイス片手にあどけない表情なさって、まあかわいらしい。以前の台風はちょっと風が強い程度、たいしたことなかった。すっかりあなどっていらっしゃるのですね。

ところが台風に直面したアーシャさま。扉にて、顔色なくして、まあどれほどの威力だったのでしょう。それは本編で物語られることになるわけですが、いや、台風こわいですよね。昔よりもずっとこわい。だってね、戦後のなんたら台風とか被害が語られる大型台風って、インフラも脆弱だし、家屋も強くないし、それで被害が拡大したのかと思ってたんだけど、どうも違う。数年前からたびたびやってくる巨大台風。技術が進んだはずの今でも、でかいのがきたら、いくらでも大被害が出るんじゃないですか。

そのことを思い知らされてからは、台風がこわくてしかたない。ええ、アーシャさまも今回の経験で、そんなトラウマ抱えることになりそうです。

台風の被害は家屋だけでなく、農作物にも甚大な損失を与えます。なので緊急対策会議。できることをやっていくというのですが、それでも駄目なときは駄目。なので被害が出る前に、小さくとも収穫しちゃったりと大変。予定はくるうし、収量も減るだろうし、自然相手とはいえやりきれないですよね。

それで実際、台風の直撃を経験して、大きくはなくとも被害は出てしまいましたという今回。倒伏した稲を見て泣いてしまうアーシャ! 同じく悔しさにしかめっ面するそだちと、もうほんと農業は大変。それでこれから、倒伏した稲を起こしていくんですか? いやもう、これ、呆然とするなあ。いやほんと、自然相手とはいえ、めちゃくちゃ大変ですね。

『スポチャン!』

新年度を迎え、進級したももたち。そして来たれ新入部員! 新入生歓迎会は部活紹介にて、新1年生たちにスポーツチャンバラの魅力を伝えようと舞台に立つスポチャン部員たちであります。

とはいえ、なんか前途多難よね。最初はよかったアメリアだけど、スポチャンの知名度の低さに直面させられ再起不能に。残る部員は、気配を断つももに、寝てしまっているレイ。頼りはあかりひとりだけ!?

この逆境で、体験したい1年生を舞台にあげて、ももを相手に長剣を振ってもらおうというのです。

これがまるでうまくいかん。ももはどうしても回避しちゃうし、さらにレイは、寝惚けたまま1年生をノックアウト。いやもう散々な紹介となってしまったんですね。

でもちゃんと部員ははいってくれましたよ。体験してくれた神田ふわり。そしてももを敬愛する雪平りん。ああ、りんちゃん、ももとぐっとお近づきになれてよかったね! ええ、これからはりんももの時代ですよね! とうきうき気分でいたら、次号、最終回!

ええーっ!? なんてことですか!?

ともあれ、ここで短刀のレイと棒のももが本気対決をします。レイの一番得意の獲物、短刀を手にしてなお本気を出すと宣言した、その意味やいかに。それだけももが実力をつけたということ。さあ、ここでももはレイに一矢報いることができるのか。

まさしく、もものこれまでが試される一戦。もも、レイ相手にその実力を発揮できるか。そのゆくえに注目せざるをえません。

2025年9月22日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『エイティエイトを2でわって』

うまいコーヒーでの演奏が好評な美弦たち。時間を拡大してのプチ演奏会など提案されて、美弦奏組だけでなく、来夢ゆず組にも演奏してほしい。これはもう本当に嬉しいお話であるのですが、しかしゆずさん、ちょっとしたピンチです。

来夢は頼りになるからと、あっちからこっちからひっぱりだこ。生徒会活動に加えてそれでしょう? なにをやるにも時間がない。日々のピアノも練習時間捻出するのに必死で、と、こんなわけですからなかなかゆずと一緒にいられる時間が持てないんです。

ゆず、平気なふりしていますけど、結構こたえていたんですね。相談もちかけてもいいんだよっていわれて泣いちゃって、ああ、ああ、もう大変だ! これはちょっと来夢さんにもゆずの気持ち状況お伝えして、ふたりの考え、気持ちもろもろ擦りあわせないといけませんね!

『へるしーへありーすけありー』

ああ、これはおもしろい回だ。漫画で読む日本画入門! ヨモギが七草の絵の具に興味を持って、日本画ってどうやって描くの? それであさひに教えてもらうことになるんですね。

画題はかんたんヨモギさんとよもぎ画七草のふたり。そいつを転写し骨描きし、胡粉を塗って、絵の具で色付け。言葉で書くと簡単だけど、やってみるといろいろ大変。だって、胡粉を練ったり絵の具も練ったりしないといけない。以前あった、水張り回みたいに、その手順が丁寧に説明されるわけですね。でもってそれがおもしろい。ヨモギたち未経験者の反応があって、それを見て経験者が楽しむ。その温度感を見るこちらも楽しいってやつなのですね。

しかしこうしてできた小さな絵。これがまさか七草のコンプレックスを直撃するとは! しかもこいつがTシャツにもなって、ということはいずれ読者プレゼントに!? と思って確認したら、今月号にはありませんでした。

いつかこの柄のTシャツが出たらいいですね! 読者プレゼントならぬ、きらら展限定販売とか、売りさばくルートはいろいろありますぜ?

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーに恋の予感リリか!? イオリやルナ、さらにはママとマツバを見て、自分も恋がしたいとのたまうリリーです。どうせなら絶世の美少女とつきあいたい。そしてその望みはすぐにもかなえられるのであります!

転校してきた庭白美女さん。美女と書いてマドンナと読む。その彼女にリリーが心動かされたのです。でもどうやって声をかけたものかわからない。まごまごするリリーに、そんなリリーをからかうイオリ、ルナ。どうもこの恋は遅々として進まない系のあれですか? と思ったら、危険因子、カノコが介入。好みドンピシャではないものの、美少女であらばタイプは問わない危険人物。当然マドンナにも手を出そうとするのです。

マドンナが毒牙にかかろうとするそのときに、飛び込むリリー。イオリの尊厳と引き換えにマドンナを救出し、そしてふたりの距離はいよいよ縮まろうというのですか!? きますか? くるんですよね? きましたよね!?

これがね、まさか敵性宇宙人の監視に送り込まれたエージェントとのコンタクトだなんて思わないじゃないですか。マドンナ、リリーの監視を開始して、さあこの関係はどうなる。リリーの恋心を利用する気リリか? マドンナさん!

と思ったら、マドンナもリリーにその気じゃないですか! いいですね! すごくいいですよ! ええ、このままいってしまいましょう! ブレーキは踏まなくていいですよ!

2025年9月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『ゲームセンターのこころ』

こころ、バイトが本当に楽しみなんですね。制服試着してるときの、期待に溢れたその表情がすごくいい。緊張しながらの出勤も、頼れる先輩がいるから不安なんてない、と思ったら、雰囲気がこわくて敬遠していたバイトさんに遭遇して、もはや瀕死! 冷水ハルさん、はやくも1キルなわけですが、これではたしてうまくやっていけるのか。

こころの初仕事は鍵を預かっての、機器メンテナンス。やこの指示のもと、クレーン機の掃除をし、店内の掃除もし、景品補充もし、とまずはうまくやりおおせたのですが、開店してからはどうにもできることがなくて立ちつくすばかり。

と、そんなこころにお客さんからお声がかかる。クレーンゲームの景品がとれなくて困ってる。ところがどう対応したらいいかわからない! 困るこころに、ハルがさらなるプレッシャーをかける!? からの、思いきったこころのクレーン操作の冴え!

見事景品を獲得し、お客様も満足。ハルからも褒められて、ああ、いい体験しましたね。苦手な接客もまずは経験値獲得? そしてハルとの距離も縮まったようでなによりです。

『ぬるめた』

ゆきプロデュースのくるみ改造。その結果やいかに!

まあ、残念なことになってしまったんですけどね。くるみをアクスタにしたい。ところがあっちもこっちも物理的にツンツン少女になってしまって、ああ、改造とはかくも難しいものだったのでした。

ちあきに頼みこんでアクスタ化はなったのですが、まあかわいい! しかもポーズも自由なのか。でもこの趣向が誰の理解も得られない。自分の推しのアクスタと、推しともだちのくるみを、同一次元に並べたかった。

でもちあきは推しをそもそも解さない。多少は推しを理解するさきなも、アクスタ趣味はわからない。かくして四面楚歌のなか、皆から変なこという人と思われてることに気づいたゆきです。って、そうだったっけ!? 自分のなかでは、たまに暴走するけど、一番の常識キャラってのがゆきイメージよ!?

ということは、ゆきを普通と認識する自分のそこにもまた歪みが!? ああ、おそろしいことを思い知らされた今回。まずはともかく、ウクレレのぬいぐるみが欲しいと思ってるところからして、ゆきに近しい考えはあるのかもしれません。

『アイドルビーバック!』

ついに元プロデューサーとの再会を果たした新生アイビバ。しかし元Pはすっかり意気消沈してしまっていて、まるで会話が成立しない。この弱気、腰の低さはもともとのものなのか、あるいは自信喪失がためなのか。いずれにせよ、まずはもろもろの許可が得られたことはよし。けれど気持ちはすっきりしないという、なんともいえない状況になってしまったのですね。

その後届いたメッセージには真摯な言葉がつづられていて、これだけでも元Pがいい人であるとわかる。それだけに、元Pを元気づけたい。かくして急遽公民館でアイビバライブを開催するとあいなって、うわ、田舎すごい。噂ネットワークであっという間に告知が完了しちゃうんだ!

あんじゅからのメッセージに心乱れる元Pなれど、そろりそろりと覗いてみれば、そこに繰り広げられるアイビバメインの祭の情景。ああ、これは元Pの自信になるのか、その逆なのか。いずれにせよ、これは元P、あなたのまいた種が咲かせ実らせたものなのですよ。だからもっと気持ちを強くもって、自分を信じて受け入れて、そしてアイビバの子らに向きあってあげてほしいのです。

2025年9月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、昨日の続きです。

『SAN値直葬!闇バイト』

あかりのしくじり、こうしてちゃんと追求されるんだ! 店の敷地を勝手に農地にしたことをしかられたあかりたち。こよちゃんは巻き込まれからの大やらかしなんですけど、あかりが店長を必要以上に怒らせたもんだから、ふたり過酷な倉庫掃除を課せられてしまいましたとさ。

しかし、あかり、まるでというかやっぱりというか、反省の色が見えない。さすがにまずかったなあとは思ってるぽいんだけど、この態度を見るに、機会があればまたなにかやらかすぞ。そう思わせるに足るだけのふてぶてしさ感じさせるのがすごいですよね。当然というか、店長もさすがにお見通し。まさかの素手便所掃除が命じられるとか、うわあ、これ、キツいなあ! いやほんと、カルトだよね。というか、そういう会社や学校が現実に存在するというのがまたキツい。あかりのいう通り、ガチの闇ってやつです。

今回の倉庫掃除、こよにとってはいいこともありましたね。へんりとの再会かなう! とはいえ脳だけになったへんり。ふたたび元気な姿を見せてくれる日はくるのでしょうか。それこそ猿の手さながら、なにか変化があるごとに酷い展開が待ってそうな気もします。

倉庫掃除はかれんが提供してくれたロボット掃除機が解決してくれて、でもなあ、立体的に清掃するタイプ、こいつ見た目がSAN値削るなあ……。からのあかりの失言。ええ、めずらしく失言しましたね。あやうく自分の無用を証明してしまうところでしたよ。

とはいえ、機械なりAIなりが、ここの異常な状況に対応できるのか? 一度でいいから試してみてほしいですよね。

『セーラー服と関西弁』

夏を目前とした薫たち。薫は白のセーラーが似合わないとかいってますけど、そんなことないよ、かわいいじゃん!

と、今回はそれどころの話じゃありません。高校初の夏休みに期待漲らせる楼蘭他ではあるのですが、まっちょ先生から厳しい現実がいいわたされる。いわく、期末テストで赤点とったら、夏休み中に補習が待っている。それ聞かされて焦りはじめるまつりなんですけど、なんと今回は薫も楼蘭も頼れない!? ピンチに直面し神頼みに走るまつりなのですが、そこに現れたのがまっちょ先生!

ああ、まつりの勉強につきあってくれて、これでまつりの夏休みは無事やってきそうですね! と思ったら、先生、自分の担当強化の英語しか特訓してないの!?

ああ、これは本格的に補習の夏になりそうですね。

『神絵師のおしごと』

うわあ、シロちゃん、ソラちゃん、スーツだ! かっこいい、かわいい! 最高! もう今回はこれだけで充分もとがとれた気分ですよ!

とりわけ眼鏡がいいですよね。凛々しく、デキる女感出してきて、しかしこれどういうサービスなの!? と思ったら、宮司になるといった小夜の面接なんだ。小夜の得意や意気込みなどなど聞き取りしようというのでしょうが、どうにもこうにも自己肯定感情が低い小夜です。もみじ曰く、コスプレとSNSという強みがあるはずなんですが、小夜にはそれらは強みとは勘定されていないようなんですね。

もみじには算段があります。神社の広報用アカウントを作る! 公式アカウントを作って、それを小夜が管理する。もみじのイラストも、今後は公式アカウントから発信する。なんなら小夜もコスプレを載せていったらどうか?

とのアイデアも小夜本人から否定され、既存のキャラにならなれても、ただ巫女の格好した自分では人前に出られない。とんだウイークポイントだ! と、ここにまさかのシロからナイスアイデア、ツバキ様のコスプレしたらどうか!

いやもう、これ、すばらしかったですね。ツバキ様になりきった小夜。めちゃくちゃかわいい! ダブルツバキ様に挟まれて、限界迎えてるもみじもいいですよね。そしてツバキ様御自身のおことばによる、公式アカウント初ポストに、小夜のコスプレツバキ様も降臨なされて、ああ、なんとうるわしくいらっしゃることか!

本当、今回はあっちもこっちもすばらしい。心いっぱい胸いっぱいのエピソードでした。

2025年9月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年11月号、発売されました。表紙は『魔法柴犬★はなまる』。メインに大きくはなまるちゃんがハートをいっぱいふりまいて、それがまあかわいくってですね、そしてハートのなかに、ハートの風船持った愛莉、瑠夏、ポメルンがアクスタ仕立てでぷかぷか浮いてて、またこれもかわいいんですね。こんなアクスタあったら欲しいよね、と思ったら、今回の読者プレゼント、アクリルチャームじゃん! しかも瑠夏がはなまる(犬のすがた)ぬいを抱いてる! これは、これはいいですね! と思ったら、ポメルンがいない! ええ、はなまるちゃんに出番を奪われちゃったようですよ。

今月は新規ゲストが1本です。

『えーけん!ザ・ムービー』

ご令嬢袖からはの趣味は自室での映画鑑賞。ポップコーンもバケツで用意して、ホームシアターでの鑑賞。で見る映画はというと、どうにもB級!? サメ映画が大好きなのですか。

そんなからはが、無体を働くメイドのおうぎと仲違いしたことから、メイドのシオマに閉じ込められてしまった。ふたり仲よく映画を見るまで出られません! 粋なはからい(?)なのですが、それで見る映画が『宇宙サメ幽霊VSペットボトル博士』。あかん! タイトルからしてもうダメっぽい! と思いきや、お嬢様屈指のおすすめだけあって、そうか、感動作なのか。めっちゃ泣けるのか。

かくして仲の深まったからはとおうぎ。よかったね! めでたしめでたしじゃん。ふたり一緒に学校で映画研究会をやろう、からはが誘って、いいお話だったなあ! と思わせてからの2週間監禁! ほんと、思わぬところに落とし穴あり。というか、ふたり、よく無事だったなあ! お嬢様の部屋、備蓄があってよかったよかった! でありますよ。

『魔法柴犬★はなまる』

パグコの落ち着き先が決まりました?

夏の暑さにまいってしまったパグコ。そこに通りがかったのが瑠夏、璃夏姉妹。倒れた拍子に変身が解けて魔法少女姿になってしまったパグコを目にして、うちふるえる妹璃夏。怪現象に恐怖を感じてる!? と思いきや、魔法少女との邂逅に感動! おうちに魔法少女がくるの、夢だったんだ! にはじまり、地球のピンチ! 魔法少女さんと地球のめいうんは璃夏にまかせて!

あまりに頼もしい妹の姿に、愛莉を思い浮かべる瑠夏。ああ、妹さん見込みありというべきか、この妹さんと同レベルであり続ける愛莉に涙するべきか。いずれにしても、頼もしい仲間が増えたと思っていいんですよね!

さて、熱中症から回復したパグコです。あまりに状況を把握している璃夏に驚愕を隠せないのですが、それ、たまたまだから! パグコの名前知ってたのは、あなたが自分のことパグコって呼んだせいだから! パグコもパグコでいろいろあやうい子であるのだなあ! からのちょろくてかわいいパグコの、変身決めポーズ披露の流れやすばらしい。いやもう、瑠夏に見られてちょっと気まずいパグコもまたチャーミングでした。

行き先のないパグコを璃夏がおうちに受け入れようと提案します。パグの姿ならわんちゃん扱いでいけるよ! からの魅力的な提言。そして巻き込まれる姉!

結果、パグコは凪沙家に暮らすことになりそうなのですが、ここにひとつ問題が!? 認めがたい相手、はなまるの写真が満載の瑠夏の部屋にはいって凍りついたパグコ。ああ、このピンチをどう乗り越える瑠夏。あるいはパグコがここで真実に触れるのか!? いずれにしてもなにかがおこる! なにがおこるかはよくわからない!

乞うご期待!

『わたしにプールは狭すぎた!』

小波、お風呂も駄目だったんだ! いや、それは大変だなあ。プールは駄目、風呂は大丈夫とかならまだしも、風呂も駄目なレベルなら、他にもいろいろ日常生活に支障が出ていそう。

そうした事情をクラスの子たちに知られてしまいました。きっかけはしずくの世話係してたの見られたこと。しずくが小波の事情をぽろりとしゃべっちゃって、もうカムアウトするしかなくなっちゃった。でもそれで、ずっと疎遠だった小波もクラスの子に受け入れられて、よかったねえ、小波。宇田川さんはいい人。鶴見ちゃんもずけずけくるけど、裏表ないいい子じゃん。めちゃくちゃかわいいと思うよ。

さて、風呂問題ですよ。鶴見がずけずけ聞いたんです。水コワさんはお風呂もはいってないの? 実際はいってなかったんだ! ずっとシャワー。まあ、それでもいいよね。とはいかなかった今回。抵抗するも、3人に銭湯に連れていかれる小波。でも、なんだかんだで銭湯堪能して、久しぶりの風呂にリラックスして、しずくともより親しくなって、いいことづくめだったじゃありませんか。

ええ、いつかの再戦約束して、そのときのしずくの笑顔! まぶしいほどの素敵な笑顔でした。

2025年9月18日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月17日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月16日火曜日

【Famous】FS-1G ソプラノサイズ

 ウクレレが増えました。今度はFamousのソプラノウクレレ、FS-1G。入門用として定評のあるモデルで、Famousブランドでは人気第2位。オールマホガニー合板ながらよく鳴る、音量が出ると、最初の楽器として長くおすすめされてきたロングセラー商品です。しかし今なぜまたも入門向けモデルなのか。そんなにソプラノウクレレばかり買ってどうしようというのか。訳があるんです。どうしても今、これを買わなければならない訳があったのです。

先月の話です。『まんがタイムきららフォワード』10月号、『ウクレア!』の最終話を読んでいましたら、その最後にFamousから『ウクレア!』とのコラボウクレレが出るとかいう情報が!

いや、うそでしょ!? なにか特報ありますよみたいなことは小耳に挟んでいたから、なにかしらの特別な商品が出るんだろうとは思っていたけれど、楽器だなんて予想してなかった。いえね、希望的観測もあったのですが、てっきり曲集とか出るんじゃないかなあとか思ってた。『ウクレア!』で使われた曲をまとめた楽譜とかあったら嬉しいよね、とか思ってたんです。

しかしウクレレかあ。さいわいといっていいのか、FamousのFS-1Gは持ってなかった。同じモデルばっかり買うというのも、ちょっとアレでしょう? なので買うこと自体はまあかまわない。ただ、つい先月、ウクレレ増やしたところなわけですよ。一気に何本も増やしちゃあ、さすがにいろいろ文句もいわれかねない。

とはいえ、せっかくのFamous 70周年。そして『ウクレア!』コラボ。ここはもう思いきって買うかあ!

と、受注受け付け初日に注文出したのでした。

『ウクレア!』ウクレレ、その特徴は漫画『ウクレア!』のキャラクターがレーザー刻印されている。表面にはデフォルメされた5人が、そして裏には大きく空子が!

と、『ウクレア!』モデルのみの特徴は置いておいて、楽器としてどうなのかといいますと、もうね、驚くほど軽かった。持った瞬間に、うわ、かる! って、びっくりしたほど軽かった。

ボディが軽いから、ってわけでもないでしょうが、鳴りもすごく軽い。ちょっと弾いただけで、パリンパリンって鳴って、これは材の薄さもあろうし、またブレイスがないという構造上の理由もありそう。ちょっと弾いただけで音がぱーんと出てくるので、初心者でも安心して飛び込めるぞ!

弦はフロロカーボンだそうですよ。細くて柔らかい弦で、すごく押さえやすい。柔らかいといってもナイロンみたいに強く押さえるとすぐシャープするみたいなこともないので、力の加減にシビアにならなくてもいいというのも利点でしょう。

この柔らかくて、強い力を必要としないのは、初心者にとってはすごいアドバンテージです。薬指のような不器用な指、小指のような弱い指でも押さえやすい。セーハをするとなっても、強い弦じゃ押し負ける! ところが、FS-1Gの初期弦だとちょっとコツを掴めば安心して複数弦を押さえられるようになるのではないかと思います。

ウクレレは掛け値なしに入門しやすい楽器です。勘のいい人なら、ものの一ヶ月も練習すれば、簡単な曲を弾けるようになる? かも? なので、『ウクレア!』が、コラボウクレレが気になる人は、コラボ関係なくウクレレに興味がある、あるいはなにか楽器をやってみたいという人は、思いきって飛び込んでみるといいのです。日々の楽しみが増えますよ。

2025年9月15日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第73話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

両片思いから両思い状態に移行した秋山とカリン。しかし告白、さらには恋人にいたるまでにはまだまだ時間がかかるようで、とりあえず状況は平衡状態に戻ったところ。つまりはもとどおりといった感じであるのですが、まさかここでカリンに手強いライバル出現とは! しかも正々堂々、真正面からライバル宣言!

うらみっこなし同盟のセリナちゃんですよ。カリンのこと出し抜こうとか、まるで思わぬこの子。バイトの最初の給料で、秋山をデートに誘いました! と、ここまでは普通なんだけど、まさかカリンも一緒に誘われるというね!

この行動だけ見たら、まさか秋山に恋心向けてるとか思わないじゃん? でも本人は当然そのつもりなんですよ。しかも秋山に対しかいがいしく世話を焼いて、もしやここに逆転を許す目があるというのですか!?

なんとか秋山との距離を縮めんと、焦るカリンの弄する策はことごとく失敗しましてね、かといってセリナはといえば、絶叫絶叫絶叫系の連続、秋山もカリンも人の姿をかろうじて保つのがやっとだ!

ここにきて、ふたりの恋愛レースはイーブンもしくは加点なしといったところなのですが、カリンが秋山と話してみれば、秋山はセリナの気持ちにまるで気づいていないというんです。すなわちカリンが断然有利に状況を進めているというわけなんですが、ここで黙っていられないのもまたカリン。セリナはがんばってるのに、ニブニブチン! と秋山のこと叱っちゃって、ええ、セリナのこと秋山の恋愛レースに乗せちゃう勢いだったんですよ。

かくしてカリンもセリナも正々堂々。相手の思いに秋山が気づいてないと見るや、それをしっかと認識させて、そしてライバルには自分の気持ちを明言。そうなればセリナも同様に秋山のことが好きといい、決してくじけぬ気持ちを見せてくる!

ああ、なんて気持ちのいい娘さんたちでありましょうか! 互いに相手のことリスペクトしながらの恋愛ライバル。秋山は譲れないという一点では共通するも、出し抜こうとか足を引っぱろうとか、そういう卑怯なまねはやるまいぞ。でもカリンは焦りますよね。今の今まで一人勝ちと思っていたのに、有力ライバルがひょっこり出てきて、しかも秋山との距離が近いっていうんですから。てな具合で、どうもカリンのじたばたは続く模様です。

2025年9月14日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

シエルの目前で倒れた乃々。幹部、ビーファの手により無事連れ帰られたものの、数日の間、目を覚ますことなく、アヴァをはじめ、幹部の皆を心配させたのでした。

涙に暮れるアヴァが切ないですね。魔王のことを第一に考えねばならなかった。なのに自分はその責を果たすことができなかった。悔やみ、涙を落とすアヴァ。悲劇的なその瞬間、魔王は目覚め、自分の健在を示す。ああ、それだけで元気を、笑顔を取り戻すアヴァはじめ幹部の皆が愛らしい。それぞれに乃々のことを思っていたことがはっきり示されるのですね。

乃々の体調不良を理由に、人間たちへの干渉はしばし中断。乃々はひとり、シエルに自分の気持ちが伝わったかと思い悩んでいて、いや大丈夫、ちゃんと伝わってるよ! と読者の私が思っても、乃々に届くわけもなし、シエルへの思いとともに乃々の心は千々に乱れるのです。

『ばくちぬぎ!』

なんというサービス回なのでしょう。今夜は夏祭り。幻に誘われて、女装、浴衣姿で祭りに赴くミクルの愛らしさにはじまりですよ、常には見せないキュート浴衣姿の氷央が登場したかと思えば、生徒会の面々、美天の兄たちが次々とその素肌をあらわにしていくって寸法!

海なんてあわやパンイチ! かと思ったらふんどしにグレードアップ。ああああ、なんというDOKIDOKI★VISUAL! 美少年たちが、これでもかこれでもかとサービスカットを披露して、これは! これは! きらら誌が新たな地平を拓いてしまいます!

いやもう、すばらしかったですね。

この作者さん、前回の奇跡といい、ちゃんと男は男の体つきで描いてらっしゃるんですよね。それがしっかりわかるところ。着衣だと女性に見えるのに、それがちゃんと男なんですよと説得力もってヴィジュアル化される。それが、なんか、きますよね。ええ、なんかくるんですよね。不思議ですよね。

My Private D☆V

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』のおにぎりパクパクです。

D☆Vポイントは「石頭」、いやさ、「一見柔らかそうでも触れば普通に骨の硬さがあるという事実」。それ、とてもいいと思う。というのも自分も同じようなこと思ってた時期あったからで、自分の場合は、そこにある確かな存在感といったところ。骨格がかっちりと感じられる、重さがある、それがなんだかとてもいいなあって思ったことあったのですね。

ということで、イラストは千鶴の石頭を抱きしめるようにして堪能するハナちゃんです。千鶴はあっけらかんと、なにを考えてるかよくわからない、いやむしろハナの行為を疑問に感じているような表情してるのですが、ハナは深く感じいった様子あって、ああ、この子は千鶴を今そこに確かなものとしているんだ。ぐっとくるものあるのですね。

そこにいる思い人の確かな存在感。それが腕のなかにある事実。頬を寄せる頭のその内側にある骨が、硬くハナを押し返し、千鶴を感じさせてくれる。

ああ、とてもいいですね。その存在を感じさせてくれる硬さ。とてもいいですね。

2025年9月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『なーんもうまくいかん!』

符瓶菜子、今回もうまくいかんですか? 割戸弥美と一緒にいったカフェで、大量のドリンク頼んでしまった菜子。そのせいでお腹がタプタプ。自分自身、ばかだなあって思ってるのですが、帰宅したらば親御さんがね、入学おめでとうってたくさんのごちそう用意して待っててくれたっていうんですよ!

いやほんと、なんもうまくいかんっていうのは、菜子の自爆のせい。それはおそらく菜子自身自覚していて、でもまだうまく自省ができないんだろうな。いつかできるようになるのかな。ならんかったらならんかったで、それを自分の個性と受け入れて、あっけらかんと生きていくのがよさそう。とはいうけれど、どうしてもネガティブ寄りなのが菜子。どうしても、なーんもうまくいかんわけです。

そんな菜子とは対照的な姉。すごくポジティブ。小さなことは気にしない感じ。菜子は小さなことをくよくよ反芻してしまうタイプで、気にしなくていいことでもいちいちひっかかっちゃう。かわいい妹、菜子のためにお姉ちゃんがアドバイスしてくれました。なんでもポジティブに評価してくれて、それを真に受けといたらいいのにね! どうしてもネガティブに受けちゃう菜子。この子の大変さ、まだまだ続きそうな予感ですよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

運命の山田に翻弄されっぱなしの千鶴。久しぶりに親友ハナちゃんに会いましてね、ふたり一緒にパンケーキデート。そこで千鶴はハナに山田案件を相談するのですが、ハナちゃん、運命の相手が山田でなくて鶴崎だったら私だったのになあって、ああ、なんというセンチメンタルシチュエーション! ハナさん、千鶴に思いを向けるも、運命や残酷! その思いの成就することはないのでしょうか。

というか、運命なんて振り払って、自分の道を切り開きましょうよ! ハナ、なんとか千鶴に思いを告げようとするも、踏ん切りつけることができず誤魔化して、ああ、悲しや、この思いの揺れ動き。占いでもなんでも、後押ししてくれるなにかがあったらいいのに。

って、その後押し、千鶴に訪れたピンチが、ハナに千鶴は私の女発言を引き出させたのですね。

でも、千鶴は守ってくれただけだと思ってる。ハナの言葉が本気の本気と思っていない。だからこそ悲しいハナの恋心。この子が報われる日はくるのでしょうか。ハナ、無理矢理田中に改姓して、運命に飛び込んでしまいましょうよ。

『ありふれた異世界転生』

転生者の取締りやら困りごと相談を手伝うことになったこなぎ。初仕事は悪役令嬢ユフィーの依頼、ということは破滅フラグの回避かなにかですか? と思ったらまったくの逆。転生して悪役令嬢になったもののまるで破滅のフラグは見えず、穏当平穏平和な日々を送っている。家族仲よし、使用人も善良、幼なじみのお嬢様とも仲よしで、よいじゃありませんか! と思うけど、ユフィーにとっては不満足。悪役令嬢としての本分を全うしたい。むしろ破滅したい次第。

この自滅願望を叶えるのがこなぎの初仕事? ユフィーは予習も万全、破滅フラグも見事回避しきってみせるとやる気なんですが、あの神様に調整依頼したら、大雑把に即破滅もありえる。でもそれも本望というユフィーなのですね。

でもユフィーの願望を仲よしのご令嬢、クレアが阻む! 私たちの関係も失われてしまう、疎遠になってしまうかもしれないと、ユフィーに強引に迫って、その夢とやらを根本から変えてしまいましょう! ああ、ユフィーは悪役令嬢に転生したのではなく、百合世界に転生していたと判明。いや、ここで世界設定が捻じ曲げられるのですね!

かくしてすべてが丸く解決。なにもせず、クレアの介入ひとつでこなぎの仕事も完了。ええ、きましたよ。きたんですよ!

2025年9月12日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

果実の転校を阻止したい! そう息巻く花名たちの前に果実の両親がやってきて、さあ対決か! 花名のさすまたが火を吹くぜ! と思ったら、徹頭徹尾平謝り。まずはパーティの邪魔をしてしまったことにはじまり、続いて娘の果実に謝罪です。

お父さん、よっぽどお母さんに絞られたみたいですね。当たり前です。娘の気持ちを蔑ろにして、こうなりゃもう二度と娘はこの家に戻ってこなっくなっちまうよ? 現実を超えたあんまりにあんまりの悪い予想を突きつけて、ここまでされてようやく自分の愚かさを悟りましたか、父よ。あるいはここまでいわれなければ、娘の気持ちひとつ斟酌することができなかったのか、父よ。

その罰といっていいのかどうかはわかりませんが、父、単身赴任と決まりました!

果実、勝訴!

かくして果実の憂いは取り払われて、あとは楽しいクリスマスの時間! 心ゆくまで楽しんで、ああ、これは望外の嬉しさ、喜ばしさでありましょう。

卒業まで、一緒にいられますよ。修学旅行も一緒ですよ。卒業してからも、一緒にいられるかもしれませんね。この目が未来に向かう展開に、ああと嘆息するかの思いです。

『ウイニングアンサー!』

話がはやくて助かる! 部の発足に必要な3人揃って、あとは顧問だけ! よくある展開かと思ったら、向こうから顧問がやってきた!

体育教師の市道萌。眼鏡がキュートなジャージ女子。私に任せろと頼もしいこといってくれて、その前のめりさといったら、まだ創部直前というのに合宿遠征に思いを馳せるほど! それはいいんですけど、先生、部室にくるたびに入り口のガラス割るの、どうしたものですか。でもまあ予算を獲得してくれたりと、すごく助かるのは事実。ええ、クイ研にとって欠くことのできない重要メンバーになりそうですね!

と、それはいいんですが、先生、免許もっとらんのか。それはいったいどういうつてで先生に? 謎が謎を呼ぶ女。それが市道萌であるようです。

さて、謎というかなんというか、頼りになるのが清海千代。クイズの問題集を販売している同人系販売サイトをなぜか熟知していたり、さらには幅広い知識。謎のポーズとともに外部太陽系の知識を披露するなど、もう好きにならずにはいられない! 千代さんの華麗な活躍、魅力が満載の回でした。

『好都合セミフレンド』

ついにルカが、その心のうちを言葉にしましたよ。

すうなのことが好きだと。世界で1番好きだと。すばらしい!

その言葉に戸惑うすうな。なぜなのか。ルカのことが信じられない? と思ったら、自分自身が信じられないのか。これまでむしろ遠ざけられてきた。自分の言動、ふるまいは、人に好かれるそれではない。

しかしそうしたすうなが短所と思っているところを、次々と長所に塗り替えてゆくルカ。すばらしい。

そしてここからの行動のゆき違い。すうなを大切に扱いたいルカと、気持ちがはやるすうなと、思いやここにすれ違い、さあさどうなる、どう収まろうというここですうなが一歩を踏み出してきましたよ。

きましたよ!

いやもう、きましたよ。きましたね。

2025年9月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、一昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

ガスに曇る空。イヌワシを撮るのは無理なのではないか。自信を喪失しかける岬に、突然声をかけるすずです。なんと、車を出して追いかけてきたってんです。かくしてそろったいつもの4人。次に向かうは鳥海山! といいたいけれど、今日はもう無理。ということで、鳥海イヌワシみらい館にいきますよ。

猛禽類保護センター。猛禽類について学べる施設なんだそうですが、環境保全の啓蒙なんかも目的だそうですよ、イヌワシの剥製を見て、実物大のイヌワシのイメージに驚き、そしてワッシー神社なる社にお参り。学術的なセンターなのだろうけど、肩の力抜いて楽しめるように工夫されているのですね。

ワッシーくんのぬいぐるみ。これで危機一髪ゲームをします。イヌワシを絶滅させる危険を刺していくゲーム。環境破壊や森林荒廃。エサとなる小動物を育む自然環境など、イヌワシの生存に必要な環境が危ういバランスで成立していることを学んだ皆です。

そして最後に、岬を待っていたのは、祖父の残した写真。それが岬になにを伝えるか。岬はなにを思うのか。これがちょっとしたターニングポイントになりそうに思うのです。

『ざこのみなさんお大事に』

まさかこんなかたちで、初期タイトル『ドラッグストアじゃNPC?』が回収されるとは!

紙で指を切っちゃったえぬのこと、心配して手当てしてくれた椿。ふたりいい関係築いてるじゃん! と思った矢先に椿に暗雲立ちこめる。というのも、クレーマー気質のお客につかまり、ネチネチとやられて気持ちがすっかり沈んでしまった。ああ、モンスターカスタマー! カスハラの実態がここに! というやつです。

落ち込んでしまった椿をですね、助けてもらった恩義もあらあ! えぬが元気づけようというのです。

それで店のみんなを巻き込んでの、閉店後オンステージ。泣きそうになってしまう椿をいたわり、と思ったら照明が落ちて真っ暗に。からのえぬにスポットライトからの、店内アナウンスをフルに使ったオンステージ。ここでえぬが歌うのが、冒頭に述べた『ドラッグストアじゃNPC?』。ネットではやりの歌を、即興で替え歌にするえぬのはちきれんばかりのパフォーマンスが、落ち込んだ椿を釣り込んで笑顔にさせる。その張り切りは、もちろんすべて椿のため。

えぬをはじめ、店のみんなが一丸となって、椿を元気づけてくれたというのです。

えぬがきてから店の雰囲気も変わった? よりいっそうに結束する皆の気持ちが嬉しい今回。なかでも椿の笑顔が素敵でした。えぬとつきあうとよいです。

『ほうかごバスケット』

押されている千早に、9番かおるが投入されました。とても強い人とつばさはいうけれど、はたしてひとり強い選手が加わっただけで、どれだけ変わるのか。

その、どれほどに変わるかというのが、これでもかと描かれたエピソード。かおるその人の能力の高さもさることながら、状況を把握し、パスを出し、シュートに導く判断力。さらには相手方の弱点をつく、決断のはやさ。それに応えるチームメンバーもまたすばらしく、ああ、かおるはまさしくこの場を支配しているのですね。

チームメンバーの強みを引き出す指示もまた的確で、かおるが入って7番ももももがさらに動けるようになった。誰もを置き去りにするダッシュ力でコートを突っ切り、シュートを決めていくもももも。はたしてここで押さえるべきは7番なのか9番なのか。困惑の広がる朱雀に、かおるが自身でもシュートを決めて、これはまさかの逆転なるか!?

思わぬ苦境にタイムアウトをとる朱雀。さあいよいよここからが本番といった勢いですよ。

2025年9月10日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年10月号

 『まんがタイムきらら』2025年10月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』。うさ耳パーカー着込んだゆずこが、満月を背景に餅つきするようですよ? 手には杵。にこにこかわいい笑顔が印象的。そして控えるはうさ耳装備の縁と唯。ふたりはどうも食べる専門みたいですね。目の前の大皿にそんなにいっぱい餅を積み上げて、それでもまだ食べようというのでしょうか。なら、ゆずこもがんばってつかねばなりませんね。

今月は新規ゲストが3本です。

『ひっとこーる!〜survival girls〜』

高校ではなにかに打ち込んで、青春を満喫するんだといろいろやる気の棚橋ことね。そんな彼女が巻き込まれたのは、ギターケースを背負った金髪ピアスの先輩。じきじきに誘われて、断りきれずついていった先が、なんとシューティングレンジ。

なんと、ギターケースは世を忍ぶ仮の姿。その中にはエアライフルが入っていて、いわくバンドマンのふりしてると色々楽だから。ガンケースだと、職質とかいろいろされるのか。それ聞かされて、発想がテロリストのそれだと思うことね。なかなかによい感性をお持ちです。

はじめてエアガンに触れることね。金髪ピアス、鷹木ひなたの驕りとなれば気持ちよく撃っちゃいますよ? 最初はいろいろわからぬまま、隣りの的に当てちゃったことねだけど、ひなたからレクチャー受けたら、その素質が花開いた? いきなりの命中に、ひなたも店員も大絶賛してくれて、上がったテンションも手伝って、ついついマイエアガンを買っちゃった!

そんなひなたは、次の土曜にサバゲーデビューです。いやもう、すごい勢いで沼にはまっていきますよ。有望ですね?

『大きな君に、あまいひとくち。』

今、時代は空前の巨女ブーム!

和菓子店を継いだ豆守あずきの前に現れたのは、身の丈10メートルの巨大女子、大空陽菜。謎の果実を口にして、かくも巨大化したというのですが、そんな陽菜の当座の悩みは体形。巨大化した上に、太ってしまったりしたら、目も当てられない!

ということで、脂質を抑えられてヘルシーと聞く和菓子を買いにきました。そういわれて、あずきが出してきたのが大福各種。屋根から陽菜の口まで運んで、その感想はといいますと、小さすぎて味がよくわからない!

って、やっぱり小さいのか。じゃあ、太る心配ないんじゃない? というか、それで満足しようと思えば、相当量食べないとダメなんだろう。食費は行政が負担してくれるらしいですが、いずれにしても大変。でもあずきからすれば、この子が常連になってくれればまさしく連日書き入れ時! 邪な算段するにいたるんですね。

でも、あずきは儲けやなにかをでなく、陽菜がおいしく食べられる、そんな和菓子を準備してくれて、大きな鍋にいっぱいの桜の花! それひとつひとつがお菓子なのか。花ざかりの和菓子にすっかり満足した陽菜の笑顔が実に魅力的。そしてこれがあずきにとっても転機になって、めでたしめでたしなのですね。

『ゆあらとみずき』

ゆあらと瑞喜は部屋をシェアして、一緒に暮らしています。自然と役割が分担されて、食事の準備はじめゆあらが家事を担うことに。

ある日、瑞喜が帰宅したら、台所でゆあらが棍棒ふるっていまして、いったいなにごと!? と思ったら、チーズケーキの土台作るのにクッキー砕いているところ。瑞喜の喜ぶ顔を見たくて、いろいろお菓子にご飯にと、がんばっているゆあらなのです。

このふたりの生活の様子、すごくよかったです。おいしい食事を用意するゆあら、瑞喜もゆあらのためにカヌレ買ってきたりするでしょう? この、互いに相手の好きなもののために行動するところ。仲よく、思いやりもって暮らしているところがとても魅力的で、と思ったら、作ったご飯にお菓子は全部SNSに投稿しているゆあら。それがね、しっかり評価されて結果につながるところも、とてもいいなって思ったのでありました。

瑞喜の買ってきたカヌレ。ふたつの味、どちらを食べるかで迷うシーン。これ、半分ずつしたらいいはありませんか! そうしなさいよ! 自分ならそうする。ええ、自分は量よりもバリエーションを重視する派なのです。

しかし、このふたり本当にとてもよかった。見ていて心のほぐれてやわらぐ、そんなよさありました。

2025年9月8日月曜日

『まんがタイム』2025年10月号

 『まんがタイム』2025年10月号、一昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

星月夜工業高校では、毎年の七夕に笹ならぬ竹を設置して、木製の短冊に願いを託すならわしがあるというのです。これ、木工の実習を兼ねてたりするんでしょうか? ここでも素直が才能の片鱗を見せて、なにやらせてもそつがない。素直の素直で伸びやかなさま、ここにもまた適性を発揮するんですね。

さて、竹を立てて短冊も用意して、けれどひとつ注意が必要です。というのも、木製の短冊は重くなる。倒れないよう定期的に回収する必要が出てきましてね、しかしまさにそのインシデントが素直の目前で発生してしまうだなんて!?

とっさに支えた竹。しかし重さは素直ひとりの手に負えず、そこに飛び込んできたひかり。トラブルはおおごとにならずにすんだのだけど、設計設置が悪かったか、それから無茶もしすぎたか。ちょっと反省ポイント多めのイベントになってしまいましたね。

そして次のイベントが発生ですよ。次の日曜、ひかりが科学館に誘ってくれた。ふたりでいく科学館。これは、デートなのですか? なにやらいろいろ進展しちゃったりするのでしょうか。

『坊ちゃん、困ります!』

七実と木下が勝負をします。果敢に攻める木下に、七実は防戦一方か? 胡桃沢にきて木下は強くなった。それは七実も実感していて、もしやこのまま押し切られてしまう? と思ったら、七実が上着を着込んだその瞬間、一撃で勝負が決まってしまうという。

ああ、やっぱり七実は相当に強かったのですね。七実の強さを認める木下。その気持ちはとどこおりもなく澄み切って、ああ、このまま彼は恋に落ちるのか? と思わせて、木下の恋のベクトルがここに明らかにされるというのです。

そのお相手とは、七実の父! ゴツイおっさん。そのおっさんに木下は夢中! それって尊敬とかそういう感情ですの? と思ったら、どうもそれどころじゃないな。ああ、七実父は先立った妻一筋というけれど、そうした一途さにも胸をキュンキュンさせる木下です。木下の思いはいつかかなうことがあるのですか? いつかこの恋の実る日がくるのでしょうか!

『良倉先生の承認欲求』

流星群を撮影したい。星畑の申し出を受けて、夏休み、夜の学校に集まった写真部の皆。しかしその目論見は肝試しだった!? 夜の美術室に皆で赴くというのですが、先生はここで待ってくれてていいよという星畑に、夜の学校でひとりにしないでと懇願する良倉。すごくいい! 涙目良倉、すごくいい! この星畑と良倉の他の誰とも違う関係性。すごくいいですよね。

そして真っ暗な美術室。扉を開けると、そこにはこちらを見つめてくる石膏像! 上枝の仕込みだというんですけどね、見事に良倉に効いて、というか、良倉にだけ効いて、思わぬところで恨みを買ってしまいましたね。

肝試しの後、ちゃんと天体観測もやりますよ。そこで良倉の三脚が大活躍。ぶんちょー紳士活動のための装備ですが、それを知るのは星畑ただひとり。そして皆で星空を見上げるその時間。良倉はちょっと恩着せがましいけど、でもこうやって生徒たちにつきあって、いろいろ準備してくれて、いい先生だなあって思いましたよ。

いろいろと困った人かも知れない。でもそれ以上、あるいはならではの魅力のある人だと思います。

2025年9月7日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年9月6日土曜日

『まんがタイム』2025年10月号

 『まんがタイム』2025年10月号、昨日の続きです。

『まほろば小町ハルヒノさん』

もはや佳境なのでしょうか。神鹿試験が気になる時期ではあるけれど、あれこれ考えていてもしようがない? というわけでもないのでしょうが、文化祭を楽しむハルヒノたちであります。

クラスの企画は冥土喫茶。男子も女子もメイドの格好をするというのですが、イスズはもちろんん、ちあきもかわいいと大人気。そしてもちろんハルヒノもメイドの格好して、あらかわいい、とそこに妹ホロがひやかしにやってくるのですね。

楽しいばかりの文化祭だと思っていました。けれど実際にはそうではない? 一気に物語が動き出した終盤。ちあきの夢に見る和歌にハルヒノが気色ばむ。割ってはいったイスズから、ちあきの縁について語られて、そしてそれはこの世には繋っていない。まだあの世と繋がったままなんだ。

そして遡る千三百年の時の流れ。はたしてそこになにがあるのか。ちあきが、ハルヒノが目撃するのはなんなのか。

いや、こんなの見せられたら、いよいよ佳境と思いますよね。というか、実際、これ、佳境に突入ですよね?

『遠恋カノジョとおとなり上司』

上司の事故と聞かされて、三重から東京に急遽戻った太郎。しかしその対応に、上司川島が難色を示すのですね。いわく、太郎は遠距離恋愛に向いていない。いや太郎も疑問に思ったように、そもそも向いてる人なんておるんか? うん、実際自分もそう思う。

とはいえ、この恋愛についての難局。遠距離というハンデを克服するに、空回りしているという太郎の態度、行動は、川島から見て歯痒いのでありましょうね。

でも、もうちょっと明確に、言葉にして伝えてあげてほしかった。今のままでは太郎には通じていない。ゆえにまだまだ空回りは続くかも。とはいえ、このたびの川島との対話は太郎にとって自分を見つめなおす機会にもなったようで、ナズナとの通話にて、いろいろ反省して、今自分の思っていることを言葉にして伝えることができた?

そうはいうも、どうしたらよいのかわからない。いや、このわからないといえるのが大事だと思う。そういう認識を共有できれば、ふたりでどうしたらいいか考えることができる。今も多少空回りぎみとも思える太郎だけど、ふたり一緒に、この難関を超えられるといいですね。

そのために、上司川島さんからは、もうちょっとわかりやすいアドバイス期待したいところです。

『オフィスにラブコメはいりません!』

この世界はほんと極端というか、絶対住みたくないなあ! と思える要素が公開されて、というのは、超残業デーなるヤバい日の存在ですよ。

恋愛の発生するのは、休憩時間と残業中。というわけで、この世界ではほぼ丸一日が休憩に費されていて、そのしわ寄せなのか? めちゃくちゃな残業が恋愛イベントのお膳立ても兼ねて発生するらしい。千堂がいうには、災害級とか?

いやもう、かなわんなあ。そもそも残業自体がかなわんのに、災害ともなればなんとしても回避したい。

というわけで、就業中のいう名の休憩時間にも、無理矢理に仕事をしまくって残業回避を目論む千堂とわかば。ツイスターゲームやらされながらも、ノーパソ活用して仕事を進めるという、なんだこのウルトラC。正直それは人間業ではないのだけれど、千堂にいたってはもう慣れたもの。疲れ果て倒れそうになるわかばを支え、抱き上げたまま災害級残業に飲み込まれるオフィスから逃亡する!

それはまさしくヒロインと結ばれるヒーロー然として、それゆえに社内でもふたりはカップルと認識されちゃった!?

と、もしこれが成るのなら、ふたり、偽装でもなんでもいいからカップル成立させて、この世界の悪意をキャンセルするのがよいのでは? いやいずれはそうした偽装もバレてしまうのが、この世界なのかもしれませんね。

2025年9月5日金曜日

『まんがタイム』2025年10月号

 『まんがタイム』2025年10月号、発売されました。表紙は『ローカル女子の遠吠え』。みかん狩りをするりん子です。みかんというと静岡。静岡というとみかん。まさに静岡を愛するこの漫画にふさわしいチョイスでした。『遠恋カノジョとおとなり上司!』はブドウですね。『ニセアイホンアイ』はカゴいっぱいのリンゴであります。そして新連載の『わさんぼん2』は、涼しげなガラスの皿に載せた和菓子。これは柑橘をかたどったものでしょうか。目にもきれいな一品です。

今月は新連載が1本です。

『わさんぼん2』

和菓子の世界にも甲子園があるのですか。高校生のための和菓子の大会。高校ごとに製菓の技術、さらにはプレゼンでもってそのコンセプトを競いあう。そうした静かでいて熱い戦いの場に身を投じようとする中学生の女の子、きーちゃんが主人公なのですね。

友達のみーくんと一緒に和菓子甲子園の観覧にいったきーちゃん。刻軸高校のシロちゃんを応援するのですが、どの高校の菓子もよくできている。すっかり魅了されているというのですね。

今年はきーちゃんは中学3年生。来年は高校生になって、出場資格を得る? ということは、いよいよこの子たちの製菓の世界がはじまる、広がろうというのでしょうね。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

一心不乱にトレーニングに打ち込むおと。ナイトプールに誘いながら、その約束は本気じゃなかったの? ヒメコの気持ちを疑うあまり、トレーニングに没頭してしまっているのですね。

ふたり水着を買いにいくときも、おと、すっかり沈んじゃって、と思ったらこれ、誤解なのか。今日の日が楽しすぎて寝られなかった。でもって休日のヒメコが眩しすぎて見てられない! って、どんだけヒメコのこと好きなの!?

でも、おとのこの様子に、よっぽど怒らせちゃったんだと思っているヒメコ。なんとかしてエッグタルトの誤解をときたいと思うも、なかなかちゃんと話ができなくて、けれど、ふたり、一番いいタイミングでその真実を伝えあうことができたんじゃないでしょうか。

ヒメコも本気。エッグタルトは食べてないよって。おとも楽しみにしてるって、そのふたりの気持ちのつながる様に、ああ、なんと素敵なのでしょう。

その直前の、水着を試着したふたりが互いに見惚れるその場面もまたよかった。ああ、ほんとに目の前の相手に夢中なんだなって、そんなふたりの約束の果たされる日。ナイトプールのその日がくるのが楽しみです。

『跳べないウサギと神の島』

あるべきところになかった月兎開闢之書。それを探すレオとリンコ、ふたりの時間。夏期講習から戻ってくるレオを出迎えてくれるリンコの美しさ。そしてふたりの古文書探しの時間。図書館に、蔵にと、思いあたる場所をめぐっていくのですが、それが楽しいというリンコ。

しかしこうした日々を重ねるうちに、徐々に倦んできたのか、禁書探しに抵抗感じるようになってきたレオ。ええーっ、あんなに素敵なリンコとの時間のなにが不満なの!? でも、なにかが不安なのでしょうね。リンコへの不安か、禁書に対する不安か、あるいはまた違うなにか、たとえば見えない未来への変化とか。

そんな不安を抱えるレオのもとに、父から届いたメッセージ。レオに託したいものがある。指定された宅配ロッカーを開けると、そこにはレオの母の若かりし日のノート。そしてまさかの月兎開闢之書。

なぜ禁書がここに!? なぜ父がこれを!? 謎はさらに深まる夏の日。さあ、レオはこれをどうする? リンコには見せられない? 本当にどうする?

2025年9月4日木曜日

『まんがホーム』2025年10月号

 『まんがホーム』2025年10月号、昨日の続きです。

『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』

尾堂にモテ期が!? なんとスカートが素敵にお似合いの純羽とユミくんに挟まれて、なんだよこの両手に花! とはいえ、純羽くんも男子です。その純羽くんがスカートをはいてるのはなぜかというと、ボクが世界で一番かわいいから! って、尾堂にとって一番かわいいのはユミくんなんだよ! ユミくんにはスカートが似合うと、曇りなき目で宣言する尾堂のまっすぐさよ。

そして想像に浮かぶスカートユミくん。おお、すばらしい。似合わないなんてとんでもない!

尾堂と純羽が急接近です。ふたり一緒に補習を受ける。そこでのやりとり。ユミくんに心魅かれるその理由など尾堂に聞き出す純羽なんですが、尾堂の思い描く理想の人、ボクも似てないかって純羽がいうたびに、え? そうですか? まるで眼中にないって態度しちゃうんですね。

これがよっぽど純羽のプライドを傷つけたようで、もっとよく見てと顔近づけてるところを、相庭に目撃されちゃって、しかも相庭の位置からはキスしてるようにしか見えなくて、ああ、相庭くんは口が堅いほうですか!?

もしそうじゃなかったら、ふたり噂になっちゃいますよね。ユミくんに誤解とかないといけなくなっちゃいますね。

『座敷童子あんこ』

あんこの感じる命のはかなさ。動画に見たかわいいハムスター。しかしその投稿は5年前。となればもうこの世にはいないのだろう……。生き物の寿命に心曇らせるあんこの想像する、寿命を迎えた幸太の姿。ああ、人の一生もまた短いのです。

でも、幸太に長生きしてもらおうとするあんこのあれこれが、幸太の寿命を削るの、さすがにあんこのしわざだと思う。そして幸太の父と人生について語らうあんこ。父の悲願、座敷童子を標本にするという夢を聞かされて、またも曇る。なんだろうなあ、あんこ、このパパ上との相性の悪さよ。

そしてこの流れで、まさかくだんの話になるの? しかもそのくだん、くだらない予言して死んじゃったのね!? からの、あんこにふりかかる身の不幸を予言して死ぬ人面魚。ああ、あんこのピンチ。そして悲願の果たされたパパ上の人生に変化は起こるのでしょうか。

『歌詠みもみじ』

人型AIエージェントが流行するもみじの周辺。まさかのもみじも夢中になってるんだ! 会話によってユーザーの趣味嗜好傾向その他を学び、それぞれに性格を違えていくAIエージェント。もみじのそれは、川柳に返歌をするほどにマッチして、なるほど、これほどにカスタマイズされるからよりハマってしまうというわけなんですね。

そしてハマるからこそ、人にはできない相談もしてしまう。またハマる理由は、その人がいってほしいと望む答を返すから。もみじの父も、あの母さえもハマってしまい、その気持ちや人間に向けるよりもより強いものになって、さあ大変。人間関係クライシス!?

と思ったら、ちゃんとAIがしかってくれて、仲をとりなしてもくれるというんですか!

もみじたちの世界のAIは倫理観が育っていて、ほんとすばらしい。我々の世界よりも数段先にいっていますよ。

2025年9月3日水曜日

『まんがホーム』2025年10月号

 『まんがホーム』2025年10月号、昨日の続きです。

『はなまるゲーセン飯!!』

東北宮城でも暑い日が続いています。すっかりへばってしまっているあがいん常連たちですが、そんな彼らのために夏の疲れを吹き飛ばすメニューが用意されるというんですね。笑顔で登場、小野寺さん。裏の畑でとれた茄子でもって、東北の定番メニュー、なすいれを作ります。

茄子炒りが訛ってなすいれになるんですね。炒めた茄子に味つけした料理。旬の夏野菜が、ご飯にあう料理になる。お茶請けにもなる万能メニュー? 甘じょっぱい味付けは、夏に嬉しい塩分補給。さらにはご飯も進んで、夏バテ防止に大活躍なんですね。

あがいんでは、なすいれだけでなく、冷やしラーメンや冷やし中華風うーめん、暑さを乗り切るためのメニューがいろいろ予定されています。それはご飯いっぱい食べて元気になってもらう。おばあちゃんとの約束だというのですね。ただ遊んでもらうだけじゃない。そうした気づかいが嬉しいお店なんですね。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

肛門が爆発したという石田ビームちゃんが来院します! 爆発!? 物騒な言葉が飛び交っていますが、おそらくは肛門嚢破裂と先生が見立てて処置の準備をしながら待ちます。

犬や猫って、肛門嚢っての持ってるんですね。肛門嚢から分泌されるはずの液が、なんらかの理由で溜まってしまうと、破裂に繋がることがある。で、調べてみたら、けっこうな大惨事写真が出てきてびっくりしましたよ!? 小さな出血が見られるくらいの患部もありますが、そんなに!? って思うくらいの大穴あいてるのもあって、こりゃ大変だ。

処置の様子見る感じ、ビームの症状はそこまで重くはなかったようですが、それでも酷い痛みがあって、ああ、かわいそう。で、この対策としては肛門嚢を絞る。絞る!? そうか、しぼるのか。

ほんと、知らないことっていっぱいあります。そうかあ、肛門嚢とかあるんだ。破裂するんだ。世の中は驚きに満ちていると思わせてくれるお話でした。

『うちの秘書さま』

もう少しで夏休みも終わろうという頃。はじめはといいますと、秘書七瀬から宿題放置についてお叱りうけてるところです。こういうとき、頼りになるのは友人の山田。でも、はじめは山田の宿題を写す気満々で、正直山田にメリットはまるでない。と、こんな状況を覆すために、庭師の田中さんを利用するはじめ。ほんと、悪知恵だけは働かせるんだよなあ、このぼっちゃん。

利用されてるとわかってはいても、恋の衝動には勝てない山田。宿題持ってきてくれて、自分の分を進めるも、それもまたはじめに写されるという苦行に従事する。はじめの恵まれた環境に嫉妬するんですけどね、でもその環境に甘んじてるはじめより、ちゃんと自分でがんばってる山田こそ多くを身につけられると思いますよ。だから、ぜひがんばってほしい。というか、はじめももっとがんばるんですよ!

宿題して、花火で楽しい時間を過ごした山田。夏の過ぎさる寂しさなんか感じさせるひとときですが、まさかその山田がこの家に住み着いちゃってるとは! いやほんと、いたれりつくせりだもんなあ! もう、このまま居着いちゃうといいのです。

2025年9月2日火曜日

『まんがホーム』2025年10月号

 『まんがホーム』2025年10月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。テーマはスポーツの秋。サッカーならぬ蹴鞠に興じる孔明、月英夫妻が活発、溌剌、魅力的な表紙です。こういう蹴鞠、三国時代にもあったのでしょうか。こうして描かれると、ありそうな気がしますよね。『彼女たちのツモる話』は、いつものメンツが体操着姿でリレーメンバーとしての絆を確かめてるところ? 『はなまるゲーセン飯!!』は、園香と樺恋が卓球ペアで登場です。

『孔明のヨメ。』

劉備と孫尚香の婚姻がなりました。その後の暮らしもなんら問題なく、孫尚香の生き生きとした毎日はまさしく健やか。当人もやりたいことをやりたいようにできて、実に快適。なんら問題もないようで、まずは一安心です。

でも、周辺を見回すと、いろいろ問題が見えてくるんですね。婚礼以降、間者が増えました。なのでまずは公安から離れて、間者を自由に泳がせてみよう。ということで、孔明、月英は帰宅とあいなって、身を休める、かと思いきや、実家の仕事を片づけようとする孔明。ところが、諸葛均と黄承彦のタッグが抜群の働きを見せて、さすがのベテラン。まさしく実力者という手腕発揮していたのです。

黄承彦からアドバイスをされた孔明。それを裏づけるようにクローズアップされる周瑜のはかりごと。まだまだいろいろ不安がある孫尚香の婚礼周辺ですが、これがいかに落ち着こうというのか。それはこれからの孫尚香の動向、さらには月英の働きにかかろうというのでしょうか。

『ガチ恋カウント2.9』

デビュー戦の相手にメイデンを指名したのみならず、自分が勝ったら結婚してくれと爆弾発言かましたリコ。動揺する観客。これはメイデンにとっても同様だったようで、条件を受ける、しかしメイデンが勝ったらタダではすまないと思え。なんかそれっぽいこといってるけど、うまく返せなかった自覚はあるんだ! だって、結婚ですよ? あまりにあまりの予想外。それをなんとかいなしただけでも、よくがんばりなすった、メイデン様。

帰り道でですよ。芽生子さん、リコと一緒になるんです。意識しまくる芽生子に対し、いつもとなんら変わらぬリコです。これ、結婚発言もガチ恋認識も、リコにとっては通常運転だからなんだろうな。強火すぎるファンから同じリングに上がらんとここまでやってきたリコです。あれくらいの発言、もう普通の感覚でぶちかませるほどに本気なのでしょう。

驚かされたのが芽生子ですよ。泣いちゃって、それはそこまで思いを寄せてくれる気持ちが嬉しくて!? とか思ったら、それどころじゃなかった。あああ、芽生子のつのる思いは、もうリコのそれを追い越してしまっているというのですか。

芽生子から、いい笑顔で手加減しない宣言されたリコ。芽生子の胸中やいかに。そしてリコはどう向きあわんとする? それはもうリングの上でしか結論の出ない問題なのかもしれません。

この展開に暴走する梓や至高。そして初心に立ち返ったリコは見事プロテストに合格して、きたるデビュー戦はマスク・ド・メイデン選手!

さあどうなりますか。リコの本気がここに試されます。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

教師、大待雪彦には悩みがある。それは生徒との関係。伊東うずなる生徒が、このところずっとよそよそしい。挨拶こそはしてくれるけれど、以前のように親しげにではなく、見るからに壁を作っている。いったいなぜこんな態度をとるように? 知らないうちに彼女になにかしてしまったんだろうか。

迷った果てに、神頼み、神社にやってきてしまったんですね。

大待先生は知るよしもないのですが、うずちゃんの態度の変化はスミレさんにあるんですよね。大待先生は実にスミレさん好み。けれど、そのエレガントなおじさまが自分の担任だとはいえなかった。

気持ちにわだかまり抱えるうずが通りがかった神社にて、座り込んでる人がいる! 駆け寄ってみればまさかの大待先生。熱中症を疑って自作のスポドリ差し出して、そしてこれまでの非礼を詫びるんですね。

そして語られるスミレさんのこと。この春に知りあったスミレさん、先生のようなイケおじが好きだという。それを知って以来、先生を見ると心臓が締めつけられるような思いになる。

この告白を聞かされて、うずの態度の理由に気づいた先生。うずの、スミレさんに先生のこと紹介していいですかといわれて快諾。ああ、ついにスミレさん、大待先生とお近づきになるチャンス到来ではありませんか!

これが恋に発展したらどうしよう! ふたりの気持ちがひとつに重なったらどうしよう! どうにも興奮の展開なのであります。

2025年9月1日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。