2013年7月26日金曜日

艦隊これくしょん ~艦これ~

 『艦これ』、大人気ですね。なんか20万アカウントを突破したとか? 初期からプレイしてきた人には、さぞや感慨深いものがあるのではないかと思いますが、いやはや、自分は一番新しいサーバ、舞鶴鎮守府ができてからのユーザーなので、いわゆるにわかというやつです。しかしサービス開始の当初には、こんなに広がるとは思いもしてませんでした。小林徹郎さん。かなり初期のころからプレイなさってまして、なんか艦艇の名前がぼちぼち出てくるものだから、おや、艦隊戦のゲームがあるのかな。えらい地味だなあ、そう思ってたら、どうもちょっと違うみたい。ええ、艦艇擬人化、戦艦やら空母、巡洋艦が美少女になりました! っていうんですね。えーっ!? なるほど、プレイする人が出るのも理解できる。けど、それでも最初は知る人ぞ知るみたいな感じだったと記憶しています。

pixivを人気のバロメータとして使うことができるみたいですね。関連イラストがどれくらいあるか。ええ、初期の頃、pixivをチェックして、まだまだイラスト少ないなあ、みたいにいってる人がいたんです。それが段々に盛り上がってきて、イラスト数も増えはじめ、プレイヤーの量に対応できなくなってアップアップしてたサーバも増強されて、そしてついに爆発的にユーザーが増えて今にいたる、といった感じみたいです。

『艦これ』は、いわゆるブラウザゲームです。Adobe Flashをプラットフォームにしてるから、WindowsでもMacintoshでも遊べる。iPadで遊べないのは残念だなあ(やり方はいろいろありますけどね)。ともあれ、ブラウザゲームないしソーシャルゲームといった類のものは、金がめちゃくちゃかかるという印象があります。強いカードがないと勝てないし面白くない。強いカードを入手するには、ガチャといわれるシステムで、数百円払ってくじ引きするしかない、みたいな感じですか? とにかく、ものにもよりますが、今月何十万円使ったぜ! みたいな発言を目にするたびに、なにがあってもソーシャルゲームには手を出すまい、そう思ってきたわけですが、どうも『艦これ』は違うらしい。あまり金を使う状況がないらしくって、アイテムは別に金を払わなくっても手に入る。課金アイテムもあるけど、別になくってもなんとでもなる。効率を考えたらお金払ってドックを拡張した方がいいんだけど、別に必須というほどでもない。ええ、無課金者にやさしい設計になってるんですね。

なので、サーバに負荷がかかってリクエストさばけなくなっても、プレイヤーはわりと鷹揚にかまえていて、運営を責めたりするようなことがなかった。むしろ、リソースが少ないのに頑張ってると応援している、そういう雰囲気があったらしい。中には、課金の必要性の少なさを問題視して、むしろもっと払わせてくれみたいな意見もあったとか。とにかく、そうした噂を聞いて、これなら不参加の誓いを破ってもいいかも知れない。そう思っていて、後は参加するタイミングをいつにするかだけ。それで先日登録しようかと思ったところ、近々舞鶴サーバの稼動が予定されているらしい。ああー、じゃあ舞鶴にしよう。近所だからな。かくして、舞鶴サーバの稼動を待って参加したのであります。

ゲームとしては単純なんですよ。艦隊戦に勝利したらカードがもらえる、かも知れない。くじ引きですよね。こいつでもって艦娘をゲットする。他に工廠で生産するって方法もあるのですが、とにかく艦娘を増やす、それでもって艦隊を編成する。出撃を繰り返して、艦娘を育てて、より強い敵のいるマップを目指して進攻していく、そういうゲームなんですね。ただ、戦闘がですね、ほぼ自動なんですよ。プレイヤーの介入できる部分が少ない。びっくりしました。ロストもありうるゲームだって聞いてましたから、ええーっ、このシステムでロストありって、どんなに厳しいの!? なんて思ったんですが、ロストするにはよほど艦娘を酷使しないといけないことがわかったので、ふう、安心しました。

戦闘に関係することでプレイヤーにできることといったら、艦隊を編成する、装備品を整える、出撃マップを選ぶ、陣形を選ぶ、日中の戦闘で敵を壊滅させられなかった場合、夜戦に突入するかどうか選ぶ、戦闘終了後、進撃するか撤退するか選ぶ、くらいなんですね。他にもいろいろあるんですが、他プレイヤーと戦う演習とか、艦娘たちをお使いにいかせる遠征とか、それらを使ってレベルを上げたり、戦闘や修理、生産をするごとに失われる物資を補給しつつ、マップを攻略していく。そういうゲームなんです。

しかし、それだけのことがこんなに面白いとは思わなかった。プレイ前に聞いてたんですよ。結局ゲームとしての面白さを大切にしたところが人気の秘密だよな、みたいな話。だからさ、艦隊戦でのプレイヤーの介入できる余地のないのを知った時に驚いたんですね。こんなオート戦闘が面白いのか? 面白いんですね。撤退のタイミングを誤ると艦娘を失うかも知れない。夜戦にしても、突入することで逆転できることもあれば、むしろ避けることで戦術的勝利を得ることもできたりするなど、進むか退くかの駆け引きで勝敗が決したりするんです。これがなかなかの面白さで、また艦娘をコレクションする、図鑑が埋まっていくその面白さもある。艦種が増えて、重巡洋艦やそれ以上になると消費する物資の量が一気に増えるから、調子に乗ってると物資が不足してなにもできなくなる。そのマネジメントも面白い。ええ、考えて、予定たてて、実行して、結果を得る、それが面白さの理由なんでしょうね。

時間かけようと思ったら、いくらでも時間をかけられるゲームです。けど、最低限の任務をこなす程度でいいなら、そんなに時間をかけなくてもいい。別に任務も強制じゃないんだし。プレイする量を適当に調整できるところも魅力だと思います。自分は今は多めに時間をとってますが、じきに落ち着くでしょう。また、朝の忙しい時間に、ご飯食べながら、適当に演習を実施して、第2第3艦隊をお使いに出してというのも可能。遠征は時間がかかるから、完了までは放っておける。実際、これ、最終的には、強い艦艇を揃えて、一気に攻めて、資源空っぽになって、また傷付いた艦の修理にもやたら時間かかるから、主力の修理終了を待ちつつ、適当に遠征に出て放置、そんな感じになりそうです。

あんまり時間かけたくない、かけなくてもいい、そういうところもうける理由だったりするのかな? ともあれ、しばらくプレイしそうな感じですよ。

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