2013年7月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2013年9月号

『まんがタイムきららMAX』2013年9月号、昨日の続きです。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、晶ちゃんはほんと朝岡先輩のことが大好きだな、はいいんだけど、扉絵がすごいよ。アグレッシブ枕投げ、どころか、枕殴り合いじゃないか。相手の打ち込み、その下を潜りつつ繰り出されるカウンター。凶悪です。さて本編は、陸上をはじめたきっかけですよ。椿のきっかけ、ほんとよいなあ。ダイエット。そうだったなあ、というか、今から考えると、半分騙されてたような気がする。晶のきっかけは、小学校の頃のマラソン大会。勝てない、嫌い、そう思ってたのに、友達ふたりに勝っちゃったのか。って、短距離組のふたりですよ。苦手と思ってたのに、思わずいい結果を出せて、母にも誉められて、と、ここで母と出てくるところが、いかに晶ちゃんの中で母のバリューが大きいか感じとれますね。きっかけ、目標、陸上を続ける理由。晶の疑問、皆への聞き取りを通して、解決に向かっていく。それは、ほんと、陸上に限らず、なぜ自分はそれを続けるのか、あらゆる営為に通ずる答を導き出す、根源的な問であったと思うんですね。ところで、恵と崇子、このふたりも面白いなあ。晶パパと取り引きしたり、クロールで流れたり。ほんと、地味なところで大活躍です。

『うにうにうにうに』、めちゃくちゃ面白いな。ユキもいわなもお出かけ、うにひとりでお留守番となったら、早速家を出ていくつもりになってるっていうんですね。けど計画は頓挫。知らない誰かが帰ってきた。うにからしたら、知らない人間を家にいれるわけにはいかない。その誰かからしたら、知らないやつが自分の家の中に入り込んでる。いやほんと、こういう状態になったら、どうやって誤解をといたらいいんだろう。なかなか経験することじゃないでしょうけど。しかしこの人、やまめ、いわなの姉でやまめと名乗った時のうにの反応、そんなとってつけたような名前、淡水魚ならいいと思って!! これが最高で、いやもう、なんべん見ても面白い。やまめはやまめでうにのいうこと信じないしで、ほんと、このふたりもなかなかに面白い関係になっていきそうです。最後の確保されるうにも素晴しかった。めちゃくちゃ面白かったです。

『らぶ・おーる!』、これ、ほんとよいなあ。ついにしゃぼんとの対決。1セット11点先取、けれど珠華は1点取れれば勝ちという、破格のハンデ戦。初心者ながらも練習してきて、1点くらいなら取れるだろう、そう思ってたら、見事に取れない。あの、速い玉が続いて、ゆっくりのがきた、返せると思ったらカットだった。ボールが落ちてしまって、返せない。上級者に初心者が勝てるわけない、そういった現実を見せつけつつ、珠華の意外な表情、それが思い出させたしゃぼんの過去、しゃぼん一瞬の気の迷いがもたらしたチャンスを見事に拾って1点取ることができた。こうした展開はある意味、こうでないといけないといわざるを得ない、でないとはじまるもんもはじまらんですからね、だから意外性を感じたりとかはなかったのですが、この後にしゃぼんの負けず嫌いが発揮されたり、そして珠華の希望などなど、エピソードにキャラクターの持ち味をうまくのせてみせて、それが面白み、よさとなっていたと思いました。しかししゃぼん、なんだかんだいって可愛い人だと思いますよ。それと綾ちゃん、この人も素晴しいです。見た感じはおっとりさんなのに!

『ソラミちゃんの唄』、もう、面白いなあ。今回はネモが主役! いきなりなんだか小さくないかという疑問からスタートして、ええ、違う人でした。根本遥の代理人、月子と名乗るお嬢さん。ついにネモの背景が明らかになるというんですね。ネモ、資産家の一人娘。両親に、ネモがソラミの家に入り浸ってるとバレてしまって、そのことのお詫びにということで、食事に招かれるんですね。車の走行距離でバレるとか、男関係を疑われて地獄絵図とか、そうした騒動があった後だから、それほど大変なことにはならないかな、なんて思ったら大間違い。ああー、ネモ、ソラミのところにいくのはやめなさいとなるのか。迷惑かけるからか、それとも望ましくない友達だからか、どうも前者っぽいんですが、うん、ちょっと安心した、けど親のいうことに逆らえないネモ、一旦は会わないことを受け入れてしまうんですね。でもそんなん嫌に決まってる。ソラミたちも抵抗して、ネモも自分の意見を親にいうことができて、ほんと、この漫画は、ちょっとずつ駄目なところを持ってる子らが、ちょっとずつ影響したりされたりして、一歩ずつでも進んでいくのだなあ、そう感じられて、またお母さんも含め自分のすべきこと、それをやろうとしているところ、それがよいなとあらためて思えたんですね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第10巻第9号(2013年9月号)

0 件のコメント: