2013年7月22日月曜日

『まんがタイムスペシャル』2013年9月号

『まんがタイムスペシャル』2013年9月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、リコなんですが、水着姿、水からあがったところでしょうか、タオルをかぶるようにして髪をふいて、そのタオルの下からはこちらを見つめる、そんなリコの表情がのぞいている。そのまなざしが素敵なんですよ。水着も、セパレートながらフリルやリボン多め、色気よりも可愛さ重視といった様子。小柄の花の模様も美しく、実に愛らしいリコであります。

『じごくプリンセスえんまちゃん』、新作ゲストです。ひらふみなんですね。全然気付きませんでした。探偵事務所の所長天地莉乃のもとで働くのはアシスタントの魔理王。これ、名前の漢字に意味があるのか、たまたまそういう字があてられてるってだけなのか、ちょっと謎です。さて、空から落ちてきた女の子。ええと、天井ぶち破って。その子は沙舎利、シャーサと名乗って、空を飛んでいたところ、なにかにぶつかって落っこちたらしい。この子のかぶっている一つ目の帽子、こいつは帽子の執事、シャーサが次期閻魔候補だっていうんですね。謎の女の子、シャーサが暇な探偵事務所で壊した屋根の弁済のため暮らすことになりました、そういう話なんですね。事件が起こった時などは、サーシャの持つ閻魔帳、それが役立ったりするのでしょうか。

『スーパーメイドちるみさん』、あちこちで人間関係の清算、というと穏やかじゃないですが、いろいろと決着していくことがらが増えている昨今。ついに紅林麗子の番が決ましたね。地区大会で優勝できたら大樹に告白する。そういっていた麗子だけど、前日の夜、読み合わせに付き合ってくれた大樹に、好きだと告白するんですね。素敵な笑顔だ! 大樹は一瞬当惑して、しかし、慌てた麗子、この後どうなるのだろう。この経験が演技になにかプラスの効果を与えたりするのでしょうか。そして大樹、多分そうなるんだろうなと決めつけてもう書いてしまいますが、紅林のどこに文句があるってんだ! 麗子さま、最高だろ! 次回が楽しみです。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、地球は宇宙の観光地。なので宇宙人などいろいろ地球にやってきてるというんですが、痕跡を残してはいけないのがルール。そう説明するありすちゃんが、もうルールギリギリだというの、それをひやひやしながら見守ってるゆせがいいやつです。さてさて今回はお祭り。綿菓子で星を創るコツとか、そしてゆせの金魚すくい。これめちゃくちゃ面白かった。最後のつっこみ、あれが実に効いてましたね。最後には花火を楽しんで、地球で出会ったものに、かつて地球を訪れた人たちの、確かにいたという証があるのかも知れないとありすちゃんが思う。それに対する春菜とヨータの答、それが実によかったんですね。

『恋愛ラボプチアンソロジー』、参加者は吉村佳、えのきづ、ひらふみ、はなこ、津々巳あや、とく村長であります。『恋愛ラボ』の舞台に自身の持ち味をあわせて、面白く仕上げられたアンソロジーが揃って、よかったですよ。『恋愛ラボ』っぽいなあ、そう感じられたのは、はなこによるもの。あのマキオの威力にげっそりのリコ、それを熱中症みたいと指摘する、そのノリは実に面白かったです。ちょびっとおどろおどろしいものあったり、必死さがまた違った方向に突出してるものあったり。そしてエノ先輩のお兄さんの話。あの危機回避、いやほんと素晴しい。ものすごく面白かったです。

  • 『まんがタイムスペシャル』第22巻第9号(2013年9月号)

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