2013年7月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2013年9月号

『まんがタイムオリジナル』2013年9月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下サンの水着姿ですよ。けど、色っぽいとかいうよりも、なんだかワイルド。海からまさにあがってきたところといった感じ、左手には師長顔のタコを掴んでいるんですね。他に『らいか・デイズ』らいかも水着、両手に焼きそば、新作『カフェぽぽのチノちゃん。』、チノも水着でウェイトレスやってます。

小森さんは断れない!』、大谷君が出てきたとき、どういう風になるのかなと思ったりもしましたが、いいですね、すごくいいですよ。頼まれたら断わらない小森さん、頑張る小森さん、そんな彼女の憩いはめぐみやまさ子であったわけですけど、ところが大谷君、彼の存在がですね、意外や大きいわけですよ。今回なんか典型的だと思う。プール掃除。小森さんの得意と、大谷君の得意、それぞれが違ってるとちゃんとわかる。小森さんがちょっと苦手な部分を大谷君がうまいことフォローしてくれたりしてね、それで小森さんも大谷君のこと結構意識してたりね、いやもう、大変よかったわけです。まさ子のことも描かれて、あの泳げるようになったってこと、それでちょっと考え方変えたっていうところ。ほんと、こういうの、すごく染み入ります。

『よゆう酌々』、戸田くんの前のお店の社長令嬢、長浜泉さんがみもりにやってきた! いや、これからくる! っていうんですが、戸田くん曰く、そこつで運のない人だったとのこと。ああー、いきなり中川さんに出会って、彼女の案内でみもりにくることになった、これも彼女の不運あってのことだったのか。いやほんと、4時間歩かされてようやく到着して、もうボロボロっていうんですね。しかし健気なお嬢さんじゃないですか。戸田くんのことが好きなのね。何かされたがったりしてるみたいですけど、けど戸田くんはさっぱりそういう気がないのなあ。ほんと、戸田くんがよくお嬢さんのことを見ていた理由も判明したしで、けどそれで諦めたとは思えなんですよね。しかしこの漫画、ポンコツ女子の博覧会といった様相見せていますが、最高ですよ。素晴しいですね。

あねぐるみ』、面白いなあ。部署再編! っていうので、一部で大騒ぎ。企画一課と二課が合併するということになって、関係ないはずの総務所属のタケローだけど、無関係とは思えない。いやもう、姉ちゃんか北見課長か、どちらが新課長になるのだろうとあれこれ思惑交錯して、そして環境の変化に弱そうな錦さんは落ち込んで、それでタケローを自分の入れ替わりに企画に送り込んで逃げようとする、その策略とか、もう最高でしたよ。役員室での話し合い、タケローの処遇なんかも最高で、その結果が企画部総務係の新設ときた。いやほんと、これどうなるんだろう。めちゃくちゃ面白かったですよ。

『カフェぽぽのチノちゃん。』、駅ナカのカフェが新しくできたんですね。店長馬場茜は接客が苦手。なので、バイトの村長千乃が頼りなんですが、このチノって人、やたら強引で、沼田数守、都会から帰ってきた彼を無理矢理に客にしてしまうっていうんですね。この人もカフェスタッフ。大手カフェに勤めてた時はキッチン担当だったというけど、茜が絶対に厨房は譲らない。メンバーが揃ってからが面白かったですよ。お茶を飲みにくるといっていたチノの母がこない。川瀬さん家で捕まって茶ぁ飲んでたっていうんですね。で、その川瀬さん。カフェにまでお茶を持ってくる。この、川瀬さん、営業妨害です! の連続が実に面白かった。ええ、期待しますよ、すごくいい感じでした。

『鈴木くんさん』、人気あるのかな! いい感じですよ。前回、女鈴木、男鈴木ともに茶道部に入ると決めて、女鈴木はお菓子が、男鈴木は部長が目当てなんですね。で、その部長、茶道部部長は花入ナツメ、その友達珠算部部長は見取タマ。珠算部としては、男鈴木を欲しいんですね。それでずっと男鈴木のこと考えたら、なんだか好きになってしまった。それからのややこしいの、もうめちゃくちゃ面白い。茶道部には女の子が多いから相談してみたらと誘われて、出会ったのが女鈴木。彼女に1年の鈴木リンが好きといいかけたところで男鈴木がやってきて、それでどうして女鈴木のことが好きなんていっちゃうかな。驚きの誤魔化しやって、それで女鈴木が困ってしまったり、恥ずかしさのあまりタマ部長、泣いてしまって、それがまたややこしさ加速させてみたりして、もう、ほんと、最高ですよ。めちゃくちゃ面白い。で、肝心の男鈴木は、ほう、百合もいける口ですか。ほんとにこれは結果オーライだったのか? 実に謎、わけのわからん展開だけど、これこそが肝でしょう。素晴しかったです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第32巻第9号(2013年9月号)

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