2010年8月12日木曜日

花札

 サマーウォーズ』を見て、その鍵になってるもののひとつ、花札、ちょっと興味を持っています。といっても、まったくのはじめてではないんですけどね。それこそ、私たちの世代からしたら、花札は親戚が集まった時に遊ぶものの代表格みたいなところがありまして、昔、お盆や暮れなんかに祖母の家にいった時、従姉妹と一緒に、あるいは伯父や祖母と遊んだものでした。みっつ上の従姉が詳しくて、花札にしてもトランプにしても、いろいろな遊びを教えてくれて、ああ、あれは楽しかったですね。

うちは大家族というほどに親戚はいなかったけれど、ふた家族、三家族集まれば、子供もそれなりの大人数になるわけで、普段はできない遊びができるようになった。それは例えばポンジャンで、人生ゲームなんかもやったっけかなあ。祖母の家にはテレビゲームがなかったから、ボードゲームやカードゲームがメインでしたね。大富豪、ダウト(ざぶとんと呼ばれていた)、ページワン、スピード、いろいろ遊んで、そして花札は花あわせをやっていました。ルールとか、みんなそんなに詳しくなくて、だから『サマーウォーズ』の陣内家みたいなシビアな勝負は成立しなかった。本当にパーティゲームっていう感じで、気にいった札を銘々とりあって、点数計算して、それで勝ちの負けのいって楽しんでました。懐かしい。ええ、『サマーウォーズ』は、そうした懐かしい頃のこと、ばっちり思い出させてくれましたね。

祖母のうちにあった花札、それがなんだったかっていうのは、さすがに私も覚えていません。裏がえんじ色だったように思う。もとは赤かったのがくすんだんでしょうか。うちもそうなんですけど、あの家も相当に物持ちのいい家だったから、数十年っていう単位で使われてきたものだろうと思います。

花札、昔はどこの家にもたいていはあって、ええ、うちにももちろんありまして、ちょっと引っ張り出してきました。

Hanafuda

銘柄なんだろうと思ったら、任天堂の都の花でした。裏は黒。一番安い札なんですが、まあ一般家庭ならこれで充分ですよね。そんなに頻繁に遊んだ覚えはないのだけど、時には遊んでいましたよ。たいてい花あわせでしたね。というか、それしか知らなかった。こいこいは名前だけは知っていて、それをしっかり理解しようと思ったのは、まさに『サマーウォーズ』の影響といえるでしょう。で、花札の遊び方について調べたらおいちょかぶとか八八とかね、本当にいろいろある。いろいろ知っていきたいなあ。そう思うのですが、今、私の周辺には、一緒に花札で遊んでくれるような人がいません。

ああ、人と花札で遊びたい。誰かと花札やりたいよ。ほんと、そんなことばかり思っています。

任天堂

田村将軍堂

大石天狗堂

エンゼル商事

ニチユー

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