2018年8月6日月曜日

『まんがタウン』2018年9月号

『まんがタウン』2018年9月号、一昨日の続きです。

『中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます』。最終回を迎えましたね。今回は二本立て、一本目では終末期ケアを扱って、ちょっとでもミスしたら死んでしまうというプレッシャーにおののいて、そして命をながらえさせることの意味とはなにか思い悩んだり。ええ、結構重く、ネガティブな方面に沈んでいくんだろうか、そう思わせたんですね。ところが同僚の織田さんがその仕事を手伝ってくれて、その彼の姿勢にいろいろと気づかされることがあったというんですね。これ、余裕ができたんでしょうか、仕事に慣れることで、他のヘルパーがどんな風にやってるか、その姿勢や技術に気づけるようになった。しかし、自分はどうだろうか。自問しながらも続けていれば、ああ、うまくやれることが増えてるんですね。いろいろあった問題、すべてが解決に向かったわけじゃないというのはリアルと思います。例の感情をコントロールできない彼のこと、相手にしない? のらりくらりとかわす? そんな感じでいなしたみたいに見えますね。そしてあわない仕事、そう思っていたのに、心動かされることもあってというそのラスト。仕事を通じて、自身の内面を描いた、そうした色合いの強いラストだったと思いました。

『ちこはゲーセン一番星!』。今回は、ガンコントローラーでゾンビを撃ちまくるゲーム。あいかわらずちこは下手なんですね。でもって今回も河合さんが無双するのかな? そう思ったら、ああー、ゾンビ苦手でしたか。でも、衛生面が問題っていうその理由、なんか面白いな。そんな河合さん、娘とゾンビ映画にいくことになったといって憂鬱そうなんですが、ならば慣れろとゾンビシューティングで特訓するっていうんですね。そうしたら、まあ無双。動くものは全部撃つ、みたいなプレイだけど、的確に敵を無力化していく様、やっぱりこの人うまいんだなあ。というか、苦手ジャンルとかないのかな? ゾンビ面かぶってやってきたあつみに、二挺拳銃で立ち向かうとかね、冷静さ失っても的確に銃撃試みるところなんてね、ゲーマーの鑑にも思える姿でしたよ。

『小春さん、ずれてない?』。小春、バイトをはじめましたっていうんだけど、飲食系らしいというのね、制服もあるっていうのね。それで冬樹、ウェイトレスみたいなの想像してたら、なんと製造。まったくもって予想を外してくれますね、小春さん。バイト紹介してくれた小西とはどんな感じなのか? 聞けば見事に仕事関係でしかコミュニケーションとれてなくって、しかも仕事に入ればマスクやら帽子やらがっちりで、誰が誰やらさっぱりわからんっていうのね。進展、見込めへんやん! 他のパートさんとの会話が面白かった。彼氏欲しくてバイトといったら、いい人紹介してあげるよ、そういってもらえたのだけど、そうか重いか……。さすがの考えなしの小春でも引いてしまうラインナップ。これもひとつのリアルなのか? 小西とのメール交換やらされた冬樹が、こいついいやつだっていって、小春をあてがうのかわいそうじゃないかっていいだすのもね、面白い。ああー、さすがの小春も気を悪くするんだ。今回、意外と考えてないわけでもない小春の側面見れて、よかったですよ。結局、今回も小春はがっかりさんだったんですけど、小西は小西で、いきいきにこにこ仕事にとりくむ小春のこと、好意持って見てたんですね。もしかしたら、仲が進展することなどあるのかも知れませんね。

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