2012年2月20日月曜日

『まんがタイムファミリー』2012年4月号

『まんがタイムファミリー』2012年4月号、先日の続きです。

『しずかにしてください』、面白いなあ。就活生を見て静さんの思うところ、いやはや、実際そのとおりやもなあ。しかし、静さんが採用されたわけ。社長の思想というのでしょうか、冒険枠なんてのがあるっていうんですね。面白いなあ。余裕があるならともかく、不況下においても冒険する。いい会社だと思います。しかし黒澤、この人、もともとはドSだったのが、静と出会って違ってしまったのか。なるほどSとMは表裏一体、なのでありますな。しかし、冒険枠、静さんのミラクル。見事に炸裂していて素敵です。

『椿さん』は、稔の受験、合格発表を前にして、いろいろ慌しい邸内ですが、いや、むしろ椿さんの仕業か。くす玉作る、家中磨く、などなど。いつも以上に張り切ってる、それはいいんですが、そのたびに振り回される稔。あの合挽きは面白かった。なんで、よりによって合挽き。そのチョイスがナイスです。全然動じない旦那さまの秘密、くす玉の不発など、はしばしに笑いがあって、そしてラストもやっぱり笑いで、ほんと面白い。椿さん、彼女は最高です。

『はちみつカフェ』は、よしのさんの恋。馬場のことが好きだっていうんですが、なんて純情なふたりだろう。あの、挨拶して動揺する馬場氏。あの様子見て心配してる、その台詞が面白かったです。しかし、よしのさん、恋する乙女だけあってか、いろいろと不安定。蜂谷を疑い詰め寄ったり、このアップダウンは面白い。いいキャラクター。今後も出てくるのかなあ。だったらいいなあ。そして馬場の返答。無神経なのか、やさしさなのか、それはわからないけれど、少なくとも彼女のことを受け入れようという、そうした気持ちは感じられて、やっぱりいいやつなんじゃないか、そう思わせられるんですね。

そして、巻末には『椿さん』と『教師諸君!!』のとりかえっこ4コマがありまして、あの岩瀬先生と桐原さんの入れ換え、これは面白いなあ。ぱっと見、わかんないよ。しかし、椿さんは基本ハイスペックで悪ノリしてる、そうしたところを押し出してきているところがありまして、西名先生となると、ちょっと自信喪失してみたりと、共通して描かれるところあれば、ちょこっとずつ違って描かれるところあり。お借りしてるキャラクターに花を持たせるではないですが、ちょっと目立ってもらう、そんなところがいい感じと思いました。しかし、画風作風違っていても、ちょっと通じる、そんなところがあるように思います。

  • 『まんがタイムファミリー』第30巻第4号(2012年4月号)

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