2012年2月17日金曜日

『まんがタイムファミリー』2012年4月号

『まんがタイムファミリー』2012年4月号、発売されました。表紙のテーマは雛祭りですね。メインに『ぽちゃぽちゃ水泳部』、おひなさまカツ代とお内裏様あゆたんなんですが、なんだ、お姫様だっこなんぞして、あゆたん男前だな。というか、これ、本当だったら抱き上げるとか絶対無理だと思います。そして他には三人官女の西名先生、五人囃子の椿さん、そしてひなあられ食べる『らいか・デイズ』らいかです。

『ひよっこシスターの安息』は、春眠暁を覚えず、ですね。ああ、もうそんな時期なんですね。はやいところでは梅も咲きはじめ、日々暖かくなり、気付くと眠ってしまっていた。やばいやばい、ばれてないよな、そんな季節です。しかし、シスター雛形、寝心地がいいといつまでも眠っちゃうから、なるべく寝づらい枕使ってるとかおっしゃってますが、それであの朝寝坊。いい枕使った日には、一生起きない眠りの森の美女でありますね。ということで、居眠りするシスター雛形、ああ、しあわせそう、見ていてこちらもいい気分。シスター栗栖の居眠りは、いいですね、ばれない。そして、夜のシスター雛形。いつもの修道服とは違う雰囲気。なんだかよかった。面倒見のいいシスター根津も、またいいですね。目が開いてないのがいいですね。

『働け!おねえさん』、俺たちだっていやされたいって、男同士で癒されたらよろしいじゃないですか! さて、友人との飲み会で職場の愚痴をいいあっちゃった、それで申し分けなく思ってるまわたりんです。いや、ほんと、それでこんなに苦しむなんて、なんていい子だろう。そう思うんですね。そして達観している皆。いやあ、こうしたことを許せるのもすごいけど、かつてそういっていた自分を冷静に省みてる、それも素晴しい。さてさて、春の味覚。山菜、それから菜の花。ご馳走してくれる来島さん、しかもお店の人にわざわざ頼んでって、ほんと、いいお姉さんだなあ。そう思います。馬渡が懐くのもわかる。彼女の感想、あれもよかった。ほんと、ちょっとしたこと、けれどすごく貴重なこと、そう思わされます。

教師諸君!!』は、確実に季節が過ぎていってるんですね。三月は別れの季節、社会科には転任する人いなかったけど、被服部正顧問の先生が転任なさることになって、ああ、この繰り返されて、定番になっていたネタが失われても、こうした転任イベントが発生するところに、なにか安定とかよりも、変化していくこと、その面白さ、そこに発する気持ちなど、もろもろ描こうとされているのかな、そうした傾向感じられます。しかし、後半の西名先生、素晴しいな。眼鏡スーツなど、初々しいとか、いや、もう、なんだろう。お願いします。なにを? スーツの流行り廃りとか、ああ、自分は一昔前の方が好みかも。すらっとしてる方がかっこいいとは思うけど、ちょっともっさりした、そんな風合いにひかれます。それは、自分がその世代の人間だからなんだろうなあ。

『よめヨメかなたさん』は、昭和のかなたさんの実家に帰ったって話。一旦里帰り、そんなつもりだったのに、旅館を継ぐ、そうした前提で勝手に話進められてるっていうんですね。しかし、にこにこしながら嫌味で陰険なお母さんです。で、そのお母さんのいってること、全然意に介さない、というか気付いてない乙人。面白いなあ。頼りないというか、気のきかない人なんだなあ、そう思っていたら、最後、ついに爆発してしまったかなたさんをフォローする、その姿、ああ、いい男じゃありませんか。ほんと、やる時にはしっかりやって見せる、そんな姿、見事でした。

  • 『まんがタイムファミリー』第30巻第4号(2012年4月号)

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