2012年2月6日月曜日

Jim Dunlop Blues Bottle Slide

 昨日、リゾネーターギターを弾く女学生漫画なんて取り上げたもんだから、いやあ、リゾネーターっていいよね、なんか憧れるよね、みたいな気持ちになってしまってしようがありません。リゾネーターギターっていうのは、エレキギターができる以前、どうしてもパワーでホーンに勝てないギターの音量をいかに増大させるかという挑戦が生み出したギターであります。ボディの中に金属の共鳴器がはいってて、弦の響きをみゃんみゃん増大させるんですね。共鳴器にもいろいろ種類があって、またボディが総金属のものや木製のもの、いろいろあって、それぞれ個性が違ってくるわけです。『ちゃりこちんぷい』のまれちゃんのギターは、ボディが総金属でコーンはシングルのタイプ、多分。こういう金属ボディのタイプはめちゃくちゃ重いらしいですね。で、まれちゃん、小指に金属のスライドバーつけて弾いてる。というわけで、今日はスライドバーの話をちょっとだけ。

といっても、持ってるだけで、ろくに弾けないんですけどね。私が持ってるのは、メディシンジャーと呼ばれたりする、小さな瓶のタイプです。薬に内服液というのがありますが、その空きボトルを使ってスライドをやっていた、というので、今ではスライド用の瓶が売られていたりするんです。

スライドバーはボトルネックといったりもしますが、それは瓶の首の部分を切り落として使ってた名残りなんですね。こんな風に、もともとは身近にあるものを適当に工夫して使ってた。瓶の首は真っ直ぐじゃないから、慣れないとおよそ弾きにくいものだっていいますが、その曲がり具合がまた音に個性を与えたりするとか? なので、今でも瓶の首を切り落としたものが売られていたりします。

薬瓶や瓶の首タイプはガラス製です。オーソドックスではありますけど、今はたいてい金属製の筒が使われて、ガラスに較べてこちらの方が甲高い音がします。で、ガラス以外に陶器製のがあって、こちらはガラスよりさらに音が丸くなる。高域が落ちるわけですね。好みによって使いわける。というわけで、私は薬瓶のをひとつと、陶製のをひとつ持って、たまに遊びでみゃんみゃん弾いたりしているんですね。

ところで、この動画を見て欲しい。

電球ですよ、電球! 自分も、スライドバー買うまでは電池でやったりしてましたけど、電球という発想はありませんでした。もう、本当に身近なもの、スライド効果が得られたらもうなんだっていいんだっていう話ですよ。いや、もう、電球、かっこいい。そういえば、薬瓶っていうの、コリシディンっていう風邪薬の内服液の瓶が好まれたりするんだそうですが、日本では葛根湯内服液がいいという人がいて、いや、これ結構よく聞くんで、その筋ではポピュラーだったりするんですかね。このあえて買ったりじゃなく、身近にあるものを流用する、それがなんからしいというか、ちょっとした思い入れだったりするんでしょうね。

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