2008年9月16日火曜日

機甲装兵アーモダイン

 この数日はQMA DS一色といってもいいような生活を送っていたのですが、それももう終わり。というか、QMAは疲れるんです。たかがクイズゲームになにいってんの、なんていわれてしまいそうですが、ドラクエでいえばMPを消費するといった感じです。頭がくたくたになります。だいたい自分の限界はトーナメント3戦ですね。それ以上になると、凡ミスが増える、知ってるはずのことが思い出せない、以前わかった問題で間違える、なんてことも普通に起こります。だから、一日3トーナメント。けど、これではどんどんプレイして、どんどん知識を蓄えていく他プレイヤーに対抗できない。難しいですね。なお、現在ドラゴン組残留中。平均2位を確保してます。もう、死にそうだ。

QMAやって、体温あげて、いい感じにぐったりしたあとは、別のゲームをしています。それはなにかというと、『機甲装兵アーモダイン』。アーモダインというのは、『カルドセプト』に出てくるクリーチャーで、戦闘時水土地×20のHPになることから、条件がそろえば鉄壁の防御力を獲得する — 。ごめんなさい、嘘です。

『アーモダイン』は、『カルドセプト』で知られるソフトハウス、大宮ソフトが制作したロボ系シミュレーションゲームです。とかなんとかいって、発売された頃はゲームからばっちり遠ざかっていたものだから、全然知らずにいたのですけど。このゲームを知ったのは、『カルドセプトDS』が出るってもんだから、いろいろ調べてみた、その絡みでなんですね。で、あまり売れなかったらしい。そうなのかー。でも、システムまわりを知るとなんかいろいろ面白そうな仕掛けがあるみたいだから、手を出してみようかと思った。私の裏道歩きといわれる所以です。

プレイしてみての感想は、基本勝手に動くユニットにおおまかな指示を出す、あまりプレイヤーがでしゃばらないタイプのシミュレーションゲームといったところです。昔野球ゲームで監督をシミュレートするようなのがあったと思うのですが、そんな感じかと思います。あと似てるというなら、完全委任でプレイした時の『ジオニックフロント』ですね。ユニットに侵攻ルートを伝えて、あとは勝手にやってもらう。ただ『ジオニックフロント』と違うのは、あれは出撃前のブリーフィングでほぼ完了してしまうけれど、こちらはいつでも命令の変更ができるという、そのあたりです。『ジオニックフロント』は作戦が失敗したら、自分がプレイヤーとして介入して、大暴れするしかなかったんです。でも、経験上、自分が操作したほうが帰還率は下がったような気がします。

ゲーム全体から感じられる雰囲気は、『フロントミッション』のそれに近いと思っています。小隊というかキャラバンというかを率いて、出撃機体アッセンブルして、どのパイロットを乗せるか決めて、そういうところは『フロントミッション』似ですね。でも『フロントミッション』と決定的に違うところがあります。ひとつめは、最初にいったように、細々とした指示は出さないというところ。パイロットは自分で判断して動きます。そしてもうひとつは、育てたパイロットはいずれ卒業していくというところです。なにそれ? って感じですが、プレイヤーの指揮する小隊はブートキャンプもかねていて、パイロット志願者をよって集めて、育てて、一定以上の練度になったら正規軍に出荷するというシステムなんですね。だから、パイロットは順繰り順繰り替わっていきます。つまり『フロントミッション』であった、一部キャラだけが突出して強くなる現象は起こりません。けど、この小隊に所属するパイロット四人は、いくらでも強くできるのかな。もし彼らが戦死して除隊とかしたらショックだろうな。まあ、それは追々わかる話。

プレイヤーは、パイロットを補充し、物資を補充し、侵攻ルートを決め、指示を出す。そして、パイロットたちのトレーニングメニューを決めることができます。各ミッションごとに、訓練できる回数というのが決められていて、八人の一軍パイロットの訓練内容を決めることで、目当ての能力を伸ばさせることが可能です。パイロットの行動に関しては、こういうやり方でも関われるわけですね。パラメータの高低によって行動のパターンは変わる。また、パイロットには小隊隊長、つまりプレイヤーに対する好悪の感情もあって、出撃させて活躍させられれば上がるし、飼い殺しにすれば下がるし、だから話しかけたりして懐柔して、ある程度の好感を得ておかないと、作戦中にいうこと聞かないなんていうこともあるらしい。

完全にこれ、下級士官ゲームですよね。部下の状況把握して、部隊の状況把握して、物資調達して、そういう裏方的働きに楽しみを見出せるなら楽しめる、そんなゲームだと思います。昔、『卒業』とか『誕生』とかいう、育成ゲームをプレイしたことがありましたが、それに近いですね。最初はいうことを聞かない生徒、アイドルに、あれこれ指示出して、生活改善やら勉強、トレーニングやらをさせて、成長させていく奴。訓練に関してはまさしくそんな感じで、そこに戦術級シミュレーションを追加したら『アーモダイン』になります。私は、そんなには繰り返しプレイしなかったけど、『卒業』も『誕生』も楽しめた口だから、多分『アーモダイン』も楽しいんだろうな。実際、今のところは文句なく、楽しんでいます。

とはいえ、なにがいいといっても、自分があんまり働かなくていいところですね。最初にいっていたQMA DSですが、あれやって疲れた頭でも充分プレイできます。即時の対応が求められないことがこんなに楽だなんて! 記憶力、理解力、洞察力、反射力が求められるQMA、対して『アーモダイン』は縁の下的働きが求められる。今の私にはすごく向いた、いいゲームです。

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