2008年9月2日火曜日

めげない! ひよっこ精霊士

 ちょっと聞いてください。今日の夕食に枝豆が出たのですよ、枝豆。私は枝豆好きだから、食後の楽しみにと思っていたんですが、なんかこの鞘の様子がおかしい。見るからに色が黒く、これは黒大豆だからか? いや、でも所々に点々と黒くなっているのは、中に虫がいるんだよな……。食事を終えて、問題なさそうなのを見極めてむいてみたら、虫! やっぱりな。もうひとつむいたら、そこにも虫! 虫食い率は、七割八割を数えて、なんだこりゃ、なんでこんなに虫が多いんだ。無農薬だから!? けれど私は枝豆は好きだから、選ってよって食べて、しかし虫食いを引くたびに、うわー、だの、うぼー、だのやかましい。だいたい虫を食べる文化もあるのだから、こんなに嫌うのはいっそ失礼なんじゃないか。とは思うのだけど、やっぱり虫はいやです……。とまあ、そんなわけで、今日も『めげひよ』であります。

なんで虫から『めげひよ』に流れるの? 疑問にお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、まあ読めばわかります。ええと、ちょっと引用しましょうか。

めげひよ豆知識⑨【ヤデス】
 大陸の僻地に暮らす少数民族。[中略]伝統的に虫を好んで食べることで知られる。[後略]

伝統的に虫を好んで食べることで知られる。そしてこの昆虫食がちょっとした定番ネタになっているんです。最初に出たのは、第3話でしたか、シロアリの卵治療法で、いや、これは食べてないか。ええと、次のページ。100種類の幼虫の体液を集めた栄養剤、これを皮切りとして、幼虫、サナギの漬物……。これで全部か、意外と少ないな。もっと多いと思ったんだけどな……。

気を取り直して — 、それがこんなに印象深いのは、それだけインパクトが強かったからなんでしょうね。ことさらに小さくて、ちょっと神秘的で、そしてかわいい、のはみんなだけど、そんな女の子が、昆虫を常食にしている。うぼー! たまらぬ。勘弁してください。いや、わかってるんです。昆虫を食べる地域も文化もあるってことは。だから、嫌がりすぎるのは失礼にあたるってこともわかってる。でも、私にはちょっと無理。この先、ものすごい食糧危機とかあったらどうかわからないけど、少なくとも現状で昆虫はちょっと無理です……。

でも、一度食べたら平気になるんだろうなあ。実際、さっきの枝豆、選って、虫の入ってるのははねたつもりなんだけれど、でも多分ちょっとは食べてるだろうな。うん、豆も虫も蛋白質だ。けど、はい、っていって皿一杯の虫を出されたら、やっぱりうぼーってなって食べられないと思う。だから、イコナたちの気持ちはよくわかる。わかるからこそ、あんなにも印象深いネタと感じたのでしょうね。いや、本当に、インパクトは抜群でした。ハスレーンとともに、ぜひ今後も続けて欲しいネタであると思います。

引用

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