2005年12月16日金曜日

誕生 — Debut

『誕生』は『卒業』の次回作となるのでしょうか、基本的に同様のシステムを持っているゲームで、違うのは『卒業』では教師として生徒を相手にしていたのが、『誕生』はマネージャーとしてアイドルユニットを相手にするというところです。

実をいうと私は『卒業』で決定的にこの手のゲームは性に合わないと思い知って、そんなわけで『誕生』が発売されていたのも知らずにいたのですが、あるときこれがワゴンで投げ売りされているのを見て、ああ、これなら買ってもいいなあと思った。それで一通りプレイしてみて、『卒業』よりこっちのほうが自分には向いているかもと、そんな感想を得たのでした。

『誕生』の基本システムは『卒業』に同じですが、ですが、大きく違うところがあります。それはですね、プレイヤーとキャラクターの関係性でありまして、例えば女の子のご機嫌を取るのにプレゼントしたりできるんですが、『卒業』だと、教師が生徒にそんなことをするのか!? なんて思うから私にはやっぱりあのゲームは向かない。対して『誕生』だと、うちのタレントが売れればとにかく勝ちなんや、もので釣ってなにが悪いねん、と割り切って行動できる。それこそ、目的のためにはどんなことだってできちゃうもんね。

ゲームプレイにおける心構えが違うわけですよ。

後はライバルの存在でしょう。『卒業』では登場キャラクターは生徒だけですが、『誕生』だとライバルが七人ほどいて、彼女らとしのぎを削りあっているわけです。それで、クイズ戦にライバルを引きずり込んで、負かしてしまうなんてのもできる。ほら、妨害ですよ、妨害。ちょっとうちの事務所のタレントよりも上にあがろうものなら、即座にちょっかいを出して活動できないようにしてやるのさ。ははははっ!

とにかく、うちのタレントが一番になるなら、どんなあくどいことでもやりますからね。ざまあみろ、成沢みかん! ってなもんですよ(すまん、狙い撃ちしてました。嫌いだったから)。

私は前評判では藤村さおり(笠原弘子)が好きだったのですが、なんでかプレイしていると田中久美(かないみか)にシフトしてしまい、かないみかだからか!? いや、実をいうと誰よりも気に入っていたのは綾瀬未緒(島本須美)で、彼女だけには妨害工作しなかったなあ。

当時、バイト先に普段はこの手のゲームはしないくせに『誕生』だけはやってるのがいて、二人で綾瀬はよい、応援せずにはいられない、だけどみかんは駄目だ、ガキはすっこんでろと、妙に意気投合していたのを思い出します。

と、こんだけ書いてどんだけ遊んだかというと、一通り、つまり一回とおして遊んだだけで、けどその一回が楽しかったなあ。

Windows機にBasilisk IIも入れたんだから、今度暇ができたら、遊んでみようかなあ。

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