2005年12月6日火曜日

ハウリング

 公開時に流されていたテレビCMが怖くて、トラウマのようになった映画。それが『ハウリング』です。キャッチコピーは「五分前は人間だった」。じゃあ、今はなんなんだというと狼男なんですね。人が狼になるというシーンをCMでも流すんですが、狼男がいるところにモザイクがかけられていて、その不鮮明さが、そこに得体のしれないなにかがいるんだという強烈なメッセージとなったのでした。

いやあ、あのコマーシャルは怖かったですよ。本当、夜にトイレにいけなくなるし(でもいくんだけど)、日が暮れたら表も歩けない(といっても歩いたんだけど)。今から考えればなんて素朴で素直な子供時代って感じですが、だって怖かったんですからしかたがないじゃないですか。

ここまで書いて、わかりました。私、この映画、劇場で観てないです。なんかと勘違いしてますね。私が見たのは、吸血鬼がいる建物かなんかに、吸血鬼退治をなりわいにする男が向かって、ってそんな映画だったんですが、ヘルシング教授? いや、ヘルシングの孫だとかそんな感じだったと思うんだけど、そもそもヘルシングかどうかさえ覚えがなくて、ラストがなんか吸血鬼の眠る棺桶をあばいて、胸に白い杭を打ち込んで、いや、それでも死ななくて、結局太陽の光で退治してとかだったっけかなあ。

この手の映画はうちでは人気がないので、まさかわざわざ券買っていったとは思えない。多分、券をもらったとかそういう口なんだけれども、しかし、ここまで覚えていて後はまったくわからないというのも困ったもんです。年代は1980年代中盤から後半にかけてだと思うんですが、覚えがあるという方がいらっしゃったら、教えてくださるとありがたいです。

『ハウリング』は後にテレビで観たんでした。その時にようやく狼男の映画であると理解して、そして迫力の変身の場面なんですが、残念ながら暗くてよくわからないというのが感想でした。

あまりに想像の中にうごめいた『ハウリング』がおそろしすぎたためか、それほど怖いとも思えず、なんだかぱっとしない感じとなってしまいました。

今見れば感想も違うのかも知れませんが、残念なことです。

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