さて、昨日いっていた職場での年賀状作成は、筆ぐるめというソフトを使っての作業。しかしなにが問題かというと、私はそれまで筆ぐるめを使ったことがまったくなかったのですよ。それでも呼ばれればいかなければならない(本務でもないのにな!)。で、使ってみて、あれですよ。非常に使いにくいソフトであると思いました。今回は、住所録の部分ではなく、年賀状のデザインだけをさわったのですが、どうにも直感的ではないのですよ。また、ツールバーがないなど非常に独創的なインターフェイスは、これまでの経験がほとんど役に立たない。とにかく、駄目だこりゃと、そんな気持ちで作っていました。
でも、おそらく一般的なドローソフト(イラストレーターとかフリーハンドとかです)に慣れていない人には、こうしたソフトのほうが使いやすいのかも知れないと思いました。
フォントサイズを決める際には、ポイントを指定するという考えはなく、テキストのボックスのサイズを変化させるに従ってフォントサイズも変更されるから、複数のテキストオブジェクトのフォントサイズを決めようと思うと妙にやりにくい。けど、なんとなく適当に、見た目で作っていくような人なら、こうしたやり方のほうがきっとよいのでしょう。あと、オブジェクトのサイズを変更するのに、ポイントやセンチ、ミリという単位でやっつけることができないのも困りました。まあ、これは私がそうした設定を見つけられなかっただけのことかも知れませんが、いずれにせよ、一般的なドロー系ツールに慣れている人間には使いにくいのではないかと思います。
あと、厄介なのはモードの概念があることで、例えばテキストオブジェクトの内容を変更したいと思った時にです、テキストオブジェクトをダブルクリックしてもなにも起こらんのです。テキスト編集のモードに切り替えて、画面左に出てくるテキスト編集ボックスで編集して、このやりにくさよ! でも、こういうのが使いやすいと考える人もいるはずで、けれど直接テキストオブジェクトを編集することに慣れている私には使い勝手がよいとは思えず、まあ、このへんは慣れや好き好きでしょう。
私はいわゆる年賀状作成ソフトを使ったことがないのですが、他のはいったいどういったもんなんでしょうね。けど、こういうソフトを主に必要とするユーザーは、乗り換えとかを考えたりはしないように思います。最初に使ったものを延々バージョンアップしながら使い続ける。そのソフトの使い方に慣れて、だから他のソフト(たとえそちらのほうが一般的なルック&フィールを備えていたとしても)に応用が利かなくてもかまわない。
こう考えると、コンピュータ購入時にソフトウェアをバンドルさせる意味もわかろうというものですね。ちなみに私、バンドルソフトウェアは大嫌いです。
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