2007年10月30日火曜日

RICOH GR DIGITAL

 トラブルに対処すべく出動していた私、なんとかやっつけてやれやれ事務所に戻ったら、係長が呼ぶんです。ま、またトラブルか!? 正直もう勘弁して欲しいと恐る恐る寄っていったらば、トラブルどころじゃないですよ。なんと、GR DIGITALの後継機が発表されたそうじゃありませんか。わお、そろそろ出るらしいとは聞いていたけど、ついに出たか。見れば、広角単焦点という基本コンセプトはそのままに、画素数を上げ、低ノイズ高画質を目指したという、まさしく正常進化というにふさわしいものであります。この目立った機能アップを目指さないっていうスタンスは、GRのコンセプトが秀逸であること、またそのコンセプトが受け入れられているということを明らかにしていると思います。そして、カメラとしての完成度の高さを雄弁に物語るものであると思います。

GR DIGITALのモデルチェンジがなって、じゃあ旧GR DIGITALは過去のものになってしまうんだろうかと思ったら、なんとファームアップによって大幅な機能追加がなされるのだそうですよ。モノクロ撮影のバリエーションを増やしたほか、より詳細な設定を可能とするなど、これのおかげで新GRにかなり近づくことができる、現行ユーザーとしては大変ありがたい計らいです。さらに驚かされたのは、なんとテレコンバータが出るんですね。35mm換算で40mm相当とのこと、若干広角寄りだけど、準標準、ちょっと興味のある画角ですね。正直なところ、新GRよりテレコンバータの方が嬉しいかも知れません。いや、そりゃもちろんベストは新GR + テレコンなんだと思いますけど。

さて、あえて今まで触れてこなかった新GR DIGITALに追加される機能について。高解像度化とか高画質化は当然あることだと思っていたし、Caplio GX100に搭載された1:1モードもくるだろうと予測していたわけですが、まさか電子水準器がついてくるとは思いのほかでした。写真を撮る時にですね、うまく水平をとれず、結果不安定な絵になってしまい、まずかったなあ、ちょっといやだなあと思うことはたびたびありまして、水準器があったらなあ、そんなことを思ったことは実はあるのです。まあ、実際に水準器取り付けたりはしませんでしたが、おそらく私のように思った人はあったはずで、そしてそうした要望が電子水準器として結実したのでしょう。こりゃちょっとすごいですよ。

当たり前の話ですが、ファームアップでは水準器はつきません。だから水準器が欲しいなら買い足して、という話になるのでしょう(買い足したら、現行GRは常時テレコン装備になりそうな予感)。でも、正直それだけの余裕はないわけで、今の愛機を使い続けることになりそうです。実際、極端に見劣りのするようなこともないわけですし、まだまだ初代で戦えそうです。

参考

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