2007年3月4日日曜日

ひだまりスケッチアンソロジーコミック

 ひだまりスケッチ』がアニメ化ということで、実はこれは芳文社としては快挙といえるできごとらしく、というのも芳文社発のアニメとしてはこれがはじめてのケースというらしいですから、会社としての力のいれようも違ってくるというわけです。初回限定の2巻にカレンダーがついてきたり、あるいは来月にはなんかビジュアルファンブックが発売されるなど、正直なところ、大丈夫かなという気もしないでもない。だって、アニメはもうじき終わるんじゃないのかな? もし売り時を外してしまったりなんかしたら、2年経っても山積みみたいな危険な状況にもなりかねない……。そんな気がするのは一体どうしてか、そのへんはあんまり深く追求しないでおきたいと思います。

けど、好きな漫画がアニメになるというのも悪い気はしないですよ。好きだからこそ、やっぱり広く知られて欲しいと思いますし、漫画という人気商売において知名度というのはそれこそ力であるとも思いますから。とかいいながら、アニメは一度も見ていないのですが、けどこうした状況を横目に見てるだけというのも面白くないから、ここはアンソロジーでも買っておこうと、そんなことを考えたのでした。

で、買ってきたアンソロジー。微妙といえば微妙、けど公式アンソロジーってだいたいみんなそんなもんですよね。なんというか、ご祝儀本という感じがするのです。系列誌に連載している作家たちが集まって、おめでとうと言祝ぐ。そういう祝祭的なのりがアンソロジーにはあると思います。

さて、その祝祭についての感想はというと、正直もっと悪乗りがあってもよかったなあという感じでありまして、だから私の好みはカバーを外したところに掲載されているなかま亜咲のとか、いつもどおりというかやっぱりどこかおかしいkashmirとか、そういう寄稿する作家のらしさがいい感じにチャレンジしているのがとにかく好きなようです。だから、もともと好きな作風の漫画家のはおおむねいい感じで、上にあげた二人以外のでも結構いい感じと思えるものは多かったから、私にとってはあたりの本であったといえるでしょう。

ところで、スカートの下にジャージ。私も非常に好きな感じです。いや、巻末のコメントの話。実をいうと、私はこういうコメントが大好きで、いや、なんかいいじゃないですか、雰囲気が。かわいいイラストもいっぱいだし(女の子ばんざいです)、ひだまり大好きの1歳児なんてのも実にいい感じだし、ちょいと手に取ってにまにまするには実によい本だと思います。

0 件のコメント: