2007年3月19日月曜日

Don't Know Why

 iTunes Storeにて六曲ダウンロードしましたという話の続き。本日は第五曲目、再び洋楽に戻りまして、Norah JonesのDon't Know Whyが選ばれましたという報告です。うー、以上。以上? いや、私ノラ・ジョーンズとかよく知らないんですよ。名前くらいは聴いたことありますよ。けど、正直どういう人か知らない。どういう歌を歌うかも知らない。じゃあ、なんでダウンロードしたのといわれると、それはあれですよ。お勧めをいただいたからです。ノラ・ジョーンズはどうですか? 何年か前にグラミー賞をとった曲があるはずですから、そのへんがきっといいですよといわれて、きっといいに違いないと思ってダウンロードしたのでした。なお、曲名とか全然わからないので、Wikipediaで調べて、それでようやくDon't Know Whyに行き当たった。それくらい、なにも知らなかったのです。

ノラ・ジョーンズ、ジャズシンガー、ダウンロードしたDon't Know Whyを聴いてみれば、それはとてもゆったりとした曲。ちょっとメランコリック。ジャケットに見える女性が歌っているとはちょっと思えないような気だるさがあって、この歌っている当時22歳だったんだそうですね。確かに聴いてみればちょっと若いかなって感じはします。けど、だからといって即ジャケットの女性に直結するとも思えない。微妙な風合い。若さを残しながらも、成熟を見ようとするような雰囲気もあって、豊かでそして整っている。そんな印象、確かにダウンロードしてよかったと思える、文句なしの一曲だと思います。

けど、ちょっと整いすぎているかもなんていったら罰が当たるかしら。いや、これだけしっかりしっとりと歌えるというのはそれだけの素地があるからなんですが、整いすぎているという感じがあるために、聴きやすすぎるというか、耳に素直すぎるというか、そういう不満が出てくる、いや人間というのは贅沢なものだと思います。おそらくはこれがレコーディングだからそうなんだと思うのですが、もしこの人をライブで聴いたらきっともっと違うはず。その場その時の空気感をともないながら、また違った味わいもあるんじゃないかと期待してしまうような、そんな感じがするのです。完璧は期せないかも知れないし、バランスにおいても揺れや動きが見られるかも知れないライブは、しかしその時にしかない魅力を持つことが往々で、だからきっとこの人の歌はそういう場で聴けばもっと違ったよさを見せてくれる。ぎりぎりのバランスで成立するような、そんな美が現れるんじゃないかななんて思います。

それとですね、この人の曲は、年を経るごとによくなるんじゃないかなあって思います。確かに、今の日本じゃちょっと見かけないような22歳ですが、けどこれが32歳だったら、42歳だったら、その経てきた歳月の分だけの味わいが積もり醸成されているはずで、その時にはきっとすごいことになってるんじゃないかななんて思って、今いくつ? ええと、じき28歳になるのかな、ああ、この五年だかできっともっと力をつけているはず。最新アルバムなんてどんなだろうとか思ってちょっと興味が出ています。

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