2006年1月20日金曜日

Takashi Hamada / Climax Rag : Classic Rag 1899-1999

私はすっかり小樽のギタリスト浜田隆史氏のファンです。浜田さんに関しては、そのギターの技巧にも目を見張らないではおられないのですが、それ以上に音楽を楽しんでいるという姿勢そのままの演奏が素晴らしくて、ギターをやる人間なら聴いておくべき人だと思うのです。自然と揺れるスウィングの心地よさに加えて熱狂のグルーヴ。その音楽はしなやかで強靱で、実をいうとCDでは物足りなく感じます。それよりも、ライブにおける演奏がすごいんですね。他にはない、まさに浜田氏の音楽を堪能するにはライブだと、私はここにはっきりと言い切っちゃいますね。

私が浜田氏の演奏にはじめて触れたのは、忘れもしない2005年4月1日の高槻市でのライブでした。ささやかな喫茶店で、輪になるようにして浜田氏の演奏を聴いた。PAの必要はなく、ギターの音そのものに触れるような感覚はすごくピュアで新鮮で、あの一時は本当に素晴らしかった。端正というよりは粗削りな感じもある演奏ですが、それがすごくライブ映えするんですね。ぐうっと引き込まれて、わーっと心が掻き乱されて、もうじっとしてなんかいられん、辛抱たまらん、そんな風に高揚するのであります。

その浜田氏が、また大阪にいらっしゃいます。先日の来阪は、いきたかったのですが都合がつかず断念して、今シーズンは聴かれなかったと残念に思っていたものですから、本当に嬉しい。今度こそ、なんとしてもいきたいなと思っています。

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