2015年2月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2015年3月号

『まんがタイムきらら』2015年3月号、一昨日の続きです。

しゅばりえーる』、ジャスマを評して邪念に溢れているという、はたしてこれは誰なのか? というと、オルレアン出身のカトレア。なんと、フランス最強の女子騎士だというんですね。女子騎士目指す四人を見て、的確にその長所と短所をあげていく。その眼力は確かで、またセリーゼに読み書きを教えるなど、教師としての意欲もある。この人がジャスミンのライバルになっていく? のかな? ジャスミンの祖父の弟子。いわばカトレアとジャスミンは同門といえるわけで、ええ、ライバル、ないしは将来打ち勝つべき目標とでもいったらいいのでしょうか。そうした道筋が見えたように思います。そして前回登場のソレイユ、クレイモアの彼女ですね。カトレアと面識があるようで、このあたりの人間関係にまたなにか今後の展開を予感させるものありますね。

『ランキンガール』はありさのインタビュー。お昼の校内放送、そこでインタビューを受けることになったありさが、見た目は落ち着いてる、けれど内心はすごく悩んでる、この見た目と内面のギャップ、それが全面に展開される、そんなエピソードでありました。ありさのために、るりが、ほたるがきてくれて、どうしても固い、よそゆきといった雰囲気の抜けないありさをほぐしてくれるんですね。典型的な優等生、それを演じてきた。完璧で上品な振る舞い、けどその向こうにはもっと親しみやすい顔が隠れているとわかって、その、本当の自分が受け入れられるかの不安、そして受け入れられたことへの安堵、いやむしろ驚きとでもいっていいその情景が、これまでの心配を、ふわっと明るく心地よい雰囲気にがらっと一気に転換させて、ああ、これは素敵でした。そして次回は4位、一色ありさ3位、千影マヤ登場? ええ、なんだか楽しそうなお姉さんでありますよ。

ギタ×マン!』、みんな大好きマサくんメインのエピソードでありますよ。るっかから電話。一緒にスタジオにという誘いに、すっかり緩んでしまうマサだけど、そんな兄を妹が見ていた。うわー、悪い顔だなー。しかし、これ、ほんと、いたたまれない! かっこいい自分を演じるためのリハーサル。うわあ、つらい、つらいよ! そしてるっか眼前にして、ちっとも思い通りにいかないマサ。もう、妹さまがすごい喜んでる! しかし今回のるっか、マサ視点だからかわからないけど、めちゃくちゃ可愛いな。そしてゆもちゃん登場、マサの空回り感はさらに強くなって、ほんと、見事なマサくん回だなあ。面白いんだけど、なんか胸が痛む。今回は、妹りりあの意外な才能? ドラムの適性が垣間見えて、そして、これ以上お兄ちゃんにいい思いさせちゃいけない! おお、りりあの感情のボルテージが! ほんと、妹も面白い。今後もより以上に関わってくると面白そうだなあ。

『コドクの中のワタシ』、正月エピソードですね。大晦日の早朝、クラスの皆がどーんと真由のうちにやってきて、なるほど二年参りか、と思ったら大違い。お正月がらみのイベント、それを前日にリハーサルしておこうっていうんですね。すごいな、この発想。で、やるのが初夢の予行練習。グレ子の能力でもって、皆が真由の夢の中にやってくるっていうんです。ほう、鼻から触手を。これはなかなかに刺激的な絵ではありませんか。リハーサルは夢の中で。真由の想像力。騙されるリズ。そして羽根突きの由来。嘘ルール教えるあんこさん、酷いな。そして目覚めて初日の出。ああ、雪が降ってる。これでは無理かもというところを、まさかの手段でクリアしてみせる! これはよかったなあ。ワンダーがありますね。

My Private D☆Vはたちつてつこ、『カスタムメイド!』の人でありますよ。この人のD☆Vポイントは、子供と大きな荷物。ああ、これは共感する人多いのではないかと思います。描きようによっては萌えにもなろう。けれどその根底には普遍的といっていい、そんな可愛さがあるように思うのですね。描かれたイラスト、これもすごくいい。小さな女の子が、大人用の傘ですよね、持ちましてね、またがってみたり、って、これ魔女のホウキとか、そんな遊びなのかな? あと、うんしょうんしょと運んだりね。おむかえ? いろいろ想像させるものあるイラストでありました。

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第3号(2015年3月号)

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