2012年6月30日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2012年8月号

『まんがタイムオリジナル』2012年8月号、先日の続きです。

『小森さんは断れない!』、人気あるのでしょうか、4色カラーで登場ですよ。扉の小森さん、どえらい美少女で、これはいかん。私もクール教に入信するしかないのか? そう思わされる勢いでした。さてさて、めぐみとまさ子、ふたりの友達とのやりとり、これがいい感じです。って、まさ子ちゃん、色薄いな! 人からよく頼みごとされる。そしたら断れない、そうしたところがベースにあったわけですが。人のいい小森さんがあって、また友達と一緒にいるときの、ちょっと気を抜いた、あるいはマイペース、そんなところも描かれて、実にいい感じです。また、人に頼られて、そしてちゃんとお礼があって、一番の楽しみは自分がもらっちゃう。こうしたの、消しゴムの角とか、ささやかな楽しみなんでしょうけど、そのささやかさを楽しむ。この人の個性、見えて、すごく気持ちが近しいと思えるんですよ。ええ、この人、この雰囲気、また彼女の眺める世界の風景、それがよいんですね。

『女子高生かんさつ日誌』、悪くないですね。期末テストを目前とした状況。駆け込みで勉強教えてという生徒があれば、クールにそれを引き受ける生徒もいて、って、この子もそんなにクール一辺倒じゃないんだ! なんだか可愛いな。基本女学生に振り回される男教師でありますが、翻弄されるばかりではないんですね。これという名前があるわけではない、そんな生徒たちですが、個性はよくよく見えてきて、こうなればどんな名前なのだろう、ええ、名前を知りたいと思うのは、この人たちの存在を確実なものとして把握したい、そうした気持ちがゆえなんでしょうね。

『恋は地獄車』、千歳がもう素晴しいな。就活の相談にのって一丁釣り上げてやろう、そんな男の誘いを軽くいなす。もう内定とれてますっていう千歳が、もう、驚きのクールで、けどこのクールな千歳が高橋くんのために女神コスプレをするっていうんだから、またも驚きです。今回は本当に千歳回。後藤さんとの関係にも決着がついて、いや、気持ちの区切りを自身でつけたのか。千歳からしたら感慨もある、そんな瞬間。それをことごとく台無しにする高橋くんがいかします。けど、これ、千歳、高橋くんと付き合ってるの? いや、それはないよなあ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第31巻第8号(2012年8月号)

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