2012年6月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2012年8月号

『まんがタイムオリジナル』2012年8月号、発売されました。表紙は、30周年のお祝いでありますね。『ラディカル・ホスピタル』の面々、タキシードにドレスを中央に、そして周囲に『らいか・デイズ』、『あねぐるみ』、『満開!Sister』、『よゆう酌々』、『かがやけ!工学女子』、『そこぬけRPG』、『オトメシュラン』、『ゆらゆら薬局プラリネ』。ずらり人気作のキャラクター揃って、この30周年を喜び祝っています。

『あねぐるみ』は弟にスポットライトですよ。姉の、いや違った、今回は北見課長が悪い。楠木姉に対抗したいばっかりに、姉ではなく弟が重要なんだと取材相手に嘘ついてしまった。そのせいで取材うけることになって、すなわち有能のふりをしないといけなくなった。ほんと、年上の女性に酷い目にあわされるんですね、タケローってやつは。むしろご褒美じゃんか。しかし、タケローの取材対応で見える北見課長の有能さ。また、企画二課の面々のしたたかさ。実に面白かったです。落ちは結果オーライ。タケローがこれ以上の酷い目にあうわけでもない。いい感じです。

『かがやけ!工学女子』は新入生歓迎のパーティ、って、こういうオフィシャルっぽい感じのパーティってすごいな。居酒屋の2階借りて大騒ぎとかじゃないんだ。乾杯の挨拶とかね、オフィシャルっぽいといっても、なんだかゆるい感じで面白そうですよ。食べ物なんかのチョイス、それからも人柄感じられるとか、いろいろ、三人娘をメインにしながら、それ以外の人たちとの交流や関係性なんかも描かれるところ、ちょっと広がりが感じられてよいなと思うわけですよ。しかし生協の人、この人も工学部出身だったりするんでしょうか。いや、たまたま実地で機械とつきあって慣れたって感じでしょうか。いずれにしてもなんか今後も関係してきそう、そんな感じがしましたよ。

そして、30周年のお祝いのページです。創刊号から10周年、20周年、1周年、5周年、100号といった記念号の表紙紹介して、ああ、時代の変化、その時々の流行、人気作など伺えて面白いですね。そしてお祝いのイラストですよ。現行の作家があれば、もう引退なさってたりするのかなあ、お懐かしいお名前の数々。ああ、お元気でいらっしゃるのかな、いろいろ感じるところありまして、これも歴史ですね。自分が読みはじめたのは、どれくらいからだったのかなあ。ただひとりの読者にすぎない自分ですが、それでもなにか感慨深いものがあります。

『お仕事にペットはいかがですか?』、『アサヒ』の吉田仲良の新作、ゲストです。ヒロインはアルバイトとして入社、パソコンを用いた事務作業に従事する大森優。マウスをクリックしようとのばした手が触れたものは、マウスならぬハムスターだったっていうんですね。ペット同伴出勤可という会社での仕事もの。動物がもふもふ可愛くて、そして人間関係ほのぼのやわらかで、面白いですね。『アサヒ』はちょっとシニカルな笑いもあって、それが好きだったんですけど、こちらではあまりそういう色は出さないみたい。どういう展開していくのかなあ。ずっとほのぼのでいくのかなあ。なかなか楽しみでありますよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第31巻第8号(2012年8月号)

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