2009年7月15日水曜日

SEIKO 鉄道時計 SVBR001

 今日はなにで書こうかな。そう思って、Amazonにいってみたら、いつのまにか時計を扱い出したみたいですね。なんか、趣きのある懐中時計が広告されていたから、興味をひかれて見にいったんです。けど、時計もなかなか好みにがっちりあうというのがないんですよね。私の好みは、とにかくシンプルであること。文字盤はローマ数字好きだけど、アラビア数字でもかまいません。見やすくて、おおむね正しく時分秒がわかればオッケー。機械式であればなおよし。そして、最後に譲れない点がひとつあって、それは懐中時計であること。いやね、腕時計が嫌いなんですよ。あの、手にベルトが巻かれているっていうのがいやで、高校の時分は、腕時計を胸ポケットに入れてましたね。あれはセイコーの時計だったかなあ。高いものではなかった。金色のクラシカルな風貌の時計だったと記憶しています。

そうだ、最初に買ってもらった時計は、デジタルの時計でした。あの頃は、とにかくデジタルがはやってたんでしたっけね。多機能で、ストップウォッチのモードがある、ゲームもできる(面白いかどうかは別問題)、そんな感じだったように思いますが、これは数年で動かなくなって、それでさっきいった腕時計を買ったのでした。ベルトは皮っぽく見せてるけど、縫い目やら全部型押しのゴム製で、ほとんど腕につける機会がなかったから、真っ直ぐなままでしたね。これも数年で動かなくなって、次は、買わずにすましたのでした。

父の時計を貰ったのです。セイコーの時計。

Pocket watch

ズボンのベルトに下げてました。これ、ぜんまい巻かないといけなくて、毎朝巻いて、それから時間を合わせて、一日一分ほど進んじゃうんですよね。でも気にはしない。時計なんてものはおおむねの時間がわかればいい。毎日進むんなら、毎日合わせてやればいいだけの話です。だいたい、毎日ぜんまい巻くんだから、そんときにでも時刻を、基準になる時計に合わせる、それでいいんです、時計なんて。だいたい、無線のないころの船乗りじゃないんですから、そんなに精度は必要ないんです。

そういう考えは、この父の時計が教えてくれたように思います。

その後、風防が割れて交換。ベルトにつける紐も一度交換。純正とかではなく、手芸店で買った紐です。一時期、ファンシーショップで買った、スケルトンの小さな手巻きの懐中時計を使ってたけど、時計の周囲の木製の輪っかが割れてしまったので、こいつは引退。再び父の時計に戻って、これはつい数年前、ん? 去年かな? まで使われていました。もうぜんまいが駄目になったのか、動きがおぼつかなくなって、修理も考えたけど、費用やもろもろ考えて、泣く泣く引退させて、そして、やっぱり父の時計を貰ったのでした。

My pocket watch

やっぱりセイコーの時計。やっぱり懐中時計。ただし今度のは電池式、クオーツ時計です。時計の裏を見たら、56-032とあったから、いくらなんでも1956年はない。昭和でしょうね。1981年のものかと思われます。会社からの支給品で、変更前の社章もはいってて、私は現社章いまだに嫌いだから、一昨年だっけ? 創立100周年記念時計とか欲しいとも思わなかった。もし買うなら、通常品、SVBR001を買いますよ。

できれば気にいったものを使いたい。機械式の懐中時計。セイコーが、機械式の鉄道時計を復活させてくれたらいいんですけど、それはさすがに期待できません。だから、いろいろ気にしつつ、よさそうなものがあったらそれを手にしたい。でも、これと気にいるものは、これまでも出なかったんですから、これから出る可能性は低いと思っておいたほうがいい。だから、多分これからもセイコーの鉄道時計を使い続けるんじゃないかと思うんですね。父の時計が動かなくなる日がくるとしても、修理して、それが無理なら現行品を購入して、これを使い続けるのだろう、そのように思います。

しかし、こういうのは、時の記念日に書いたらよかったような気がします。

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