2025年4月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年6月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。優と涼がふたり歩く日の射す廊下。そこに問われる「きららのテーマ」に、答えて優、「暴力?」というのですが、いや、まあ、わりにそんな感じの漫画も載っていますよね……。横からちゃんと涼が補足してくれるので安心ですね。「希望・夢・勇気・ときめき」ですって。そうなんですか!? いやもうまるで知らないまま読んでましたよ。で、涼さん、最後の「おしい」ってどこがですのん? ほんと、静かにけれどおかしい涼の補足にやられてしまいました。

今月は新規ゲストが2本です。

『ハナたん』

ペットの猫がいなくなってしまった! 町の掲示板に猫探していますのポスターを貼りにいったところ、たまたま同じ掲示板に貼られていた探偵事務所の広告にすがってしまった浦和雪です。訪ねた探偵事務所では、探偵神崎八菜美が助手の結川香と取り込み中!? しかしこの神崎探偵、信頼してもいいものか。若い女性と見れば声をかけずにはおられない。一種軽薄、一種不真面目と映るこの人の、しかしいざ仕事となれば過去のデータをもとに綿密な捜索計画をたててくる。

ああ、雪もそうでしたか。自分もこの場面見るまで、この人のこと信用していいものかと疑っていましたよ。

猫探しとなって、先に雪を帰宅させる神崎探偵。あとは私にまかせろと頼もしいこといってくれる。その言葉には優しさと、そしてなんとしても見つけるという気概が感じられたのですね。そして有言実行、しっかり猫を見つけてくれて、でもその際に負傷しちゃったのかあ!

身を呈しての猫探し、本当お疲れ様でした。

『わらけん 我らお笑い研究部』

大阪からの転校生に今こそチャンスとほくそ笑む少女がひとり。強引に転校生の手を引いて、校舎裏へと連れていく。はていったいなにが目的なのか。転校生南手矢ねんが不安に思っていたら、その少女、和良いくれ、一緒にお笑いをやろうというのです。

いくれはお笑いに夢を見出した女の子。ねんの大阪人としての資質に期待をしているのですが、ねんは大阪で求められる笑いの文化についていけなかった。まさに逃げてきたはずの大阪が、ここにきてふたたび目の前に現れたというのですから大変です。当然いくれの申し出を断るのですが、いくれは決してくじけない。強引にねんに迫り、そしてねんのツッコミの才能を開花させていくのです。

というか、実際才能というか、大阪だとこれくらいのやりとりは普通にやりそうな気がする。だからいくれにとって、ねんは千載一遇ともいえる人材だったのですね。

でも、ねんに駄目押ししたのは、いくれの熱いアプローチではなく、その愛らしさだったというのでしょうか!? 泣き落としをかけたつもりが色仕掛けになってしまったいくれの策が当たって、ここにいくれ、ねんのカップルが誕生!? いくれはお笑いのコンビが成立したと思っていますが、ねんはどう思っているものか。このギャップなんかもおもしろさのもとになっていきそうですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

敵対的魔法少女、ゆずが真侑の後輩になりました! 同じ高校に入学。ってことは姉らいむの後輩ってことにもなるわけですが、制服見るまで妹の進学先知らなかったの、らいむさん! ゆずさん、よっぽど多くを語らないんだなあ。浮かれるお姉ちゃんに、気鬱な妹のコントラスト。そしてこの妹ゆずに、ノクタンが接触。学校が嫌いというゆずの言葉を受けて、なんと入学式に乱入してきたというのですね。

いやもう大変ですよ。入学式が大騒ぎ。即座に変身した零だけど、あの格好でしょう!? さらに加えて大騒ぎじゃないですか。この状況を捨てておけないと変身しノクタンに立ち向かう真侑。そして同じくゆずも現れて、ここに熾烈な戦いが!? と思ったら、困った! なんと、らいむが戻ってきてしまった! でもって、ゆずにらいむの変身姿にテンションあがっちゃった!

ここからのらいむの突進力。ものすごい! ゆずの黒い稲妻受けて脱衣するも、まったく動じないのね! そのまま真侑に、ゆずに絡んでいって、ここにゆず、覚悟を決めるのです。自分が負けることで、皆の記憶を消してもらおう。

負けを受けいれたゆずの表情。ほんと、この子にとって魔法少女活動は諸刃の剣なのですね。そして零に対するゆずのライバル宣言! でも、これ真侑に全然通じていない! ええ、そうですよ、ゆずさん。思ったことはきちんとしっかり伝えないといけません。真侑のこと好きだって、はっきりいってあげないと、この人、一生気がつかないままですよ?

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