2014年10月23日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年12月号

『まんがタイムスペシャル』2014年12月号、昨日の続きです。

『なり×ゆきリビング』、これいいですね。扉のふたり、すごく魅力的。ふたり一緒に帰って飲みましょう。惣菜とワインを用意しましてね、その表情が本当にいいの。また、自宅について飲む、家飲みサイコーだね、一杯目の表情が本当にいい。ちょっとゆるくて、それが色っぽくって、素晴しいと思います。そしてふたりの会話がいい。思いがけず同居することになったふたり。奏莉のうっかり、雪のハムスター飼ってる感、めちゃくちゃ面白い。ふたりともに、ちょっと気を使いながらも、ちょっとずつ気の置けない、そんな感じなってきていることがうかがえる、そんな家飲みでした。でもって、王子スイッチの入った雪のかっこいいこと! そして金曜女子の弱点。ああー、女子は大変だなあ。けど、こういうダラけてるところ、すごくいいと思う。でも、メイクは落とした方がいいんだろうなあ。ほんと大変だなあって思います。

『光れ!メシスタント』、いいですよ、とてもいい。まだまだ至らない光、けどアシスタントとしてもちゃんとやってるんですね。けど、まだまだ及ばない。肉好き青年檜山の背景は見事なできで、けど彼は自分の漫画で輝きたい、そういっていて、この意気込み、なかなかに清々しいものありましたよ。そして中辻杏、彼女はまだデビュー前。クールに見せて、同い年の光に対し先にデビューすると鼻息荒いところがね、実にいいですよね。先輩アシの檜山陽にもいつか追い越すと明言して、意気やよしですよ。けど、なかなか思うようにはいかなくて、落ち込んだり、そんな杏を光はじめ皆がさりげなくはげましたりね、いい職場だと思います。ほんと、みんな頑張れ、そう思わされるエピソードでした。

『うぶコメ!』、面白いなあ。まだ彼女と手をつないだことがない。うぶなカップル、力斗とかなで。あの、手をつなぎたいと思いながら、全然うまくいかないこの顛末、ほんと、最高でした。おばあさんの手をひいて、ひったくりをつかまえて、けどかなでの手にはなかなかとどかない。かなではかなでで、力斗の気持ちを察してそっと手を出したら、そこにポンとティッシュが配られる。ほんと、おかしかったです。けど、やっぱり一番は、気合い入り過ぎて失敗ですよね。プロレスかよ! もう、この絵柄のインパクト。即座に入るツッコミ。見事でした。お姫さまだっこ逃げとかもね、あれを見て赤面してるチャラい男子。意外や純情だーっ!

メェ〜探偵フワロ』、フワロ氏が森で迷子ですよ。三度目? そんなに迷子ネタ、あったっけかなあ、と思いながらの今回、子グマのアーサーですよ。めちゃくちゃ可愛くて、けどやっぱり野生のクマ。ダイレクトな生命の危機に笑わされて、そして山の恵み。もう、最高だと思う。おじさんは毒を持ってる生き物だよの絵面の強烈さに、毒キノコを装備とかね、ほんと、面白いおっさんですよ。そして助けが現われて、一安心と思いきや、今度はアーサーを殺さないでとくる。あんたはナウシカか! ほんと、もう、今回は登場人物も少なくて、話もシンプルなんだけど、それでも見事に面白く、そして落ちも実にいい。おっさん、いつも迷子になっとるんか! アーサーは小さな頃から優秀だったんですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第12号(2014年12月号)

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