2013年8月4日日曜日

NIGHT BY NOBLE プラオカリナ AC

 いつだったっけかなあ、漫画を買いに京都に出た時のこと、馴染みの楽器店を冷やかしに寄ったら、管楽器フロアにオカリナがいくつか置かれていましてね、いわゆる衝動買いです、一本買ってしまいました。オカリナは一応二本持っていて、透明のプラスチックのソプラノとアルト。これ、なかなかに酷くってね、基準ピッチがやたら低いから他の楽器と合わせるってのがまず無理って感じ。でも安いし、手軽だし、カチカチの音も、オカリナっぽくはないけど、そんなもんだと思うとそれはそれでいい。そうしたところに一本買い足すつもりになったのは、やっぱり合奏ですよね。母がオカリナをやっていて、二重奏の楽譜を持っていたりする。じゃあちょっと合わせようかとなると、透明オカリナじゃピッチが合わない。しかたないからリコーダーで合わせてたんだけど、なんだかそれもつまんない。と思ったところに、ちゃんとしてるっぽいオカリナ見せられて、これは! と手を出してしまったんですね。

3種類ほど試奏させてもらったんですよ。そんなに高いもの買うつもりはなかったので、三千円くらいのをいくつか。そのうちのふたつがNIGHT BY NOBLEのプラオカリナで、光沢仕上げとラバー仕上げ。試奏した時は、フロアがめちゃくちゃよく響いたのでラバーの方が音がまるくていいかな? そう思ったんだけど、自宅に帰って吹いたら、あれえ、なんだか抜けが悪く感じるよ? 母の使ってるのを借りて比べてみれば、音の出しやすさ、高音域の当てやすさはプラオカリナなんだけど、音の抜け、鳴りのよさを考えると母の陶製の方が格段にいい。まあ、値段も違うからなあ。これ、光沢仕上げだったらどうだったんだろう。ちょっと気になってるんですね。あんまり違わないかも知れないですけどね。

NIGHT BY NOBLEを選んだのは、指孔が自分の手に合っていたからというのもあるんですね。もうひとつのは、ええと、メーカーとかモデルとか覚えてないんですが、指が微妙に合わなくて、まあ使ってるうちに慣れて平気になるんでしょうけど、音がいいとかアドバンテージがあるならともかく、それほどの差もないなら、そりゃ押さえやすい方を選びますよね。で、ラバー仕上げ、黒を選んだのは、単純に汚れが目立ちにくいだろうと思ったから。アイボリーはどうしても汚れが目立つでしょう。ええ、単純な話なのです。

オカリナは、陶器のものはいい加減に扱うと割れたりする、ちょっと怖かったりしますけど、プラオカリナはその点、丈夫にできてるので、割とラフに扱える、その気楽さがいい感じです。吹いた時の抵抗はちょっと強め、けどそのおかげでビブラートはかけやすい。吹いても吹いても、音量というか響きというかが増大する感じがない、そのかわりにビブラートで表情をつける、そういう割り切りがよさそうですよ。

というわけで、しっかり練習して吹くって感じじゃないんですが、なんか時間がちょっとできた時なんかに、なんとなく手にとって、なんとなく吹く。そんな感じで楽しんでいます。

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