2011年11月15日火曜日

だんじょん商店会 — 伝説の剣はじめました

 つい先日、PlayStation Storeからのメールに『だんじょん商店会』の名前を見付けましてね、ああ、ついにアーカイブに収録されたのか。待ちに待った、そんな気持ちで懐かしく思い出したのですね。と、こんな風に書くと、よほど好きだったのだろう、そのように思われるかも知れませんけど、実はプレイしたことないんですね。チラシなんです。ゲームのパンフレット。それだけ持ってまして、魔女になって迷宮から商品を調達して販売する、あるいは冒険者とパーティを組んで自らも冒険者として頑張る、そんな感じのゲームらしい。面白そうだな、絵も可愛いしなあ、そう思いながら手を出さないままになってしまった。後悔ってほどじゃないんですが、時に思い出して、買っとけばよかったな、そんなこと思ったりしていたのですね。

もしこれが話題作とかだったら手を出していたかも知れないんですが、特に話題になったような記憶もないんです。それこそ知る人ぞ知るって感じ。で、調べてみると結構好評みたいで、でも1998年のゲームをあえて思い出してネットに感想書くような人っていうのは、まあファンですよね。好評なのも当然だろう。でも、そうして好きな人がいるというのは、自分ももしかしたらそうして好きになったかも知れない、なんてこと思わせてくれるには充分で、だからやっぱり気になって買っとけばよかった、そう思うんですね。

買わなかったのは、まああんまり裕福じゃなかったから、それに尽きますよね。あと、身近に見かけることがなかったということもあるように思います。これってあまり数が作られなかったんでしょうかね。そもそもパッケージを見た覚えがないような? いつかベスト版になったら、みたいにも思ったんですが、ついぞその日はこなかった。ワゴンにも、中古でも見たことないですね。ええ、「幻の」なんて表現がありますけど、ちょっとそんな感じもあるソフトであったんです。

制作者のひとり、佐々木亮氏のサイトには今もだんじょん商店会だよりというページがあって、愛されてるなあ、しみじみそう思います。ファミ通.comでも特集ページが組まれて、好きだった人にはきっと懐かしく、私みたいに気になってて、けれど触れる機会のなかった人間には、ああこれを機会と遊んでみようか、そんな気持ちにもなろうもので、ええ、すごく気になっているんです。

もう13年。レゲーというにはレトロじゃないけど、でも最近のゲームというほどモダンでもない。そんな時代のものですが、おだやかにのんびりと楽しめそう。そんな雰囲気がすごくいいなって思う。今となったらどれだけ遊べるだろう。そんなことも思うのですが、いや、それでも触れてみたい、と思う気持ちはやまないのですね。

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