2011年7月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2011年9月号

『まんがタイムスペシャル』2011年9月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』ですね。海の風景。青空の下、リコ、マキ、ふたりの水着姿がまぶしい。そんなイラストなのですね。本当に印象的な表紙。肩寄せあって、屈託なく笑うふたり。本当に魅力的。しかし、ちょっとスタイルよさめに描かれてる、そんな感じがします。そして表紙右下には『シュガービーチ』の4人のイラストあって、これ、単行本の表紙イラストから、みたいですね。へろへろで可愛いです。

『シュガービーチ』、面白いなあ。今回は、ビーチバレー部の顧問が登場して、なんか残念な人かと思ったら、なんだ、可愛い人じゃん。思えば、この漫画の登場人物は、部長を筆頭にそんな可愛い人ばかりでした。クールかと思ったら乙女っていうね、いや実際先生もそんな感じで、それまでがそれまでだっただけに、がつんとくるものがありました。まあ、めんどくさい人なんだそうですけど。さて、本編はほぼ海で遊びですね。夏の炎天下、もう駄目だ、海にでも飛び込まないではやってられない、という感じで海に入るのですが、同様に海に遊びにきてる一般生徒を見て、部員が増えた気になってたとか、謎の生徒会裁判とか、小ネタが実に利いていました。あの、奈子のSPふたりもね、あれ、海に入ろうと水着になってる、とはとってもらえなかったのか。で、これがちゃんと後の展開に関係してるというのですね。海の苦手なエミなど、めずらしいものも見られて、楽しい、面白い、いい回でした。

少女カフェ』も海のエピソード。というのですが、それより前に日傘の思い出が印象的。女子力高いアイテム、というのでお母さんのじゃないと断定されるのですが、つくしとお父さんのやり取り、面白かったなあ。そして昔の思い出ですよ。マチコさんは元気で、明るくて、ちょっと振り回され気味のお父さん、一郎さん、その関係がいいよね。そう思っていた、そこに、あの会話、ああ、切ないなあ。誰も、あんな未来が待ってるだなんて思いもしない。思い描いたものは、ただただ普通の、当たり前の願いだったのに — 。まさしく胸を締め付ける思いですよ。いや、ほんと、お父さん、お父さんは泣いていい。そして最後に葉月さん。ああ、葉月さんはきれいだなあ。類友かも知れないけど、そんな葉月さんが最高に魅力的です。

『丸の内!』。少女社長とか、今となってはありきたりにも思うのだけど、面白いなあ。前回のことで本郷のことを気にいった社長。それで会いにいくんだけど、まさかの座敷わらし認定。そして社長に対する辛辣トークの直撃をうけるのね。で、丸の内のいう社長のイスというの、すっかり忘れてました。そういえばそんな話ありましたよね。そして本郷がまさかのロリコン認定。けど、なおさら覚えめでたくなって、よかったじゃん。ええ、悪くない読後感です。

『カメラせんぱい』、ゲストです。記者見習いの女の子、なぎさがヒロイン。で、彼女のカメラがしゃべるというんですね。新聞記者の先輩、水原先輩が取り憑いている? いや、違うか。別に死んだわけじゃないんよね。カメラと一緒に海に落ちて、カメラと合体してしまったというんですね。それ以来、なぎさは先輩と同居。先輩はカメラになってもめげることなく、というか、結構のりのりで、いろんなもの撮ってみたりして楽しんでる。そして一緒に取材に出て……。絵柄は可愛く、けれど話はまだまだこれからですよね。実際に取材に出てみたらどうなるのか。それが楽しそうだなって思うんですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第20巻第9号(2011年9月号)

0 件のコメント: