2010年5月31日月曜日

KORG monotron

 なんか、ここ数年、アナログシンセサイザーが人気なんでしょうか。数年前にテルミンが雑誌の付録についたかと思うと、アナログシンセサイザーを付録につけたムックが発売されるわ、Nintendo DSをプラットフォームにしたシンセサイザーソフトが発売されるわ、それこそ電子楽器を気軽に楽しもうというかのような、低廉、小型のシンセサイザーが数年にわたって発売されているんですね。でもって、私も興味持っていて、でもなかなか手を出せずにいました。いえね、買っちゃえばいいんですけど、でも、買うだけ買って無駄にしちゃうともったいない。という考えから、なかなか手を出せずにいるのでありました。

で、最近発売された機種にまた興味を持っていまして、なにかといいますと、KORGのmonotronです。ASCII.jpの記事でその存在を知ったのですが、小型にして充分な性能を持っていて、しかも簡単操作であります。私はですね、この操作が簡単、つまみが少ないっていうのがいいと思っているのですが、それはなんでかというと、先日買ったLogic Studio、これにはシンセサイザーエミュレータがいろいろ収録されているのですが、実機の経験のない私にはなかなか難しいのですね。いろいろパラメータ動かしてるうちにわかってくることもあるんですけど、パラメータ動かす、鳴らす、また動かす、というのを、つまみひねる、弾く、弾きながらひねる、にできたら、もっとよくわかるんじゃない? っていう気がしてたんです。だから、学研のアナログシンセ買おうかなと思ってそのままにしてた。ええ、無駄にしちゃもったいないですからね。

KORGのmonotronについても同様に思ったんですね。シンセサイザーはオシレータで発振して、そいつにフィルタをかけたりして、音を変化させます。理屈は知っています。けど、それがなかなかに簡単でありません。コンピュータ、ディスプレイに映し出されたパネル、説明書見てる時は、うんうんわかったわかったとか思ってるんですけど、実際に操作するとなると意外にパラメータが多くって、あれ? これなんだっけ? もてあますんですね。ところが、最近はやりの小型アナログシンセは親切です。基本に注力し、その他難しそうな部分はばっさりと切り落としてくれています。それこそおもちゃの感覚でシンセサイザーというものを体験できそう。やっぱりなにかひとつ持っておこうかな、そんなことを思わされたんですね。

これは、Stylophoneを知った時も思いましたね。これも小型、安価、で、面白そう。もともとおもちゃとして出たものらしいですけど、それだけに割り切った作りになってるんじゃないかなって思えて、とにかく弾いて鳴らして楽しもう、そんなものであるみたいなんですね。で、おもちゃといえば、これも最近出たオタマトーン、これは実際に試奏してみたんですが、スイッチは音量とオクターブスイッチだっけ? シンプルにシンプルに作られていて、で縦に伸びたしっぽをスライドすることで、無段階に音高を変化させるという楽器です。面白いギミックが、ゴム製のオタマの口を開けたり閉じたりすることで、ワウワウいわせるっていう、このシンプル極まるインターフェイスが素晴しい。けど、思ったよりも強く押さえないといけなくてですね、ポルタメントやりにくい。だから、やっぱりmonotronとかの方がいいかな、なんて思ったんですね。

けど、これだけいろいろあると迷いますね。なので、ムックもついてることだから、学研のシンセでも買ってみようかなあ、なんて思ってます。

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