2010年5月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2010年7月号

『まんがタイムオリジナル』2010年7月号、発売です。今月の表紙は海がテーマである模様。水兵さんがたくさんで、つまりはセーラー服。でも、水兵さんの出で立ちは、女学生のそれとは随分違うなといった印象であります。ところで、中央にて敬礼している山下さん、帽子に隊夢織時鳴と金文字で書かれている、これなんだろうと思って、ほととぎす? は時鳥か。ちょっと考えて、タイムオリジナルであると気付いて、ああ、なるほど、でした。

『お茶の間クエスト』、新連載であります。ゲームの中から現れた女の子、ゲームキャラクターでありまして、職業は勇者。ゲームをクリアしないことには戻れないのではないか。とはいうのだけど、積極的に戻ろう、戻そうとはしていない、そんな感じ、のんびりとナンセンスなところは悪くないかなと思っています。でも、ちょっと雰囲気とかなんとか、いろいろもろもろがちょっと昔風。落ち着いた感じがするのはいいのだけど、刺激がちょっとひかえめと感じました。連載が続くことで、この印象がどう変わるか、楽しみに思います。

『満開!Sister』、なんちゃって武士であるたけしの剣道部での様子。こういう馬鹿馬鹿しさ、本人はいたって真面目か知らないけれど、どう見たってふざけているようにしか見えない。こういう表現、この作者らしいなって思われて、とてもよかった。排除されたたけしの、姉妹と一緒になって元気に応援してっていうところもいいなって、まあ、すぐまた排除されるんですけど。面白かったです。

『アトリエZOOへようこそ!』、登場人物の名前がわからなくなってきた。漫画家さん、ヒロインはロドリゲス、アシスタントはキノコ、手伝ってるのか遊びにきてるのかわからんあの人はドリル。いや、えみるって名前があるんは知ってるんですよ。ロドリゲスはペンネームでユキエが本名っていうのも知ってます。で、キノコは? 思い出せない。いけません。

さて、表紙は雨の中、傘の下、キノコさんです。ちょっと絵の描き方が変わった? 輪郭のあたり、これまでとちょっと違うような気がします。あ、ロドリゲス先生が変わったというのは、気のせいじゃないと思います。今回はダイエット目的の運動、散歩をしようという話だったのですが、背景がいろいろ凝ってる感じで、海とかね、あと公園でしょうか石垣が見えたりしましてね、こういうちょっと絵になる街っていうのもいいなって思ったのでした。で、ちゃんぽんハットですが、これってリンガーハットがモデルなのかな? 調べたら各駅停車で3駅いったところに支店があるってわかって、ぜひいってみたいものだ、ちゃんぽん食べてみたいものだ、って思ったのですが、メニュー見てて思った。きっと私は皿うどんを頼むに違いない。皿うどん、好きなんです。あのパリパリの麺が上顎に突き刺さる感じが好きなんです。っと、話が逸れました。

漫画ならではといいますか、痩せる目的は見事に達成されているあたり、見事でした。そしてほたる祭、柚木ホタルの里とかなのかな。6月のイベントみたいですね。こういうのがあるって知れるところ、いいですね。どんなイベントか、おそらく描かれることはないのでしょうけど、疲れ果てていたロドリゲス先生が飛び起きるほどに楽しみにする、どんなのだろうと興味がわいてくるのでした。

『花咲だより』、この漫画、大好きです。コンスタントに面白さを提供してくれる。オーソドックスといっていいのだと思います。てらいのないネタの数々、真新しさは感じさせないのだけど、見せ方がうまいのだと思います。登場人物のキャラクターと合わせて、定番のネタをより一層に面白いものとしています。そして今回は、お姉ちゃんのまさかの献身。まさしく捨て身、自らの社会的ポジションを失ってでも守ろうとした。そのやらずにはおられなかったという様子が最高でした。

オリジナル新人ギャグまんが展、雅文希の探偵もの。面白かったです。最初の一本目、ラーメン屋に潜入から面白い。時間の経過、状況をうまく絵で説明して、そのためにテンポよく読める。「追われる男」なんかでも、おっさんの退避先、ひと目でわかる。絵もしっかりしてるし、そのことがわかりやすく状況を伝える力になっている。これはとてもいいなと思いました。

  • 『まんがタイムオリジナル』第29巻第7号(2010年7月号)

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