2010年5月9日日曜日

『まんがタイムきらら』2010年6月号

『まんがタイムきらら』2010年6月号、後編です。昨日は途中で力尽きました。そんなにたくさん書いてるわけじゃないんですけど、最近はこらえ性がなくなったのだなあ。など思いながら、まあ文章長けりゃいい、字数が多けりゃいいってもんでもありませんから。などと、うそぶいておこうと思います。さて、昨日は『境界線上のリンボ』まで書きましたので、今日は『わたしのおすすめ!』からですね。

『わたしのおすすめ!』、ゲストです。ちょっと刺激的な出だし。というか、ヒロインが可愛い。学校の先生のことが好き。けれど、先生はニブくてヒロインの気持ちに気付かない! っていうんですが、それはわかっててわからんふりしとるんじゃないのか? ぼけぼけなヒロイン、高丘杏。対して教師はクールな態度、言葉づかいなどはちょっと粗雑なのだけれど、悪い人じゃないねえとそんな印象です。ヒロイン、家庭部を創部、まんまと今野先生を顧問にして、結構やりたい放題。アクティブなヒロインのころころと変わる表情、それが魅力的であります。

『Clover Bear』、ゲスト2回目です。メイド科のある女学校。理事長の姪であるヒロイン、有栖川奏が編入してきて、友達が欲しいと思った。そのターゲットが、天音めめ。めめが奏から逃げるのは、面倒くさそうだから避けてるのかと思っていたら、どうもそうではないみたい。奏様の不興を買って、退学になるんではないかと心配してたのですね。と、こうした追いかけっこは今回で終わって、次回ゲスト最終回ではふたりの友達になってからの様子が描かれるのでしょうか。あるいは友達になるところを、かも。導入をスピーディに終えて、見せたいところを見せる。だとしたら、いい配分だなあって思います。

『もっかい!』、MAXからのゲストです。人気あるのかな? やたら元気のいい遊と、ちょっと大人しい衛。私は衛が好きです。今回はじゃんけんの話。不自然に勝てない遊、というか、不自然に勝ちすぎる衛というべきか? ツキのなんのといって、ワアワアかしましいふたりが楽しい。むきになってる遊。けれども、衛は衛で料簡の狭いってところが描かれて、根っこは似た者同士なのかも知れないですね。ともあれ、一癖ある漫画。けれど、それが私にはどうにも強く訴えて、ええ、とても面白いです。大好きです。

PONG PONG PONG!』、おお、ついに部に昇格。祐太をめぐる女子がもうひとり出るのかと思ったのだけれど、とりあえずは江上さんでストップなのかな? しかし、その江上さん、英語は苦手なのか。狸子のお前にも出来んことがあったか…という発言。これまでのことがあるから、もうおかしくてしかたなかったです。そして、お師匠様。この人、というか神さまですが、お師匠様、なんでもできそう、なんでも知ってそうな雰囲気だったけど、この人もタヌキ同様、人の社会のこと、あんまり詳しくないのんか。しかも、おいなりさんで簡単におちる。安い神さま、けど、そうした気安さがいいなあって思って、お師匠様、面白いです。

うぃずりず』、先日リズの前に現れた女の子、妹なのかなって思っていたら、まさしくそのとおり。もうちょっとひっぱるのかと思っていた、母との再開、妹との出会い、今回しっかり描かれましたですよ。それを認めようとしないリズ。ああ、お爺ちゃんとの生活、失いたくないんでしょうね。今後どうなるのだろう。きっと悪いようにはならないとは思うのですが、やっぱり気になります。

『相沢家のえとせとら』、先月がうまいこと引き込んでくれるきっかけとなったのか、今回も面白かったです。飛び級してきた女の子、城小路このえ。この子の狙いは相沢家三女の祐海であるという。飛び級のどうのこうの、このえが狙ってるのが誰だというようなのも、今回を見るだけで充分にわかる。こうなってくると、面白いな。そう思えて、こういう回が続くことで、三姉妹とその周辺の人間関係もろもろ理解して馴染んでいけると、しっかり楽しく読めるようになりそうだな、そのように思っています。前回、今回と、とても面白かった。いい感じだなって思っています。

二丁目路地裏探偵奇譚』、次号で終わりとのことです。ショコラのこと。アリスや皆のこと、どう思っているかが確認されて、そして帰っていくというのですね。次回、最終回できっと再会するのだろう。その時にどういった情景が描かれるのか、楽しみに待ちたく思います。しかし、今回のラスト。しんみりとして、アリスの心情が伝わってくる、とてもいいものでありました。

My Private D☆V、『うさかめコンボ!』の娘太丸です。考えるな、感じろ! たしかにそのとおりですなあ。理屈でどうこういったとしても、自分にとってのこれ! という絵が示されたら、いいね! ってなりますものね。力ある絵であれば、多少の好みの違いくらい吹き飛ばして貫通してきます。それが、考えていない、感じているってことなのかもなあと思います。

  • 『まんがタイムきらら』第8巻第6号(2010年6月号)

引用

  • リサリサ「PONG PONG PONG!」,『まんがタイムきらら』第8巻第6号(2010年6月号),165頁。

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