2024年11月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年1月号、昨日の続きです。

『スポチャン!』

大会も終わって、今回は皆で海へと繰り出します。海、ということはめずらしくスポチャン抜きの息抜き回。かと思わせておいて、やっぱりスポチャンがないとはじまらないこの子たちの日常が描かれて、というか、過剰な身内贔屓と身内贔屓の戦いが幕をあける、とんでもないおとなげない回でありました。

そもそもは誰が悪いのでしょう。高校生4人だけでは心配と、同行してきたアメリアつきのメイド、櫻井きりえのアメリア愛が深すぎたのがいけないのか。あるいは妹レイにつきまとう、姉しずくが駄目すぎたのか。まあ、どちらもよくなかったよね、とは思うのだけど、おとなげないふたりがはじめてのスポチャン用具を手にぶつかる突発海のスポチャン対決は、なかなかに熱い展開となって、そしてしずくのポテンシャルの高さも判明するという、見せ場といっていいのか、残念度がより高まったといっていいのか、よくわからぬエピソードとなりました。

最後にはやっぱり皆で一緒にスポチャン。なにはなくともスポチャンというこの子たちの青春が光っていました。

『アイドルビーバック!』

すごいなあんじゅ。まさに私の望んだアイドルの姿がここにある、ような気がする。

今回は、夏の暑さに対策するアイビバの皆。じうさまがいきなり髪を切ってきたり、そんなじうさまに熱いアイドル愛を披露する椿が愛らしかったり、そして濃厚なあんじゅのコンタクトがたまらぬ!

ああ、あんじゅ、ここに私の望んだアイドルの姿がある! 気がします。

今回はとんちきなあんじゅの行動が面白い回かと思いきや、ちゃんと前へと歩みを進める、そんなエピソードだったのですね。

ここ最近の活動でもって得られた収益、20万円をどう使うか、皆で決めました。というか、それぞれ違うことを考えていそうに見せてからの、ワンマンライブ即決の流れ、この一体感は実に心地がいい。打てば響くといった爽快さがあって最高。そしてライブハウス、ナイスガイのスワちゃんとの折衝。あんじゅが勢いとノリで勝ち取った、9万円引き!

かくして決まったワンマンライブ。一ヶ月後のライブに向けて、というか全然日数が足りない強行軍! はたしてアイビバはこのライブをうまく運ぶことができるのか! いやあまさしくこうご期待の展開であります。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

ぬいぐるみの手直しとユーリのリクエストに応えるべく、ふたりで出掛けたショッピングモール。かつて出会ったころのことを思い返してみたり、そしてあのときとはずっと違ったふたりの距離を実感してみたりの楽しいおでかけ回になるかと思っていたら、まさかのつくしにアクシデントです。

かつてクビになった会社の同僚と遭遇してしまった。見るからに様子がおかしいつくし。激しい動悸にあわぬ焦点。恐怖に立ちすくでしまったつくし、すみませんすみませんとただ繰り返すばかりで、ついにはその場から逃げ出してしまって、ああつくしどうしてしまったのでしょう。かつての会社でなにを経験したのか。なにがつくしをそこまで追いつめたのか。

すべては謎のままながら、苦しむつくしを救おうと、料理に風呂にケーキにと、いたれりつくせり、かつて受けた恩、あたたかさを返そうとするユーリの姿に胸の熱くなる思いがして、そしてラストのユーリの言葉。無理には聞かない。今は自分に甘えておけという、その心意気になおも胸を熱くするのでした。

しかし、ユーリ、カワイいながらもかっこいい。頼りになる子でありますね。ほんと、つくしのヒーローです。

2024年11月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年1月号、発売されました。表紙は『スポチャン!』。スポーツチャンバラの用具、エアーソフト剣の棒を手に、するどく打ち込むももが凛々しい表紙でありますよ。白地に赤の勢いよくも曲りつつ前へと周りこむその軌跡は、ももの打ち込み、その流れでありましょう。そして筆文字でスポチャン! シンプル! けれどそれが鮮烈で目をひくイラストにしあがっておりますよ。

今月は新規ゲストが4本です。

『きみとボドゲが作りたい!』

自作のボドゲでひとり遊びをしている雲野つき。見つからないよう人の寄りつかぬ旧校舎のはじっこにいたというのに、つきを追って現れたとしか思えない一樺ちかに見られてはいけないところを見られてしまった!

なにをしてるのと、ぐいぐい迫ってくるちか。対しつきは、これをきっかけに友達を作れるのではないか。内心はそうささやくも、つき本人はなにを話したものかさっぱりわからず、うまい受け答えができなくて自信喪失。それでもちかは興味持ってくれて、つきのゲームで遊びたいといってくれたんですね。

このちかさん、つきのことどうもよく知っている模様。しかもつきの苦手な分野、イラストが得意ときている。ふたりで一緒にゲームをデザインして、そして作って、いずれはボードゲームのリアルイベント、ボードゲーム市場に出展しようという流れになるの。いや、つきは遠い未来の目的みたいに話していたんだけど、ちかがいきなり応募しちゃって、しめきりが半年後に設定されてしまった!

さあ、どうするどうなる。ふたりだけの戦いになるのかと思いきや、ちかの友人ふたりが参加しそうなこの流れ。このふたりもまたなにか特別な役割担ったりするのかもですね。

『寝させて夢喰さん』

全寮制の学校に入れられてしまった紫苑ハル。相部屋なんてありえない、早々に学校辞めてやると決意するのでありますが、その相部屋の相手、夢喰を見たら辞める気持ちが即固まった? そのまま部屋に入るまでもなく退学届を書きはじめるのですが、それほどに夢喰のビジュアル、衝撃的でした? 見たところ、緩いパジャマでくつろいでいるくらいにしか見えなかったのですが、ハルにとってはそれも相容れない要素だったのでしょうね。

しかしハル、ただ部屋着が緩い女ではなかった。なんと夢を食うバクだという。同室の寮生がいないと夢が食べられなくて困ると、ハルの意思など関係ないと、同居を迫る。

昼夜逆転しているから夜は眠れないというハルに対して一旦は失望するも、寝かしつけのプロの自分がハルを寝かしつけると豪語した夢喰と、そこからの体たらく。いやもうどうしようもないんだものなあ!

それでもすぐの退学は阻まれてしまったハル。夢喰にほだされたか!? というと全然そうではない。変な噂、自分の沽券にかかわりかねないハルの失態にやめるにやめられなくなってしまった。これ、結局は夢喰の作戦勝ちと考えていいのでしょうかね。

『うぉ~きんぐ・まい・えんじぇるっ』

江麻まりかが校舎裏で出会った天使。茂泉みみかと名乗った少女は、この学校の1年生。天使というからには神聖な存在なのかと思ったら、なんとそのへんの雑草食べてる。この天使がこの学校に通う目的は、ひとつには交換留学、人間の文化を学ぶため。そしてもうひとつは、この学校に通う悪魔を見つけることだというんですね。

学校に通っている悪魔。いったいどんなやつかと思ったら、なんだ、大丈夫か? 校内でビキニ着てる変な女子だぞ!? そしてどんな悪行をはたらくのかと思ったら、校舎裏でBBQ。うーん、草食ってる天使とどっこいどっこいというか、悪魔のほうがマシまである。

天使と悪魔、相容れない存在のふたりが勝負をはじめるも、目の前で落とした一万円札をまりかに拾わせ、善悪の葛藤をさせるというシュールなもの。しかも普通にまりかは悪魔にお金を返して、しかしこれ、勝負といっていいものなのかどうなのか。

この天使と悪魔に関わるかぎり、まりかにはシュールな日常が待っていそうですね。

『ギャルとオタクとTCG』

TCGが好きすぎるあまりに、周囲の女子から距離を置かれてしまっていた諏訪翼。翼と書いてたすくと読む。高校ではこれまでの失敗を繰り返さないと誓っていたのに、入学早々やらかしてしまったたすくです。ふたたび高校でも友達のいない生活を送ることになってしまうのでしょうか。

という導入から、突然ギャルの倉津アリサに声をかけられるという急展開。カードゲームが人を遠ざけていた。そのはずが、アリサに関してはカードゲームを教えてほしいと、カードが友達づくりのきっかけとなってくれて、そしてふたりはこのままカードショップいくことになるのでした。

アリサは中学時代のたすくを知ってるんですね。たすく、ずっと学年トップの成績を維持してたんだ。ゆえにたすくはアリサの憧れに? つまりは、カードゲームは憧れのたすくに接近する手段?

カードショップでTCGの基本のところを学ぶアリサです。構築済みデッキを3つ購入して、勝てるデッキを手にいれたアリサ。さっそくたすくと遊んでみるのですが、たすく、まるで容赦がない! 新人を潰すとそのジャンルは衰退するよ!? と心配になるのですが、たすくのアドバイスでアリサも勝つことができて、カードバトルの楽しさを味わうことができたようですよ。

こうしてふたり、カードをともに仲を深めていくことになりそうですが、その過程でどれだけアリサはくじけることになるのやら。でもいつかはたすくに伍するカードゲーマーになれるといいですね。

2024年11月18日月曜日

今日は休みます

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2024年11月17日日曜日

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2024年11月16日土曜日

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2024年11月15日金曜日

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2024年11月14日木曜日

『まんがタイムきらら』2024年12月号

 『まんがタイムきらら』2024年12月号、昨日の続きです。

『妄想アカデミズム』

東大入試、2次試験2日目に臨む未春たち。緊張を隠せないゆうに、同じく不安ながらも持ち前の性質、過集中に賭ける未春。それぞれに秘策をひっさげ受験に向かう。その心情、さながら決戦であります。

莉子、ゆうと別れ、ひとり、文系の会場にて試験を受ける未春は、孤独な戦いのなかで、しかし自分を見失うことなく試験に向きあっているのですね。得点の目安、時間配分などなど、いろいろなことに気を配り、そして英語のリスニング、インド英語という意地悪問題にも対策済み。これは、いける! そう思わせたときに鳴り響くアラームが未春の集中力を奪った!

ああ、これでどうなる。未春は立て直すことができるのか。途端に調子を崩した未春が、しかしだんだんに自身を取り戻していく、そのときに去来するのは仲間たちと一緒に過ごしてきた日々。その未春の積み重ねてきた時間。それがここに実をなそうとする。

さあ、あとは結果だけ。未春の未来やいかなるものになるのでしょう。

My Private D☆V

『ウクレア!』のMIDORIです。

D☆Vポイントは、「ひらひらスカートと膝枕が好きです!」。かくして描かれたイラストは、満開の桜の下、友人の里桜に膝枕される楓です。

ウクレレを胸に抱いた楓の髪についた花びらをそっととりのぞく里桜の目は、横たわり見上げる友人の目をやさしく見下ろして、そしてつなぐ手と手。ふたりの静かな時間がゆったりと流れていく、そんな雰囲気が素敵に広がっているのです。

この春は、今のウクレレ部ができる前の春なのでしょうか。大切に育まれたふたりの感情、互いを思う気持ちと気持ちが今にもあふれそう。なかなか素直になれない楓も、今このときは自分の感情のままにある、そんなこと感じさせてくれて、これもまた素敵でありました。

2024年11月13日水曜日

『まんがタイムきらら』2024年12月号

 『まんがタイムきらら』2024年12月号、昨日の続きです。

『ふたへん!!〜双子漫画家とひよっこ編集〜』

担当する作家、ゆらから呼び出しを受けたかりん。原作担当の姉、きらがネームを作成しているうちに、資料写真を集めにいこうと、その取材にかりんも同行してもらおうというのですね。

次の話で登場予定の港に到着。本当に使うのかどうかわからない写真も撮影しながら、必要になりそうな船やらなにやら、小さな背丈じゃうまく画角に収まらない、かくなるうえはかりんにおんぶしてもらって、と、ふたりならではの撮影風景が生き生きとしてすごく楽しそうだったのですね。

そしてこの取材のもうひとつの目的。剣神のコラボカフェにいくのですが、頼んでしまった激辛メニュー。からいのが好きなきらはここにはいない、しかたがないと死ぬ気で食べたゆらのライフがゼロに! こうしたアクシデントありながらも、そうしたいろいろがやっぱり楽しそうな取材行。ええ、いいエピソードでしたよ。

『ほぐして、癒衣さん。』

校了日に癒衣が不在。このピンチに駆けつけた富美子。また修正を持ってきたのかと夏鈴みるみる涙目に! ああ、なかなかに心は通じないものですね!

富美子に杏南に副社長。富美子はちょっと直接の戦力にはなれていないのですが、頼れる仲間のおかげでピンチを脱した夏鈴とクマちゃん。ああ、よかったと、この山場を乗り越えた先に描かれるもの、それは癒衣と夏鈴、ふたりの関係についてなのですね。

自宅に帰った夏鈴、癒衣とふたりきりの対話の時間かな? と思ったら、そこに会社の皆が集結。ひとしきり飲んで話したそのあとに、杏南がふたりの関係についてダイレクトアタックですよ。

この問に答えて夏鈴、そしてこれは皆がくる前に話していた癒衣への答でもある、癒衣にハグして私も大好きと答えるの、ああこれはまさしく大団円。こうなるべきふたりの関係が、ここにこうしてなるべくなった、そう思わされたクライマックス。とてもよかったです。

ふたりの関係成立の影に泣く人などもいるわけですが、それでも祝福されたふたりのその後も、とてもしあわせそうに続いていて、なおさらによい、とどめを刺された気分です。

2024年11月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年12月号

 『まんがタイムきらら』2024年12月号、一昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

廃部を賭けた最終勝負。ミクルと美天が対決することになりまして、対戦するは美天の得意な花札。というので、急遽着物、袴に着替えたふたり。ああ、なんという華やかさでしょう。最終戦にふさわしい、そんな情景が素敵です。

しかし花札、かけひきなんかもあるとはいえ、運の要素も多分にある遊びですよね。初心者とはいえ持ち前の強運でミクル優位に運ぶんじゃないか? そう思ったら、美天の特性、ヤバいな。花札の得意に加えて周囲に振り撒く不運がミクルを苦しめる。ああ、ミクル、負けてしまうのか。そして裸体を皆にさらしてしまうのか!?

でもこのピンチを部のみんなが救ってくれた。幻の助言を受けて、身近な生きた化石を調達してきた氷央。その生きた化石が美天に作用し、ミラクに強運を取り戻させる! これ、遊びのかけひきやなんかを飛び越えて、まったくもっての能力者バトルになってない!? ともあれかくしてミクルの勝利。賭博部は存続できることになって、よかったよかったなんですが、ミクルの秘密が美天にバレてしまって、どうする、どうなる、もうこれは口をふさぐしか!?

でも、秘密を共有するお友達とかいいじゃありませんか。これをもって、より仲を深めることになるといいですね。

『魔女まじょS-WITCH』

学校からの帰り道、不思議な生物を見つけたまなです。もっ、もっ、と鳴くピンクの毛玉。なにものかと思ったら、小夜が妖精だと教えてくれました。妖精はどこにでもいるけれど、魔力がない人には見つけられない。だから、まなが妖精を見つけられたのは、まなの魔力が強くなったということ。魔女としての成長なのですね。

夜、川にいくともっと妖精に会えると川掃除にまなを誘った小夜。魔力を集中すると、夜の川は妖精たちでいっぱい。まったく知らなかった世界が広がっていたんですね。妖精は川を使って、山から山、町から町に移動する。こうした世界観が垣間見られた今回。こういうの、すごくいいですよね。なんだろう、不思議な町魔女のいる世界が身近になっていく、そんな風に思えてなんだか嬉しいんですね。

今夜の川掃除、これも町魔女の仕事だったのですね。そしてほしいもと名前をつけた妖精と仲よくなったまな。この出会い、なにか今後にかかわったりするのでしょうか。

『かみねぐしまい』

ツギノの秘密を知った神様。知っちゃいけない、知られちゃいけない。なのにちょろっとまえなに話しちゃったものだから、なんとしても知りたいと。その知りたいと思う気持ちもお願いになっちゃうからと、いろいろ葛藤する神様、いろいろ動き出しちゃって、けれど今回に関しては神様よりもまえなよりも、ツギノが一枚上手でしたね。

秘密を知られる。でも、もともとが秘密なんだから知られた秘密が本当の秘密かどうかなんてまえなにはわからない。というので、偽の秘密を神様経由で知らせたツギノ。やるなあ! 感心したのですが、この嘘の秘密曝露でもまえなは満ちて、それが神様に力を与えるの!? わあ、なんだかいろいろとシンプルではないのだなあ!

そしてもうひとり、願いを叶えてもらう人の話に移ります。ほこちゃん、ツギノの秘密を守るかわりにツギノとデートをするんですね。もっと仲よくなりたい。その願いについて、神様にいろいろ教えるまえなです。今も仲よしだけど、もっと仲よくなりたいと思っている。それは性的なニュアンスも含むかもしれない。

このまえなの助言、いろいろとヤバい結果を引き起こしたりしませんかね!? 神様がですよ? 生殖したいんだって理解しちゃったよ? どうする、どうなる? ほこちゃん、ツギノのデートに介入して、そしてどんな結末に向かわせる!? これ、きっと、ろくでもないことになりそうな予感です!

2024年11月11日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年11月10日日曜日

『まんがタイムきらら』2024年12月号

 『まんがタイムきらら』2024年12月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ』

この世界にも海水浴はあるんですね。エメラルドグリーンに光り輝く海! アヴァとヴィンにともなわれての海は、泳げない魔王にしても楽しい時間となりそうですよ。ウキウキと浜辺を楽しんで、ヤドカリなんかとたわむれて、けれどまさかの大波にさらわれそうになったところを助けてくれたのが、ニコニコお姉さんリュグズール。

この人、いや悪魔か、人間を魅了するんですね! 海には人が集まるからと、魅了しまくって楽しむという。その楽しみやいかなるものなのか!? 怖れる魔王乃々でありますが、リュグの楽しみ、アレではあるけれど、血なまぐさくはないんだな!

人を魅了し、自分を姉と甘えてもらうのが好きなんだ! 次から次へと魅了して甘やかして、けどこれ人を堕落させてるから結構な悪魔の所業ではある! そしてリュグは魔王をも甘やかそうと!?

アヴァが思いっきり警戒してるのは、この甘やかし体質と相性がよくないからなのかな? 次回はリュグの特性が見事に花開いたりするお披露目回になったりするのでしょうか。

『星屑テレパス』

すばらしい回だったなあ。いやもう、海果の成長の見られた終盤はまさしく見せ場で、あまりに美しく、心を打つものだったから、最終回ではあるまいな!? これ、ちゃんと続くんだよな!? どこにもグランド・フィナーレの文字がないことを確認したほどでした(本当)。

そう思わされたのは、まさしくこれまでの集大成と思える、そんな雰囲気に満ち満ちていたから。ロケットを持ち寄っての打ち上げ会。彗と楽しく会話し、リロードエンジンについての説明を聞き、とここまではわりと普段どおりだったのだけど、ユウの言葉、小さいロケットを飛ばすのもたくさんのパーツ(努力)の積み重ね。その言葉にはっとさせられ、そして集まる友人たちに、さらには教頭先生。

見せたい人、知ってほしい人がこうして集まって、その先に海果の打ち上げ前あいさつ。友人たちに見守られ、ユウに背を押されて登る壇上。ここに海果のこれまで積み重ねてきたことが一気に去来して、ああ、胸が苦しい。そう思ったときに海果の眼前に広がる人たちの表情。ああ、なんてすばらしいのだろう。

とどめの海果のすばらしい笑顔。ああ、なんてすばらしいのだろう。

『ほうかごバスケット』

今日は部活のオフ日です。でも集まってしまう部室。待ってたあかりが嬉しそうに表情ほころばせるところ、かわいいなあ! からのけいとつばさのやりとり。つばさのバスケ着を試しに着てみることになって、まずやることが匂いの確認!? けいいわく、いいにおい。あかりもかぎたいっていう、ほんとこの子たち仲いいなあ! ほんとうにかわいいエピソードでした。

ここにるりも合流。ものすごく重い鞄の理由! あかり、持ち上げることすらできないのか! 思わず出ちゃう関西弁。あかり、かわいいなあ! 

そして最後に皆でクレープ食べにいく。ほんと、最後までかわいいエピソードでした。

2024年11月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2024年12月号

 『まんがタイムきらら』2024年12月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。ルカとすうながピンクな衣装で、密着しながらの登場です。いたずらっぽく挑発的に笑ってみせるルカと、対し汗をだらだらかきながら、微妙な笑みをうかべるすうな。なんともいえぬ好対照。この状況だとルカがイニシアティブとってるみたいに見えますよね。そんなふたりの見せる関係性の妙。本編ではどうなのかというのがあるから、よけいに面白く感じてみえる表紙です。

今月は新規ゲストが2本です。

『ほくおう』

最終戦争、ラグナロクのおきなかった世界では、力を失いつつも北欧の神々は今もながらえています。アースガルドの王、オーディンも見目こそは子供のそれになっているけれど健在。しかし元気を失ってしまっていて、そんなオーディンを元気づけようと戦乙女ブリュンヒルデはレッサーパンダ見物に誘うのですね。

そのレッサーパンダ像がおかしい。性格は凶暴で人を襲う。討伐しても百年周期でよみがえる魔獣。というのですが、なんでそんなヤバいのが動物園におるの! でもって、原産地の中国、インド周辺ではなく日本に出現する。北欧の神様、日本くんだりまできてくださるのか。変なことに感心したりしたのですが、ともあれ問題のレッサーパンダ、オーディンの力をもっても退治することはかなわず、というかまるで力を失ってるからしかたないんですけど、いよいよ窮地に追い込まれたか! と思うも、大丈夫、パンダは悪神ロキが化けたニセモノでした。

これ、ロキがオーディンを元気づけるため力を貸してくれたってことなのかな? と思ったら、この漫画はここからが本番? 宇宙からやってきたレッサーパンダたち。故郷の星を失った悲しい地球外生命体というのですが、動物園に安住の地を見出した。そんなパンダたちが最終的にアースガルドに移住希望してくるという落ちまで、ライトでコミカルなナンセンスが楽しい漫画になっていたと思います。

『ヴィランになりたくて』

子供のころからヴィラン、悪役に憧れてきた少女、牧村リマ。ヴィランの邪悪さにこそ魅かれるというのですが、いかなる屈折があるのか、いかなる鬱屈があるのか、と思いきや、なんとまあ素直に育った娘さんじゃありませんか。

そんなリマに力を貸そうという悪魔が現れた。悪魔から怪力に飛行能力という超常的な力を与えられたリマだけれど、じゃあそれでどんな悪事を働こうというのか。口を開いてみれば、驚くほどに小粒なバイトテロレベルの悪事しか出てこない。悪魔にダメ出しされて再度提案してみれば、今度はお菓子の街という楽しそうなのが出てくる始末。ヴィランに憧れはしても、根は全然悪じゃないってのが見え見えなんですね。

そんなリマのヴィラン活動。街に繰り出してみるも、実際に力を行使するよりも設定考えることに夢中。さらには目立って恥ずかしい。そんなリマと悪魔の喧嘩が漫才と思われ人気になって、でもこれヴィラン活動ではないよね!

こうしてまったく結果の出せないリマの活動。ほんとポンコツ、罪のないヴィランであります。

2024年11月8日金曜日

『まんがタイム』2024年12月号

 『まんがタイム』2024年12月号、昨日の続きです。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

大御所俳優、伊達家水鏡が演じる敵の大ボス。孫が見ている番組だからと、ただでさえやる気に満ちてるこの人が、黒いエヴォリューザーに変身するというので、さらなるやる気を見せています。孫が見るのにだらしない演技はできないと、ノールック変身にも寡黙に取り組み、それどころかスーツも自分が着るですって!?

それはさすがに無茶ですよ!

ここぞという見せ場にやる気もみなぎって、ただでさえすごい演技にさらなる磨きがかかる。その演技の重厚さ、迫力がタダシに役者としてのさらなる自覚をうながすの、いい流れだったなと思わされたのでした。

しかし水鏡さん、孫大好きのおじいちゃんというチャーミングさと、大俳優としてのシリアスな両面がこうして同時に描かれて、その相乗効果たるやなみなみならぬものありました。ほんと、おいしいポジション、役柄です。

『良倉先生の承認欲求』

後輩教師に恋されてしまったOLさんこと良倉。目の前でガチ恋発言を繰り広げられて、内心いろいろ複雑な模様です。そんな良倉と落安、親睦会を開きます。横から完全に面白がっている上枝がイニシアティブとってるのもおかしい。完全にネタ収集が目的。さらにここに明戸が参加することによって、良倉不安の真っ只中に追い込まれるというのです。もう最高だと思う。実際、親睦会の様子、めちゃくちゃ面白かったです。

なにがいいといっても、エプロン持参の明戸。それ、全部男連中のために!? フリフリのを!? で、筋肉質落安がエプロン着用したことで一気に広がる明戸の夢。最高だ……。残念なことがあるとしたら、この絵面がただ明戸の想像の中だけというところでしょうか。ええ、皆気にせずメイドになればよいのです!

良倉、落安から慕われてよかったですね。とはいえ、あまり私生活に踏み込まれると身バレの危険が出てきます。ギリギリのところで一線引きながら、それでも親しくなっていくところ、これはとてもよかったです。でも、もし落安にOLさんの正体がバレたらこの関係はどうなるのでしょう。

  • まんがタイム』第44巻第12号(2024年12月号)

2024年11月7日木曜日

『まんがタイム』2024年12月号

 『まんがタイム』2024年12月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。色とりどりの毛糸を抱えた天海さん。これからいよいよ冬本番。寒くなることを見越して、編み物でもって暖かく過ごそう。そんな冬支度の情景であります。この他にも、『坊ちゃん、困ります!』七実のニットをほどく透、『おみくんちはね』ニット帽と手袋を喜ぶおみくんとスズちゃん、『おとぼけ部長代理』懸命に編み物をする部長代理のカットがございます。

『ローカル女子の遠吠え』

同期との距離感に悩む天道のお話です。同期の小繭とうちとけられない。それでりん子に相談するんですが、りん子も割と壁を築くタイプだものなあ! そうしたところが相談相手にうってつけ? かと思ったら、なかなか天道、苦戦してます。結果的に、同じ事務所の先輩、水馬に助けられた、そんな感じになりましたね。

小繭、天道にコンプレックスがあったんですね。さらには同じ伊豆でも南伊豆と熱海の差もひっかかりになっていて、って、熱海って伊豆だったのか! いや、ごめん、関東の土地勘ないもので。ともかく、南伊豆のコンプレックスが熱海出身の天道に屈折した気持ち抱かせていて、けれど南伊豆にも詳しかった天道の歩み寄りがすべてを解決させた!

これ、いい話なのかな? でも結果オーライだったと思いますよ。

『跳べないウサギと神の島』

夏休みにはいって最初にすることは、月兎神社での禊行。天啓祭のラッキーくじつき参加券を持って神社にいくのですが、その神社のいわく、いわれがいろいろ変わっているんです。

狛犬ならぬ狛兎。まあ、京都には狛猪とかもいるから、兎がいてもおかしくない。兎絵馬なんかもあったりして、と普通なのはここまでで、兎船灯籠にウサ土偶。このあたりから、月兎神社、ひいてはこの島にまつわる伝説のおおもと、それは宇宙人がらみ!? ということは、リンコたち巫女の超能力もそこに由来する!?

いずれレオが直面するものの片鱗が語られたのかもしれませんね。

そしてさらなる秘密がレオの手のうちに? 先生から託された形代。包みを開けると洒落にならない祟りがあると伝えられる代物。さあ、これをレオはどうするのか! いや、どうもしなくていい! ヤバそうだから! でも、なんかこの島の秘密に関わっていそうなんですよね。

『まほろば小町ハルヒノさん』

十津川にやってきたまほろば部。谷瀬の吊り橋で吊り橋効果を実感するちあき、ハルヒノであります。

十津川というと山深いところ。そういう印象があります。イスズもいうように水害や土砂崩れが多い。何年か前に、ものすごい山崩れがあったような覚えがあります。

今回の旅の目的のひとつは、果無集落。果無山脈を見渡せる尾根にある集落。日本の里百選にも選ばれた場所。その土地の由来、所以が、歴史に詳しい3人の口から次々語られるの、このいわれの数々は、それだけこの土地にまつわる人々の思い、記憶の積み重ねがあるということなのでしょう。これもまたひとつの土地に関わるロマン。この漫画はそうしたロマンをよくよくすくいあげてくれていると感じます。

そして最後に温泉です。ちあきに迫る男体イスズ! 見せてくっつく男湯の様子はいかなるものだったのか! ぜひよく見せてもらいたかったものです。

  • まんがタイム』第44巻第12号(2024年12月号)

2024年11月6日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。