2025年7月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年8月号

 『まんがタイムきらら』2025年8月号、発売されました。表紙は『一畳間まんきつ暮らし!』。TVアニメ化決定! の文字とともに登場です。芽衣子が先陣を切るようにして、梨絵、音緒、万里花の4人が制服姿で登場です。それぞれに皆、晴れやかな表情で、周囲に舞い散る紙吹雪もあいまって、祝祭的な雰囲気がとても素敵なのであります。これをきっかけに、ヘッジホッグがより以上の躍進を遂げるといい! なんて思わされる、勢いがすばらしいイラスト。誌面から飛び出してきそうです。

今月は新規ゲストが3本です。

『ありふれた異世界転生』

続々やってく異世界転生者。よくないことに、神から授けられるチート能力でもって大暴れしやがるやつが多すぎる! となると、当然それを取り締まる存在もありまして、そのひとりが天使のティオ。世界の治安を守るべく、無闇に能力を奮う転生者を見つけてはお縄にしていく。その数、週に数十人。って、多すぎない? なんか、一日十人みたいなペースで転生してきては暴れるやつがいるわけか。

いくらなんでも、多すぎる。神もなにが目的で、そんな無節操な真似をしてるのですか!?

でもまあ、チート能力があれば使ってみたくなるのも人情です。でもってそいつで万能感得ちゃったら、調子にのるのもまあわかる。でも、やっぱりそこで暮らしている人たちの生活、秩序を考えたら、無茶をしちゃあいけないわけです。事件があれば駆けつけて、言って聞かせて、それでも聞かなかったら、そのときは捕縛ですよ!

そんな転生者捕物帳ともいえるこの漫画。なるほど、大変な仕事なのはよくわかりました。だって、対峙するのが、自分こそ主人公と勘違いしたイキりどもなのでしょう? いやもうお疲れ様です。

『LUH-21416』

逃亡中のアンドロイド、ルゥ。捕われたら壊されてしまう! だから、なんとしてでも逃げきらねばならないと、ひとりニューコモロへと向かうのです。

アンドロイドも大変ですね。自我もあれば感情もあるのに、人工物だから人権もない。モノのように作られて、不都合あらばモノのように壊されてしまう。ルゥを見てればよくわかる。ほぼその思考もろもろ、人と違うところはない。ただ、本来アンドロイドは嘘をつけないようになっている。なのにルゥは嘘がつけてしまう!

だから危険! 壊そう!

てなわけですが、やっぱりなんだか無体ですよね。

ニューコロモへと向かうルゥを拾ってくれたジザベラ。これで車を確保、100キロの距離もなんとかなったと安心するも、このジザベラがルゥを追う捜査官。嘘がバレたら掴まって、壊されてしまう。冷や冷やしながらのコモロ行とあいなったわけですが、この道中の会話。アンドロイドは嘘がつけないという前知識がジザベラの判断を鈍らせる! というか、一番ジザベラを鈍らせたのは、ルゥのかわいさ、めっちゃ好み! あわよくば仲よくなりたいという下心だったのですね。

逃亡アンドロイドを取り締まるべく敷かれた検問に、命の危機を感じたルゥ。目の前で執行されるアンドロイドに恐慌に陥るも、このピンチを同乗者、ジザベラのおかげで乗り切ることができた。ああ、ジザベラ、ワンアウトですよ!

ともあれ、まずは生き延びたルゥ。これから、新天地での生活がはじまる。そこで経験するものとはなんなのか。そしてアンドロイドであることを隠し通すことはかなうのか。そこでもまた、ジザベラの存在が鍵となりそうですね。

『花崎朋華の言うことは絶対!』

花崎朋華の命令には逆らえない。それをいいことに、まわりの人間をうまく使って、悠々自適の学校生活を送る朋華なのですが、ただひとり、黒坂守だけには命令が通じない。それは幼稚園の昔から。けんもほろろに断わられたのがショックで、長く守を遠ざけていたのだけど、同じクラスになったからには今度こそ従わせると、悪いこと考えている朋華なのです。

でもその目論見はかなわず、連戦連敗。と思いきや落とした消しゴムを拾ってもらえて、快挙と思いきや、まあこれくらいなら能力関係なく普通にいうこと聞いてくれるよね。

自信を持ったりなくしたり、守のことを探ろうとして裏目に出たりと、ほんとにうまくいかない朋華であります。

でも、こうして守に固執しているうちに、守のこと気になってきちゃった? いろいろ過剰に期待しちゃったりね、でもって期待がはずれてがっかりしたりね。

そんな朋華の本末転倒。でも、能力に頼まなくとも、困ったときにはちゃんとお願い聞いてくれた守。こうしてコミュニケーション重ねていくの、朋華には大切な経験かもしれませんよ。それゆえ守は朋華にとって特別であり続けるかもしれませんね。

2025年7月8日火曜日

『まんがタイム』2025年8月号

 『まんがタイム』2025年8月号、昨日の続きです。

『オフィスにラブコメはいりません!』

セクハラパワハラなんでもありのオフィスラブコメ漫画の世界に迷い込んでしまった苗木わかば。漫画のお約束に馴染みつつある自分がこわい。この世界に紛れ込んだ先輩、千堂からも釘を刺されるのですが、この千堂からしていろいろ危うくなってきている。油断すると飲み込まれる。なかなかに剣呑な世界なのですね。

そんな千堂とわかば、今夜は居酒屋で飲み会です。でも飲み会って危ないのでは? 危機感抱くわかばに、今日の相手は大丈夫だ。猫田さんと薔薇園さんだ、と太鼓判押す千堂ですが、薔薇園は決して安全とはいえないのでは!? むしろ千堂に安全ではないのでは!?

いやもう、なかなかに剣呑な世界なのです。

でも猫田には期待しましたよね。ラブコメが生じない貴重な人とか千堂がいっていますが、それは千堂にとって安全なだけでは? わかばにとっては確実に作用する受け的キャラだったりしない? と思ったら、それも違うのか。なるほど、いろいろアドバイスくれるサポートキャラポジションに猫田はいるというのですか。

ことあるごとに、誰かを誰かとくっつけようとする猫田。わかばを千堂にくっつけようと思ったようだけど、千堂はいろいろわかってない! 今このときにわかばに芽生えた恋情も、そして薔薇園がいう恋愛に興味がないの意味もわかってない! いやもう本当に危険だよ千堂さん! そのうち薔薇園とくっつきますよ!?

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

いつもひかりと一緒にいる素直。クラスでも話題になっていて、つきあってるのではないか!? しかも素直はいろいろと高スペック!? 勉強もできる。作図だって得意だ! 誰よりもはやく、きれいに、課題を仕上げて、そしてひかりにレクチャー。クラスの皆、素直のこと神格化!? もう遠巻きに見るばかりになっているんですよ。

ふたりの会話が洩れ聞こえるのを廊下で聞いていた男子どもが、つきあってるのかなあ? 漏らした疑問を聞き及んだのが輝夜。たまらず教室に突入、素直、ひかりに問い質すわけですよ。あんたたち、つきあってたの!? からの追求に、ネガティブ方面から否定する素直に、月一筋とポジティブに否定するひかり。こうして見事に気になる噂は払拭されたのでした。

でもね、ふたり、普通にあのまま親密になってもよかったのではないか? と思ったけど、別にああして互いに否定したとはいえ、あの距離感が変わるふたりでもないだろう。ええ、やっぱりあのまま親密になっていくのだろうと思います。そして少なくとも輝夜とはちょっと親密になれた。ええ、これは実にいいことだと思うのです。

『良倉先生の承認欲求』

ぴえんぴえんと泣く女生徒を見つけてしまった良倉。どう見てもかまってほしそうにしている! 1年生の宇佐くるみ。いろいろ問題ある子だそうだけど、困ってるなら手を差し伸べないと。こういう実直で誠実なところ、良倉の美点ですよね。

くるみは良倉が苦手としているだけあってというべきか、実に相性悪そうで、でもね、やっぱり良倉はいい先生だと思うんです。いじめられてるというくるみの言い分に、真摯に耳を傾ける。暴力振るわれて……、とはいうけれど、デコピン? いや、実際のところを確認せずに判断することはできない。とにかくきちんと話を聞いて、痴話喧嘩? いや、DV? とにかくきちんと話を聞いて、ことの真偽を確かめて、そのうえできっちり指導するんです。

良倉、生徒からは苦手にされたりしてるというけど、実際に接した生徒からは評判よかったりするのかなあ。実際、神センコーだとかいわれてますけど、ほらちゃんとわかってくれる子はいるんですよ。

と、いい感じにまとまってはいたけれど、一番良倉のことわかってくれているのは、やっぱり星畑だと思う。

ストレス発散の映え活動を見て、ストレス溜まることでもあった? 心配してくれるっていうんだから、ほんと、いい子!

いやね、良倉、いい人たちに囲まれてる。ほんとですよ、人に恵まれていますよね。

2025年7月7日月曜日

『まんがタイム』2025年8月号

 『まんがタイム』2025年8月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。夏祭り、やぐらで太鼓を叩く法被姿のチエちゃんは、いつもよりも勇壮で、けれどとてもよく似合っていて素敵です。今月のテーマは夏のおまつりですね。盆踊りに縁日にと、夏の夜の楽しみ、それも特大のやつですね。『おみくんちはね』は金魚すくいの様子です。『まほろば小町ハルヒノさん』は浴衣姿でわたあめを食べておいでです。

『跳べないウサギと神の島』

ウサ土偶すなわちリサコを探すレオとリンコ。はたしてリンコはどこに潜んでいるのだろう。手掛りもないなかでの捜索なんて絶望的、と思いきや、街中で当たり前にばったり出会うというのがこの子たちらしい。

叔母のリサコを慕うリンコ、さらには母の最期を知るリサコに聞きたいことがあるレオが、ウサ土偶を必死で追う。緊迫する見つめあいのなか、リンコがリサコに向ける信頼がすばらしかった。姪からの信頼にあてられて真相を語り出すリサコ。でもせっかくのいいシーンが、メトリの投げ縄で台無しじゃんか! でも、これがこの漫画らしいと感じます。

あのとき、リサコがレオの母とともになそうとしたこと、その真相が判明しましたね。天啓の巫女の力を手放すことで、島外に出ると死んでしまう定めから解き放たれようとした。それもこれもリンコのため。そしてもう後にはひけなくなったリサコの決意。

ついにはウサ土偶からも解き放たれたリサコ。儀式を続けるといった彼女は、これからも祠を破壊してまわるのか。しかし土偶の身を失ったリサコになにができる?

なんかね、状況だけ見ていれば、リサコがちょっとした悪霊になってるようにも感じられる。なにか執着に似たものさえ感じるのですね。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

故郷に残した恋人のもとに戻り、念願の逢瀬を楽しむ太郎。しかし遠く職場の同僚から上司の事故を知らされ、気持ちは揺れ動くばかり。

って、いやいや、太郎は気にする必要ないのでは!? 自分やったら、はあそうですかと了解するだけして、自分の時間は自分の時間としてフルに満喫するよ!? 月曜のことを思いわずらうな。月曜のことは月曜自身が思いわずらうのですから。

でも太郎はそうではない。気にしていることを、一緒にいるナズナも察して、心配だったら東京に戻ってもいいよ。その言葉を受けてなおナズナとの時間を大切にしようとした太郎だけど、続く電話にさすがに決意も揺らいで、東京に戻っていってしまった。

この別れの瞬間に、思いきったナズナ。こうしたときに度胸があるのは女性のほうなのかもしれませんね。そして東京への道中、ナズナとの別れを悔やむ太郎に送られてきたナズナの写真。ああ、やっぱりこうした思いきりいいの、女性のほうなのかもしれませんね。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

最高やな。クリスマス、ナイトプールにいこうとヒメコから誘われたおと。憧れのモデルがくるからなのだそうですが、ヒメコとのナイトプールにあらぬ妄想を繰り広げるおとがすばらしい! でも、妄想のなかのヒメコも、お腹がタプってるのね!? あまりにシビアなおと。いやもう、おかしくてしかたありませんでした。

クリスマスまで3ヶ月。なんとしてもウエストを作るというヒメコ。作れなかったらナイトプールはありません。おとも必死になるわけですよ。おとが必死ということは、つまりトレーニングが過酷になる。まずは大きな筋肉を育てましょうと、大腿四頭筋に大臀筋、ハムストリングを鍛えるべく、基本中の基本、スクワットに取り組むのですが、ヒメコ、まるでできてないじゃありませんか!

ただの1回で座り込んでしまっている。フォームがよくない。おとのアドバイスを受けて改善。そこからじっくりスクワットするのですが、おお、おとさん、スパルタ! その冷たくストイックな視線がたまりません。ええ、おとさんは本当に素敵です。

でもさ、ここまでつらいトレーニングやってさ、さっそく低きに流れるヒメコさんですよ。大量のエッグタルト? ああー、あかんかもしれん。これは、おとにもにゅもにゅされた腹まわり、減る日は遠いかも。ヒメコさん、レコーディングダイエットも併用したほうがいいのかも。というか、まずはエッグタルトの誘惑をはねのけてやってくださいよ!

2025年7月6日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年7月5日土曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第67話、第68話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

中村さんのパパ、ついにリストラ!? って、中村さん、無茶な誤解するなあ! 平日の昼間っからポツンとひとり、桜の木の下に座り込んでいるのが誤解の原因だったのですが、花見の場所とりをしてただけ! ちゃんとママさんも遅れてやってきて、って、うわー、ママさんめちゃくちゃかわいいよなあ。自分的には娘超えてる。この漫画のトップ・オブ・ザ・トップですよ。静かにパパさんに嫉妬です。

さて、秋山も加えての家族でお花見。まあ、いずれ家族水入らずになりそうな予感もするわけですが! お酒に酔ったパパさんと、お酒に酔った娘さん。どたばたわあわあ大騒ぎしちゃいましてね、でもってイチャつく両親を前にして、秋山のこと大好き発言からの頬擦り!

いくらなんでもバレたのでは? あの鈍いもしくは慎重な秋山にもカリンの気持ち通じたのでは!?

ふたりの帰り道。すごくいい雰囲気だったんですね。気を許した秋山が、寝ていると思ってカリンに好きですよと告白ですよ。

いくらなんでもいけたのでは!? さすがのカリンさんにも秋山の気持ち通じたのでは!?

なのにね、カリンったら酔ってるふりしちゃってさ、さらにはこのシーンを夢にて反芻する際に、秋山とのキス未遂なんてかたちに記憶改変されちゃいましてね、めちゃくちゃ意識しちゃうわけですけどさ、この微妙な雰囲気が、ママさんを褒める秋山相手に嫉妬爆発! 全力でお弁当つくっちゃうとかさ、どんだけかわいいんだ、カリンさん!

着実にというべきか、間違いなく仲を深めていっているんですよ、カリンさん。でもあんまりその自覚がないんですよね。あるいは、確信がないと動けない、そんな慎重さ、あるいは気弱さがある。対し、榎本、岡崎のほうは、わりと自覚的ですよね。相手に向ける好意も、向けられるそれも、互いにしっかり理解し実感している。こうした対照的な恋のステップが描かれるのは、なるほど、不器用で幼くも感じられる秋山とカリンの関係に光を当ててくれるように感じます。

そしてカリンさん、また選択肢を誤った! 秋山に花見の夜のこと聞くときに、私のこと好きっていった? じゃなく、チューしようとした? って聞いちゃったあ!

酔ってる人にそんなことしないと断言する秋山さん! 素敵な倫理観! ええ、秋山さんはシラフの相手としかキスしないんですよ! 後藤氏とか!

もう少し話をできたら結果は違いましたよね。でも突然の電話に話が遮られて、カリンは好きといってもらえたことも夢なのではないかと思いはじめて、ああ、こんなにももどかしい! でもね、秋山がカリンのこと、憎からず思っていることだけは疑ってあげないでくださいましよ! ほんと、カリンさん、あなたは好意を向けられているし、それに値する素敵な女の子なんですよ!

2025年7月4日金曜日

『まんがホーム』2025年8月号

 『まんがホーム』2025年8月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

今回は水着を買いにいきますよ! 山田の!

恋する少年、山田は田中さんにいいとこ見せたくて、水着を新調しようっていうんです。けれどひとりでいくのは恥ずかしい? 一緒に選んでほしいとはじめの家にやってきたのですが、なぜだか七瀬が意気投合。ついてきてくれるというんです。

となれば、当然はじめもついてきます。でも男物の水着は女物に比べて少ないんですね。さらにバリエーションも少なくて、見たことあるようなのばっかり。なかなか山田にはピンとこないのですが、どんなのいいかといえば情熱的とかセクシーとか無理な高望みばかり? はじめも七瀬も、だんだん面倒になってくるんですね。

でもちゃんとつきあいますよ! 店を巡って、いろいろ探すのですが、やっぱりピンとこない? というか、田中さん似のマネキンに興味持っちゃって、あぶなく人の道を踏み外しそうに! さらには七瀬とのドキドキ手つなぎイベントなんて発生させちゃって、なんだろう、今回はやたら舞い上がっていますね、山田くん。

そして最後にこれと選んだ水着。なんともいえない猫のワンポイントが決め手。田中さんちのハチに似てるというのが理由。こればかりは出会いの妙ですね。通販とかだったら、決して巡りあわぬ水着でした。

『座敷童子あんこ』

すごいな、今回はあんこが善行を! もともとは自分より不幸なやつを探しに出かけたはずなのに、落とした小銭を通りがかった人たちが親切にも拾い集めてくれた! 見知らぬ人の親切に触れ、自分も誰かのために行動したくなった。

ええ、情けは人のためならずですよ。いい心掛けですよ。

でも幸太におみやげを! と思い、ソフトクリームで両手がふさがる。このままじゃ溶けちゃうところを雪女に助けてもらったはいいけれど、両手が氷漬けなの、ちゃんとふたりは食べられたのかな。

そしてあんこの善行は、警察に届けた落とし物のお礼で報われた! 金塊とか札束とか出てきとったもんな。でも今回のお礼は日本人形の。怖いので辞退とのことですが、ああ、善行を積みましたね!

『歌詠みもみじ』

前回の夜中の散歩。まさかそこから続くとは!

コンビニで見かけた委員長のあいびき。あれ、てっきりコピー本の作成中とかかと思ってたんですが、そうか、ほんとにつきあっとったのか! でも皆には内緒にしてほしい。委員長から呼び出しを受けて、拘束のうえ、黙っていてほしいとお願い(?)されるもみじなのですね。

つきあうきっかけは、委員長のBL漫画発覚。原稿の手伝いさせられたその先に交際というルートがあったのですね。椎奈、ラッキーだったなあ。手伝わされてしあわせなのか、モデルとして裸にされたりとか、わりといろいろ身を切っていますが、それでも好きならしかたない! とか思っとったら、千恵が同席しとるがな!

またしてもバレる委員長の恋! いやでも、誰もがふたりの交際を知っていた。騒ぎたてるものでもないから、そのまま見守ってくれていた。そうか、みんな優しいなあ。ええ、けっこう大人なんですよ。

描いてる漫画はBLだけど、ふたりの恋はまだ全然進んでなくてというの。いや、それでもいいじゃんかと思ったけれど、注目集めるだけでダメなんか! パニックにおちいる委員長に、アメリからお叱り! ええ、アメリ、ほんとにいい子ですよね。

あとは椎奈の純情が成就すればよい。ええ、ほんとに欲のないいいやつなんですね。きっとお似合いのふたりなんですね。

2025年7月3日木曜日

『まんがホーム』2025年8月号

 『まんがホーム』2025年8月号、昨日の続きです。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

スミレさん、のどを痛めて声が出ないんですか。それでスケッチブック使って筆談です。ちょっとまどろっこしいコミュニケーション。でもスミレにとっては懐かしい手段でもある。変声期の頃、声変わりする自分に違和感を感じて、声を出さずにすませられる手段として筆談を導入した。

でもそうしたら、同級生から字が女子っぽいといわれて、周囲から浮くのを怖れて当たり障りのない字を練習することになった。男子らしくなっていくことに違和感を持ちながらも、御仕着せの男らしさに身を隠した日。自分を偽る生き方が、苦しかったりつらかったりしたのでしょうね。

でも、そんな擬態の中に、自分らしい自分が今も残っていることを、うずとのやりとりから意識させられたスミレ。もう偽らなくてもいい。今もなおもがきながらも、追い込まれているとはもう感じない。そんなスミレの取り戻していく自分らしさ。より気持ちを楽にしていける、そんな隣人との関係。素敵だと思います。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

職業体験でさくらば動物病院にやってきた中学生たち。歓迎しようとするキョウたちだけど、ひとり獣医にやたら敵愾心抱いている子がいる!

大人気なく問い詰めるくまちゃんがあれば、名誉毀損での訴訟をちらつかせる先生も! でももちろん本気じゃなくて、いやむしろその子のことを理解しようとしている。そうしたら、その子が動物好きなこと。かつて他の動物病院で嫌な目にあったことなど知ることができて、となればここで病院への信頼を取り戻してもらおう!

キョウががんばりを見せてくれるのですが、おや? 手強い患者さんがきちゃって、いいとこ見せられそうにない?

ほんと、苦戦苦闘しながらもわんちゃん、ゴンザレスに懸命に向きあうキョウスケですよ。もう本当に必死で、でもそうしながらもゴンザレスとの信頼関係をだんだんに築きあげていっている。そうした姿、中学生の彼にしっかり伝わったみたいですね。キョウスケ、いい仕事をしましたね。

『はなまるゲーセン飯!!』

あがいんにやってきたカズ。彼が持ってきたのは、海のパイナップル。その見た目のインパクトから恐慌におちいるのえるですよ。オレンジ色のごつごつ。のえるいわく、エイリアンの卵。これ、なにかといいますと、ホヤ。樺恋の大好物というのです。

田貫はあまりいい経験がないみたいですね。ホヤは鮮度が命。とれたてのホヤが手にはいる宮城ではポピュラーな夏の味覚。様々に調理されて食卓に並ぶのですね。

新鮮なホヤが剥けました。どうやって食べるかというところで、もう多様な楽しみかたが見てとれる。刺身に天ぷら、炊込みご飯! でもここですぐに食べられるとなると刺身一択? と思ったら、パ宮が大量のきゅうりをゲット! なんと、クレーンゲームの景品にきゅうりがはいっとるのか! しかも大放出台!

かくして、パ宮提供のきゅうりとあわせて、ホヤの酢の物を作ります。樺恋大絶賛。からの、のえるに田貫もおいしく食べてくれて、ああやっぱり鮮度が命なのですね。

と、こうして描かれると興味も出てこようというもの。ホヤ、ちょっと食べてみたいですね。今は輸送の発達で新鮮なホヤが全国どこでも手にはいるとか。となると、ねえ、ちょっと試してみたくなりますよね。

2025年7月2日水曜日

『まんがホーム』2025年8月号

 『まんがホーム』2025年8月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明、月英夫妻が、あやかしの姿に扮して登場です。孔明はのっぺらぼう? 月英は九尾の狐なんですが、こわいというよりかわいいが先に立ってしまう、そんな姿が素敵です。九尾の狐も中国伝来の霊獣だそうですね。もしかしたらのっぺらぼうもそうなんですか? 『スター・それから・モンスター!』、『ごちそうさまは二丁目で』のカットもございます。鬼にキョンシーに狐巫女!? タケルがかわいくしあがっています!

今月は新規ゲストが1本です。

『農大女子は億万長者の夢を見る』

長野から上京してこの春から農大生になる牛尼未悠。祖母の畑が好きだったけれど、祖母の他界後、本格的に農業に関わって思い知らされた農家の実態。大変なのにもうからない! それがショックで、農で莫益を実現すべく農大を志したというのです。

そんな未悠の新たな出会い。大学の近くで出会った畑を世話するお嬢さん。うっかり畑に踏み込んだ未悠を許してくれて、まずはなにより。で、このお嬢さんも未悠と同じ大学にこの春から学ぶのだそうです。舞・マイヤー。農大OBの両親のカフェを手伝っている。自分の畑で収穫した野菜でお客様をおもてなし。未悠とはまた違った立場から、利益を出す方法を模索したいというのです。

意気投合したふたり。流れで舞の店を手伝うことになった未悠だけど、そこで一次産業と三次産業の軋轢に直面!? いや、そうじゃないのかも知れない。安くおいしい料理を提供することが、農作物の販促に直結する現場に立ち会うこととなった未悠。舞のいう、売り方の工夫。これからそいつをともに考えていく仲になりそうなんですね。

『孔明のヨメ。』

縁談を持ってやってきた孫尚香を歓待すべく開かれたイベント。まさかの模擬戦!? と思ったら、なんと狩りでありましたか。いやはや、そりゃ武術大会みたいなんはやらないよね。まずは一安心して読み進んだ今回。これがまあ実に楽しい。孫尚香のはつらつとした魅力が前面に押し出された、心浮き立つようなエピソードでありました。

しかしなにがいいって、姫様大活躍! はもちろんとして、従者たちの優秀さもばっちり描かれるところ。孫尚香の周囲の人たちは、ほんと気持ちがいい人たちばかりだなあ。なんて思っていたら、劉備たちもそうした気持ちのいい人なのかもですね。

獲れた獲物を、将軍張飛が自らさばき、当主劉備が手ずから調理する。そのかたやぶりな様は、かたやぶりな姫、孫尚香をも驚かせ、こうした人柄、こうしたもてなし、相当に孫尚香にも響いたようなんですよ。

こうした歓待の様子を周瑜に伝えた孫尚香。さて、この報せを受けて、周瑜はどう動くのだろうか。ここにまた、大きな思惑の動き、ぶつかりがあったりするのでしょうか。

『ガチ恋カウント2.9』

リコ、大躍進!? マイクを手に、黄泉渕嵐相手に啖呵を切るリコですよ。いつか倒すと宣言するも、嵐はなんら意に介さぬ模様? そのまま会場を立ち去って、問題解決かと思いきや、謎の新人、リコ問題が新たに立ち上がります。

ずっと謎だったリコ。それがこうして表舞台に現れて、きっと仕込みかとファンは興味津々? 有望株ないしは伝説のレスラーの娘説まで出てきて、ああああ、このままじゃあ見掛け倒しじゃんかあ!

今のところは悪い流れではないんですけどね。ただ、この期待をうまく背負えなければどうなることやら。でもこれでリコの腹も決まったことでしょう。さらには、メイデン芽生子の覚悟も決まって、後は結果を出すだけだ!

というところにきて、まさかの黄泉渕嵐がリコに接近! なんかおもしろがってるのかな、この人!? リコの仕上りを見て、まずはプロにならないとお話にならない、正論とともに稽古をつけてくれるというのです。

嵐の思惑やいかに!? ほんとわからんのですが、リコ、いろんな人に影響及ぼして、いろんな人を巻き込んで。嵐もそうしたひとりになるというのでしょうか。あるいは、嵐もリコをとりあうことになっちゃうの!? だとしたら、リコ、ほんとにほんとに大変です!

2025年7月1日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、昨日の続きです。

『ずんだもんTV』

突如やってきた運営からの調査員、中国うさぎ。異能力者を取り締まるうさぎの能力が、ずんだもんの服を一瞬で砂に変え、突如全裸のずんだもん! さあ、どうする、どうなる、身動きとれないずんだもん!?

と思ったら、ほんとにずんだもんには羞恥心がないから、特に戦力低下しないんじゃないかあ! しかもずんだもん、風呂にはいるとき、楽だなとか思っとるよ!?

問題はここから。うさぎのぬいぐるみ、いなばを返してと懇願する中国うさぎ。しかし東北家のひとびととの意思疎通に齟齬が生じて、ずんだもんは東北家にいらないってことなのだ!? ショックのあまり取り乱してしまったずんだもんが、能力発動、家を、いなばを、めちゃくちゃにしちゃう!

ずん子の服を砂に変えてしまったうさぎもショックを受けて、自分はだれからも必要とされないと落胆。でも、そうした気持ちに寄り添えるのがずんだもんだったのですね。なんとしてもうさぎを助けたい。そのためにいなばをなおしたい。ずんだもんが、ずん子がうさぎに寄り添って、そしてうさぎも無事立ち直り、さらにはずんだもんを認めるにいたるのですね。

最後には皆で一緒にお風呂。ぎゅうぎゅうづめですが、そうした様子もまた仲よき情景。うさぎも、東北家の一員になった? みたいなこと思わせてくれる団欒の様子がすばらしかったです。

『このままモブじゃ終われない!』

コモナを抱きしめるピコ! なにごと!? と思えば、なんとニセモノ。ええと、A子とB子は漫画家として再起すべく、コスプレ要員から解放されたのではなかったっけ? というか、もしこれがA子B子だったら、コモナがどぎまぎするはずないよなあ。

ニセピコの正体はコモナのコアなファンにしてネットストーカー、人気コスプレイヤーの†黒雨∞ルシファ†でした。ツッコミどころ満載ではあるんですが、服が平成のオタク? いいじゃありませんか! めちゃくちゃかわいいじゃありませんか! レギュラー化してほしいなあ。そう思うくらいに気にいりましたよ!

さて、このネトスト。特にアシスタントとして役にたっていないピコを見て、自分がそのポジションに成り代わろうと目論んだ。でも、ピコだからこそそばに置きたいんだよなコモナは。だから当然、ルシファの要求を拒否するのですが、コモナの裏をいろいろ知られている!? これは脅迫か! と思ったら、むしろルシファの身がヤバいよ! コモナに殺意芽生えさせちゃったよ!

こうもツッコミどころばかりのルシファなのですが、この人、ピコをうまいこと焚きつけて、やる必要もないコスプレ勝負に引き込みやがった! 徹頭徹尾コモナはルシファを相手にしてないというのになあ。ピコ、こういうところチョロいよなあ。

もしこれで、コスプレ投稿RT勝負で破れたら、ピコ、どうするの? 見事にルシファの策にハマってるじゃん。と思いきや、やっぱりエリートサキュバスだから? 手管に長けているとでもいったらいいのか、賞賛どころか、批判反感含め、多様な感情を引き出し、あえて自分をネタとして消費させることで、ルシファを圧倒したのですよ。

いやほんと、ピコ、なんで漫画家を目指しているのだろう。自分の能力を生かしたら、ものすごい結果を生み出せそう。でもそれでもピコには漫画なんだろうな。みたいなもどかしさやら、ピコの情熱やら、いろいろ感じた回でした。

2025年6月30日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、一昨日の続きです。

『mono』

いやいや、たとえ自作キーボードを勧められても、普通そうそうハマりませんって。しかも30%キーボードとか、入力に習熟するだけでも相当な時間を要するようなもの。カーソルキーがないHHKでさえ敬遠されるのに。そもそも大半のユーザーはダイヤモンドカーソルも知らないし、Microsoft IMEで使えるショートカットも知らない。切り替えキーでシフトしながら打つというのが、もうそれだけで上級者というか数寄者の証といえる。ええ、ハルさん、あなたは相当なものなんですよ!

さて本編はクリスマスパーティの話題です。シネフォト部の皆でクリパをやりたい。それでハルさんも誘おうとしたのだけど、年末進行で無理とあいなった。それで違う場所でやろうとなったところに、駄菓子屋常連の子たちから、ここで一緒にやろうよと誘われたのですね。

ちびっ子たちとのパーティ、この子たちならきっと楽しめるだろうな。おばあちゃんも歓迎してくれた。ということで、皆で作るお菓子の家! はたしていかなるものが完成するか。なんかね、ちょっと普通じゃないのができそうな気がしますよね。楽しみです。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

ゆずから黒元素を吸収し、どんどん成長していくノクタン。反面ゆずは疲れ果ててしまって、ちょっと添い寝は遠慮してほしい。ところが自分の要求を通そうとするノクタンに、怒っちゃいましてね、ノクタン、追い出されちゃったんです。

と、ここまではしゃあないとして、ノクタンの相談相手って真侑たちなんか。零とチラ太郎まで同席してる! しかも真侑も零も親身になって相談に乗ってましてね、ああいい子たちだなあ、とは思うんだけど、チラ太郎のいうようにノクタンが脅威であることに変わりはない。そうか、全盛期に戻りつつあるノクタン、かつてのような異能をもって大暴れする可能性もなくはないのか。

でも、こうして親しくなっておくことで、いつかきたる脅威を和らげられる可能性ってないのかなあ。

ひとり自室にて眠るノクタン。寂しそうにしてるのを見て、手下たちが一緒に寝てくれてるの、ほんとかわいいな。でもって、真侑たちのアドバイスを受けて、ノクタン、ゆずに謝罪! ああ、ここに見事に仲直りがなったのですね。

これね、やっぱりね、仲良くなること自体はいいことなんじゃないかと思える。結果がどうなるかはわからないけれど、今のこの交流が無駄にならなければいいなあと思ってしまいますね。

『ごきげんよう、一局いかが?』

乃々花さん、大偉業でしてよ!? 待ちが広い清一色だなあと思いながら打ってたその役。なんとまあ、純正九連宝燈、64000点ですよ。すごいと感心したり興奮したりの冴たちですが、ひとり純礼だけが渋い顔。どうしたの? って、あれですよ、あのジンクスですよ。

九連宝燈をあがると死ぬ!

いやいや死なんし! でも今回の乃々花は純正の9面待ち、ダブル役満ときています。死なないにしても、なにか乃々花に悪いことがあればと、気が気でない純礼さん。ほんと、かわいい子だなあ! とはいえ、死にもしなければ悪いこともおこりやしないよ。気にせず、普通に祝っておあげ? といってあげたいけれど、どうしても不安が拭えない純礼は、いのりや翠子とともに、乃々花を危険から守るというミッションを開始するのでした。

ほんと、かわいいな!

純礼的に、どんどんまずい方向に向かっていく乃々花です。神様に報告する姿を見て、純礼ったらへたりこむ! いやいや、心配しすぎよ。翠子がおもしろがってるじゃありませんか。

でもね、乃々花さん上機嫌。からの、運の調整をすべく麻雀で乃々花を飛ばそうと画策する純礼。その目論見を冴が、そしていのりが阻む! ほんと、純礼さん、涙目でしてよ。まったくもってうまくことが運ばないのですね。

九連のジンクスを乃々花たちに伝えたんですね。でもね、乃々花さんったらお強い! 人はみんないずれ死にますわ! すっきりとした表情でいいきる乃々花のポジティブ。さらに続く、生きている間は精一杯! そうした姿勢にこそ学ぶもの多かった。そう思えるエピソードでした。

それはそうと、じぬなんていわないでッの純礼さん、最高かわいかったです。乃々花さん、もっと抱きしめて安心させてあげてくださいましよ。

2025年6月29日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年8月号、一昨日の続きです。

『クールな氷上さんは迫りたい』

課長の妹、くるみが氷上に伝えたこと。いったいそれはなんだったのか? その答あわせ回でありましたよ。

夢見が悪く、過去のつらい思い出にさいなまれる課長です。お相手の女性の気持ちを考えすぎた挙句に、精神を追い詰めてしまった過去。昔のこととはいえ、今も払拭できずにいる苦い記憶なのですね。

そんな課長に、氷上さん、ナイスフォローです。

帰り際、私服の氷上と出会った課長。常には見ないズボンスタイルの氷上を見て、どう感想を述べればよいか、悩んではいるが、内心大絶賛ではありませんか。でもハラスメントとかいろいろうるさい時代ですからね、ここはぐっと思うところを秘匿したのですが、続く会話でボロが出た!

ええ、くるみからの情報は、課長が脚フェチであるということ。今回のズボンスタイルは、いわば課長撃墜のための秘策。しかもタイミングよく、落ち込んだ課長を元気づける結果となりました!

これね、朝の山田を元気づける課長。氷上への借りは、朝、山田に施していたメンタルケアでもって返さねばならぬのかもしれませんね。少なくとも氷上はそれを求めています。

とはいえ、ハラスメントとかいろいろうるさい時代だからなあ! ええ、課長も気づかいお疲れ様です。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

夫、ヨシアキの旧友が訊ねてきました。まずその風貌から、夫に友達はいませんと断るマコトがいい。

訪ねてきた友人、錦川佑というのは、高校時分のクラスメイト。ひとり静かに本を読んでいるヨシアキに声をかけたら、その本のよさを熱心に語られてしまった。それで引くとかじゃなく、むしろおもしろくなって仲よくなった。しかもヨシアキとの出会いがきっかけとなって、今ではヨシアキに同じく小説家。任侠ものを書いているっていうんですね。

そんな昔馴染と夫の会話が新鮮なマコトです。口振りからいつもと違う。さらには結婚の約束までしてたとかなんとか!? いや、嘘なんですけども。そんな冗談いいあえるような関係だってことですよね。高校生のころのヨシアキについてもいろいろ聞かされて、そしたら結構モテてたとかどうだとか。ほんと、運命なんてのはわからない。マコトとこうして結婚するにいたったの、いろいろヨシアキの人見知りやらなんやらあってのことだったのですねえ。

そして加えてヨシアキの誕生日情報。今月25日が誕生日。すっかり忘れていたマコトはなんの用意もしていない。さあ、どうしたものか。その日がくるまでに、なにが欲しいかいろいろリサーチするつもりでいるマコト。でもこれ、なんかドタバタしそうな予感もしますよ!?

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

落ち込んで帰ってきた賢太。職場でなにかあったのか!? 気づかう椎奈、ほんといいですよね。聞けば、体を壊したお客さんがいる、もう施術にはこられない。これまでずっとお世話になってきたのにと、ショックを隠せない賢太なのですね。

ここからの賢太の話。子供のころから生き物が好きで、人体模型なんかも好きで、解剖学の本にすっかりのめりこんだのが、後々の就職、整体の勉強にまで生きている。いわば天職なのでしょうが、人を相手にする仕事です。知識や技術があればそれでいいとはならない。お客さんとのコミュニケーションも大事。そうした実地のいろいろを、お客さんに教わって今まできたというのです。

それだけに、体の不調、老いやらなんやらで疎遠になるのはつらい。

とこうした賢太に椎奈から提案ですよ! 訪問施術とはどうだろう?

このアイデアに、いいとも悪いともいえぬ賢太が、けれど一考の余地ありと勇気を出してみた。まずは院長に相談だ! これがきっかけとなって、賢太も心の重荷をおろせるとよいですね。

2025年6月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。7月5日からテレビアニメが放送開始! というのを受けて、テレビ画面から飛び出してくる優やら亜鳥やら! というか、この子たちにはテレビの中は狭すぎる! もっと広いフィールドを! という感じなんでしょうが、出口になってるテレビ画面で渋滞おこしてるじゃありませんか! テレビから出てくる定番和ホラーがありますけれど、出てくるのがこの子たちなら、むしろウェルカム。日常が一気に楽しくなりそうです。

今月は新規ゲストが4本です。

『かれーちゃんとしちゅーちゃん』

人の姿をとったカレーとシチュー。カレーは皆から大人気。けれどシチューは? というんだけど、シチューも相当人気では?

かれーがですね、自分のこと見てくれないしちゅーが気になってしかたないんです。なので食堂に呼び出して、一緒に昼食をとろうとする。かれーが注文するのは、もちろんカレー。ごはんとパンとうどんがついてくる。たしかに、どれもカレーの定番つけあわせ(?)ですよね。対ししちゅーは、シチューメインでライス、コロッケ、ポテトを選んで、いやいや、かれーさん、お米との相性無視されすぎじゃ? といいますけれど、青森ではご飯にシチューかけて食べるんですよ!

このふたりの関係。しちゅーは本当にかれーに興味がないのかといえばそうではないというところ。むしろ自分のこと気にしてもらいたくて、かれーから一歩ひいている。なんともいじらしい、そんな思いを隠しているんですね。

『幽生らいふ』

アパートの部屋についた地縛霊。ずっと空き室、のびのびひとり暮らしだったのだけど、霊をも怖れぬ入居者があらわれて、居心地悪くなってしまった。ここは快適ライフを取り戻すべく、入居者を追い出そう! と思ったら、その入居者はストーカーつき! 留守中にあやしい女が不法侵入してきて、しかもこちらは霊が見えるのか。

ここでまさかのライバル宣言。私の由良と同棲している幽霊が許せない! 成仏するか、あるいは幽霊と共謀して由良をこの部屋から退居させるか。およそこのストーカーも普通じゃないな! で、幽霊が地味な嫌がらせ続けるんだけど、由良さん、どんだけポジティブなのか! まるで動じないどころか、血文字のメッセージからスキのふた文字ピックアップしちゃったよ!

これは勝てん。この幽霊では勝てる見込み、どうもなさそうです。

『ソノダ×イナノ』

まるで効かない催眠術を稲野にかける園田。まったく効かないというのは、稲野の側に耐性があるためなのだそうだけど、実際その催眠術はどれほどのものなのか? 両親のいない園田は、大学の進学を夢見て、催眠術で一攫千金を狙っている。それで試しに学内で催眠術かけまくってみれば、皆から小銭を次々せしめることができて、おお、口だけじゃなかったんだ。本当に、稲野以外には通用するんだ。

でも、この狼藉がバレて、停学をくらってしまいました。

園田の停学、学校を休みたい園田が自身で仕組んだというのですよ。でも園田がいないと物足りないと、稲野からいってもらえた園田。ずっとほしかった友達を、はからずもこうして得ることができた園田です。連絡先の交換も果たして、ああ、ようやく園田の学校生活、楽しいものになりそうですね。

と、そうなれば早々に停学を解くよう、催眠術かけに職員室にいかないといけませんね。

『お花の妖精さん』

ヴィジュアルがアレだな! 花壇に生えたおじさん。というか、これ生首だよな。落ち武者が晒し首にされてるようにしか見えん。でもちゃんと生きてる。会話もできる。花壇を管理しているシオンに、自分はお花の妖精だと自己紹介する生首。あまりに素敵な花壇だったからつい生えたといってくれたのだけど、それにしても景観を損ねる。

花壇を褒められてちょこっと上機嫌になったりもしたけれど、おじさんの生首に対しては、基本否定的なスタンスを崩さないシオンなのです。

鎌で草を刈りながら、おじさんの生首を見るシオン。すごい物騒な絵面。花壇に水をまくシオンに、おじさんにもかけてくれと頼む生首。そこからの見場が悪い! すごく悪い! いやもう、やっぱり刈ったほうがいいんじゃないか? って思うぐらいでした。

でもなんだかんだとシオンのがんばりを肯定してくれる生首です。これ、いずれは仲良くなったりするのかな? 実際、この短編の終盤には、普通に言葉をかわす仲になっていましたよね。でも、おじさん、お花の妖精というのなら、まわりに花を咲き誇らせるとか、そうしたことはできませんの? 今のままだと、ただ晒されたか、あるいは首から下を埋められたか、そんな風にしか見えませんよ?

2025年6月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年8月号、発売されました。表紙は『はらぺこ母娘と元カレ家主』。スプーンを手にしたキョウとみのりが登場です。これはなにを食べようとしてるのか? 下から見上げる構図。ふたりの向こうに燦々と輝く太陽! ということは、屋外! もしやかき氷だったりするのですか!? いや、カレーかもしれませんけどさ! 『クールな氷上さんは迫りたい』からは浴衣姿の課長と氷上さん。『元アイドルのハロー!ワーク』からはビキニ姿のあかりが登場です。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

中級冒険者に身をやつし、冒険者ギルドにて新人冒険者の育成に手を貸すジュロー。じりじりとレベルが下がっていく不安を抱えながらも、その信頼は厚く、登録者層は厚くなり、またジュローに刺激を受けた古参たちもやる気を出して、まずは大成功といった具合なのですね。

対しステラ殿はというと、刺客にあ氏とベリコがあらぬコトを吹き込んでいる! まるで進展をしないふたりの仲に思うところもあるんでしょうな。その関係を認めながらも、ひとことくすぐりでもいれてやらないことには気がすまなかったりする? クエスト婚なる悪魔の言葉をつらつら語りはじめて、ああ、ステラ殿、ジュローを信じるのですぞ!

といいたいけれど、その時ジュローはギルドにて、屈強な男たちと仲を深めて、ああ、これもクエスト婚!? 既婚者や恋人持ちもハマるクエスト婚がこんなところで!?

いや、そんなこたあないのですが、とりあえずはうまいこといってるジュローの冒険者活動。でもなにやら波乱の予感が? ええ、なんかヤバそうな予感がするのですね。主に人間関係で? なんか問題ありげな連中登場ですよね。

『となりのフィギュア原型師』

水しぶき表現の研究に余念のない代表。しかしビニールプールでは参考にならなくて、これはプールに繰り出すしかない! せっちゃんの提案で、皆でプールにゆくのですね。

ここで気になるのははぐちゃんの水着ですよね。って、ばっちり着込んでるやん? 半藤もラッシュガードっていうのん? しっかり着込んじゃって、なんだよ、その肉体美、披露するならここでしょ!? 反対にといったらいいのか、惜しげもなく水着披露する代表ですよ。おおう、めっちゃ小学生や。すまんけど、最初のコマ以外、ガチで小学生にしか見えん。

しかし今回、頼もしい半藤くんに恋心の代表とか、すごいよね、めちゃくちゃかわいいんだけど、小学生通り越して園児に見えよる! そして最後にお待ちかね、はぐちゃんのビキニ披露! って、すごいな、欠食児童みたいだ。いや、ほんと、むしろ望み以上のもの見せられて、実に満足いたしました。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

風邪をひいてしまったいぶき。せっかくのオフ日なのにと落胆していますが、オフ日でよかったともいえますよね。でも気持ちはわかりますよ。ただゴロゴロするだけの一日なら病床でも変わらんでしょうが、やりたいことがある人間にとってこれは痛い。やりたいこと頭のなかで羅列して、ちょっとだけでも消化しておこう。ついつい起き出して、駿にしかられちゃうんですね。

駿が在宅の仕事してるから、買い出しに食事の用意にと、もう心強いったらないですよね。反面、ちゃんと寝てなさいっていわれちゃうんですけど。それに心細くなってもすぐに甘えられる。というか、駿からして、無理せず甘えていいんだよ。そういってくれるんですよ。

ほんと、いいパートナーだなって思います。

昼寝すぎて夜眠れないいぶき。これはいい傾向では? よくなってきてるんですよ。で、眠れないいぶきに駿が添い寝してくれる。いやほんと、どんなにいい男なんだ! 最後に風邪うつっちゃいましたオチかと思ったら、それも回避してるし!

いやほんと、頼れる男です。

2025年6月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、昨日の続きです。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

甘那さん、病欠ですか! 心配する美都。そして甘那も、熱に浮かされながら美都に連絡するか悶々として、このふたり、やっぱりいろいろ考えすぎるきらいがありますよね。もっと素直に、心配だったら聞く! 不安だったら甘えるでいいんですよ!

さて、甘那の家では、病気になると粥が出ます。って、普通だ! でも風邪っぴきというと甘いものが出たりしますでしょう? 小さなころから憧れていた。みかんゼリーにプリン。ひとむかし前だとバナナとか、それから桃缶? いろいろいいましたよね。でも甘那の家では粥なんです。それはそれでおいしいけど、やっぱり憧れはやまないのです。

そんな甘那に奇跡が!? 翌日、熱が下がって登校した甘那を待っていたのが、美都からの呼び出し。なんとみかんゼリーを買ってくれていたっていうんです。ああ、食べたかった憧れのみかんゼリー! でもいったいどうして? と思ったら、甘那さん、自分でも気づかぬうちにメッセージ送っちゃってたのか!

ぜりたべたい みかんのや

なんというかわいさか! しかしこいつのおかげで夢がかなって、しかも美都から、はいあーん、と食べさせてもらえるっていうのですよ。なにも恥ずかしがることはないって。美都の言葉に安心して、心を委ねる甘那。ああ、そうです、甘えちゃったらいいんですよ!

心配だったら声をかける。不安だったら甘える。それでいいんですよ!

『ウクレア!』

生徒会長、土屋音羽はピアノに追いつめられてしまっているのですか。小さなころからピアノを習っていた音羽は、母の目を自分で向けさせるためにはコンクールで一位をとらないと! その一心でがんばってきて、けれどついに一位を逃がす日がやってきてしまった。

母の期待を裏切ってしまった? 母の気持ちが離れてしまう? 次こそは必ず一位をとらないと。練習を増やし、一位への返り咲きを狙うも、だんだん心が重くなって、ついには一曲を弾ききることさえできなくなってしまった。

そんな音羽の苦しみに触れた空子。頂点を目指す自分の音楽と、楽しさを大切にする空子たちウクレア部の活動と、どちらが正しいのか。悩みの果てに、今の自分の置かれている状況から答を出そうとする音羽を押し止める空子に希望に似たものを感じたのでした。音羽が間違ってたとは思えない。ウクレア部の皆の演奏を聞きにきてほしい。

この空子の思いよ。

自分たちで作る曲。歌詞を、メロディを、皆で一緒に紡いでいく。そのときに、皆をひとつにするテーマとして、皆で確かめあった一番大切なもの。それが音羽に届くのか。音楽祭、一層に目の離せないイベントになりました。

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

婚活を続けるも失敗続きのヒカリ。そんな彼女の苦闘についにピリオドが打たれる!?

いえね、これまで、こいつはないわー! みたいな物件ばっかりだったでしょう。でも今回は違う。確かにちょっと変わった人ではあるんです。どこか粗忽というか、なんかペースが一般人のそれではないというか。でも少なくとも悪い人じゃないな。むしろ漠然といい人感を感じさせるところがあって、裏表がない? 妙に善良そう?

オタクに結構見かけるタイプの、やたらいい人に見える! ええ、ここについにヒカリの婚活の終わりも近いのではないかと思わせられるのですね。

なにがいいって、変に飾らない。無理してない。ガツガツしてない。でもって話がちゃんと通じるし、自分のこともちゃんと話せば、ヒカリの話もちゃんと聞いてくれている。

ああ、これこれ。こんな感じがいいよなあ。

といったところで、一緒にライブにいきませんかというお誘いが。まさかこれが運命の分かれ目に?

吉と出るか凶と出るか。これで駄目なら、もうヒカリの婚活は無理なのではと、それくらいの好物件。ほんと裏目に出たら終わっちゃうかもしれません。

2025年6月25日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、昨日の続きです。

『球詠』

悪夢のような悪い流れに苦しんでいた新越谷に、思いがけない転機が? ポコンと出塁してしまった稜。まずは一塁。打線や続くか? と思われたここから意地で状況を変化させていく稜が頼もしい。大きなリードに続く小さなリードで投手を欺いてからの二塁盗塁! さらに三塁にまで進んでみせて、ああ後は条件さえ整ったら1点だ!

理想はホームランないしはヒットですよね。ここで白菊のバッティングが火を吹くか!? と思わせて、まさかのデッドボール。で、投手に揺さ振りをかけるため、痛いフリするのか! あの大げさな痛いフリ、めちゃくちゃかわいいな。なんだろう、こんなシーンなのについつい笑ってしまいましたよ。

今回は、本当にチームの力というものを見せつけられました。ここからの流れ。外野へのフライを犠打としての1点、そして二塁への走塁。さらにここで息吹から主将へのメッセージが!

自然体のようでいてどこか力みのある三年生たち。なかでも変化してきた岡田主将に、かつて得意としていた流し方向への打撃、チームバッティングを思い出させる一打を贈る。ただ点に繋げるだけではない、この試合のみならずなおその先に向けて放たれた一打が、二塁への出塁を果たしていた京子にホームを踏ませる。さらにホームへ向かうよう指示した美咲の判断。目立たない役回りとこぼす美咲だけど、ちゃんと見ている仲間がいる。

このまさにチームで戦う野球を見せつける今回。本当に静かに感動の押し寄せる、すばらしいものがありました。

『花唄メモワール』

令和から大正に舞い戻った梅が出会ったのは、桐喜にそっくりなお嬢さん。聞けば桐喜の姉だという。このたび結婚するにあたり、両家の食事会をここ花瀧屋で開きたいのだそうです。

その食事会では、桐喜の料理を口にしたい。その望みに応える女将と板長。一品作らせようと約束してくれたのです。

まさしく桐喜にとっての晴れ舞台。重責に緊張しているのか、桐喜さん。対し浮かれる和奏。和奏が実家に桐喜の様子を伝えてくれていたことも今回の躍進の一因である。桐喜から礼をいわれたものだから、さらに舞い上がっちゃって、毎日毎日大騒ぎするものだから、さすがに厨房出禁にされてしまいました。

そして同じく出禁になるのが梅。悩む桐喜にアドバイスをしようという梅に、勝手なことをしないでくれと釘を刺した桐喜。仲居という立場で、厨房で腕を振るえる梅という存在。様々な知識、経験を有する梅に嫉妬を覚えると。そして梅との決別を口にした桐喜。ああ、桐喜、ここまで思い詰めていたのですね。

この決断が、桐喜によい結果をもたらすのか。あるいは結果を生むまえに和解の機会などあるのか。どうなのかこうなのか。少なくとも、桐喜の頑なさ、これは解決されるべきものだと思う。しかしここに梅たちは関わることができない? なんとも厳しい状況に思えるのですね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

今回は番外編! ということで、気楽なショート、四コマ仕立てが楽しい回です。

話題となるのが佐渡のお米。まさしくタイムリーな話題といえますね! しかも新米。格別においしいという新米に、いつも以上に語ってみせるロゼよ。どれほどのしあわせなのか。その表情からも、ただごとでないと伝えてきます。

佐渡は新潟の米どころなんですね。しかも地域によってそれぞれ個性があって、そうした違い、はたして自分にはわかるものなのだろうか!? ロゼならきっとわかるんだろうな。ぜひともロゼのレポートを聞いてみたいところです。

そして後半はロゼの着せ替えです。紗菜から魔法使いっぽくないとわれたロゼ。いわんところは、こちらの世界の魔法使いイメージと違うってことなのですが、なるほど、ロゼはほうきとかで飛ばんよな。むしろ剣を使ってる。そんなロゼに、こちらのイメージどおりの衣装を着てもらうっていうんです。

プレゼンテッド・バイ・麻衣。黒服、黒のとんがり帽子。いやもう実にかわいらしい。しかもこれで飛んでみようという。ほうきにまたがり、麻衣とふたりで遊覧飛行、というのですが、ここでは普段着ですね。

空から見渡す佐渡の情景。麻衣がよろこびましてね、いやもういいもんですねえ、とか思ってたら、予想どおり? 魔力切れ起こして墜落! 紗菜が同乗を遠慮した理由ですよ!

しかし麻衣は墜落体験が楽しかったというのです。すごいですね、麻衣。怖いものなしですよ。