『まんがホーム』2025年5月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明と月英、ふたりで外におでかけです。孔明が持ってる桶、月英の風呂敷包みも、お弁当かなんかなのでしょうね。気候がよくなってきて、外出も楽しみになってくる季節。外へ行こう!! ああ、春から初夏にかけてのよい季節です。他に『はなまるゲーセン飯!!』、『スター・それから・モンスター!』のカットもございます。
『孔明のヨメ。』
仕事が一段落して、畑に精を出す孔明。もう生き生きとして、それはそれは楽しそうなのですが、実際のところ劉備陣営のかなり偉い人。そのギャップ。これこそがこの漫画の孔明の魅力なのだと再認識させられました。
さて、孔明たちがこうして羽を伸ばしているのとは対照的に、主君を思い悩みが絶えないのが周瑜です。殿、孫権が劉備に呑まれていないだろうか。劉備と最低でも対等でなければならないのに、いつしか劉備に丸めこまれてしまってやいないか。
そうした心配を解決する策を思いついた周瑜。ああ、そうか、孫権の妹、孫尚香を劉備に嫁がせる。そうなれば、劉備は孫権の義弟となり、立場としては孫権が上に!
この策を飲む孫権。そして孫尚香に劉備のもとへ向かうよう告げた兄孫権。その意図をまるでわかってない尚香がいいですよね。こののんびりとマイペースなお姫さま。なんか不思議と愛らしい。そんな尚香の婚姻。はたしてどのようになりますか。おもしろいものになりそうですよね。
『ごちそうさまは二丁目で』
息子、タケルがゲイであることを知って以来、距離ができてしまっている父子関係。それをなんとか改善させられないか。動いたのが大村店長だったのですね。
タケルにナポリタンの仕込みを頼み、自身は上京しているタケルの父母に会いにいく。煙たがられ、否定されようとも、決してあきらめない大村ですよ。タケルの仕事ぶりを見てほしい。ここ二丁目にはゲイがたくさんいる。そしてその人たちも普通に生活していて、決して特別でもなんでもない。普通に暮らす普通の人なんだと、丁寧に丁寧に説いていくんですね。
その行動が父の態度を軟化させたのでしょうか。あるいは、息子の働く姿を見て思うところがあったのでしょう。タケルのナポリタンをウチの味じゃないといい、だからこそ今度の休みは帰ってこいと、教えてやると、ここに父子の和解がなったのですね。
そして父、彼氏の大村さんも連れてくるとよいって! って、いや! ふたりはつきあってませんから! ほんと、おおいなる勘違い。店につくまでの道中、ずっと否定してきた大村だけど、ちっとも信じてもらえていなかったんですね! ってことは、ふたり意外やお似合いなのでしょうか!?
『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』
雨の日、あのおっちょこちょいのうずちゃんも学んできていますよ! ちゃんと傘を持ってきている。折り畳み傘! でも、それをうまいことさせなくて、なんどやっても傘がおちょこになる! この勢いにいろいろがついてこない感じ、うずちゃんらしくていいなあ。実にそう思わせられたのですね。
さて、スミレですよ。雨のなか帰宅するその途中、飛んできたゴミにうずちゃんが飛ばされてきたのではないかと思ってしまう。この荒天にうずちゃんは大丈夫だろうか。心配するも、無事帰宅できていたうずちゃんを見て一安心。でもうずちゃんは折り畳み傘をうまく畳めなくて困っていたんですね。
そこで手助けするのがスミレさん。これ自体はよいことなんだけど、スミレ、自分がお節介を焼いているのではないか、心配していて、そこにうずちゃんの部屋から出てくる煙。大丈夫か!? 心配のあまりうずちゃんを呼ぶと当たり前に出てきて、ええーっ!? 燻製作ってたの? 室内で? ほんと予想外のうずちゃんです。
なんでも挑戦してみたい。そういううずちゃん、凛々しさ感じさせていいですよね! からの、うずちゃんの挑戦に自分の親切は邪魔になっていたのではないか。そういうスミレに、助けてもらえるのはありがたい。自分の気持ちを言葉にしてくれて、それで安心することができました。ああ、ここにふたりの関係の落ち着いて安心できる、そんな様子が見えてよかったんですね。
- 『まんがホーム』第39巻第5号(2025年5月号)