『まんがタイムきらら』2026年10月号、先日の続きです。
『なーんもうまくいかん!』
不憫かわいいと話題の菜子。この子の場合、もともとの運の悪さ、要領の悪さもあるんでしょうが、思春期特有の自意識みたいなのが手伝って、よりダメージを大きくしているんですよね。今回もそんな話でありました。
アプリで読んでる漫画がコミックスになりました。喜び勇んで書店に走るのですが、表紙がちょっと買いにくい感じ。っていうんですが、タイトルもけっこうなものですよ? 『ラブラブセクシーお前が欲しい侍』。これ、どう見てもBLにしか見えん。と思ったけど、後ろにいる眼鏡、女の子だな。
さて、漫画が欲しい侍、菜子ががんばりますよ。帽子で表情隠して買っていくお嬢さんを見て、あの手があったか。帽子にサングラスにマスクと3点セットで決めてみた菜子。さすがにやりすぎと自意識からもツッコミが入りましたね。
帽子に伊達メガネを装備した菜子。めちゃくちゃかわいいですよね。さあ、あとはこそっと買うだけ。と思ったら、背が届かんのか! 平積みにしておいてあげて、書店員さん! 誰かに頼むのも恥ずかしい。だもんで元気にジャンプしたらば、売り場の本を崩してしまって余計に注目集めるという。
でも、結果オーライじゃないですか。目当ての本はとれた。あとは買うだけ。という段になって、まだ恥ずかしいのか。カムフラージュ用の本が必要なのか。今回の出費、すごいぞ、菜子さん。で、まさかのお金が足りない。さあ、ここでどうする、カムフラージュ用だけ買っていくのか、あるいは目当ての欲しい侍を選ぶのか!
ここでちゃんと侍を選んだ菜子。えらかったですよ。最悪、カムフラージュ用買っていくんじゃないかって思ってましたからね。
『しあわせ鳥見んぐ』
福島潟には雁晴れ舎という建物があるんですね。鳥見用といってよい。望遠鏡も設置されてて、荒天だろうと冬空のもとだろうと、屋内から落ち着いて鳥見ができる。
屋上にゆけば、眼下に群れる多種多様な雁の仲間たちを見ることができる。マガモにコガモにカルガモに、さらにオナガガモ、パンダガモと呼ばれるミコアイサ。ナポレオンに例えられるヨシガモなんてのも。ここにきて、一気にバードソンの順位を駆け上がりますか!?
雁晴れ舎にて、写真撮ってくれた子と再会したんですね。さっそく話しかけにいくすず。すっかり意気投合して、いろいろ鳥のこと教えてもらって、さらにはその子が鳥の絵を描いてることも教えてもらって。この子、絵が目的じゃない。これをもとに、彫刻を彫るっていうんです。バードカービング。基本ひとりで探鳥地をめぐっては観察している。その成果が、素敵な鳥の彫刻だというのです。
言葉少ななこの子。しかしその胸中には鳥への愛情、広がるロマンが渦巻いている。すずは共鳴するものあったみたいですね。連絡先を交換して、さっそく挨拶してみたらば、すぐさま長大な返事が返ってきたよ!
この子、鮎貝こごみさん。その文体には見覚えが。トリさんぽchに現れるスパムおじさん! ここにまさかの真実が明らかになって、さあ、この子との今後の関係、いかなる方向に広がって、深まっていくのでありましょうか。
『星屑テレパス』
ありし日のユウの姿を見る海果。病室にて、高校への進学を間近にしているユウならぬ友。小さな愛にはまだ内緒。あくまでも友は宇宙人、地球人の研究のためにやってきたんだって設定を貫きとおそうっていうんです。
小さな愛からプレゼント。保育園で作った髪留め。そしておでこぱしー。そうか、この頃の友は匂いをたよりに、愛のいろいろを読み取っていたのですか。
あくまでも元気に振る舞う友だけど、涙ながらに話す母の言葉を知らず聞いてしまった。友の予後がよくない。さらには余命についても。まさかという友の表情。全部気づいていたと、わかっていたと、強がりながらも、涙をこぼさずにいられない友に寄り添おうとする海果です。その思いははたして届いたのか。
病室の外、遠くに見える今日も灯らない灯台に、思いを傾ける友がユウになったこの瞬間。大切な人たちの未来を思い、皆の不安を吹き飛ばす宇宙人明内ユウになった。この気持ちの変化から、どのような経緯をたどり、海果の知るユウへと至るのか。そしてユウのこれまでを辿る海果の思いの旅の先に果たされるだろうユウとの再会、その道行きとはいかなるものとなるのでしょうか。
- 『まんがタイムきらら』第24巻第10号(2026年10月号)
『まんがタイムきらら』2026年10月号、
『まんがタイム』2026年10月号、
『まんがホーム』2026年10月号、
『まんがタイムきららキャラット』2026年10月号、