『まんがタイム』2025年9月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。天海さんが水着姿で登場です。はつらつとした健康さが光る表紙です。そのかたわらには、最終回の文字も踊って、そう、『レーカン!』は今月をもって終わるというのですね。長い連載。それだけに多くの読者、人気を持って、それが終わるというのですから感慨もひとしおです。他に『オフィスにラブコメはいりません!』、『坊ちゃん、困ります!』のカットもございます。透さんはもっと露出方面でがんばってほしかった。
『腹割るウチらの秘密ごと!』
ああ、なんと切ないおとの思いよ。ヒメコにウエストができたなら、ナイトプールに一緒にいこうといわれて、すごく喜んでいるんです。ですが妹奏からシビアな指摘が。ヒメコは全然本気じゃないよ。おとにはたったひとりの友達でも、ヒメコにとっておとはワンオブゼム。このままだったら、また傷つくよ。
それを聞かされたおと。その状況で、よりにもよってまずいところを見てしまって、それはヒメコがエッグタルトを前に自省を失おうとしている顔! 私は本気だったのにって、ナイトプール楽しみにしてたのにって、ヒメコの前で泣いちゃって、ああ、なんて切ないの、なんて悲しいの! そしてなんて美しいの!!!
これ、ヒメコには相当効いたみたいですね。エッグタルトを姉とその友人に譲るのはもともとからの約束だったのでしょうか。気にしてしまうのは、おとの言葉。私には信頼がない。この現状をいかにして打開するのか、ヒメコ。おとの信頼を取り戻し、その愛を深めることができるのか!?
目が離せないってやつですよ!
『跳べないウサギと神の島』
なんか状況がややこしくなってきていますね。形代から解き放たれてしまったリサコ。どうすればいいのかとメトリを頼れば、当のメトリは渋い顔。こうやって簡単に頼られるのもまずければ、リンコが力をつけているのもまたまずい。以前はメトリが見えなかったリンコ。にんじんジュースの力をもってメトリを一度見ただけで、もうメトリを認識できるようになった。
空を舞う力だけでなく、すべてを見通す力が目覚めようとしている? 警戒するメトリ。ということは、月兎島の巫女の力は、ただ空を飛べるだけではないというのか。そしてその力の覚醒は、メトリにとって望ましくないことなのですね。
メトリの協力を得られなかったふたりだけど、こりずに情報を集めます。月兎神社には、月兎の秘密を書いた禁書がある。かつてリサコに聞かされた禁書を探しに宝物庫に向かうふたり。しかし、大きな扉を抜けた先、祠のなかにあるはずの禁書がなかった!
これが意味するところとは? かつてのリサコの仕業でしょうか? ともあれ、これでまたひとつ謎への手がかりがなくなってしまいましたね。
『遠恋カノジョとおとなり上司!』
せっかくのナズナとの里帰りデートを切り上げて東京に戻った太郎。上司の川島が事故にあったと聞いたから。自分なら絶対帰らないなあ! とかいっていましたが、太郎は真面目だから帰っちゃうんですね。
そんな太郎の日曜日。夜にはナズナと通話して、昨日の喜びをかみしめるふたりなのですが、昼間はというと太郎は仕事、ナズナも仕事だったというんですね。
でも、お互い恋人のことは忘れていなかった。というのがこのふたりの肝になるところだと思うのですが、翌日のことですよ、これから出社すると川島からの連絡を受けて、太郎、会社に急ぐんです。通勤途中に出会った川島に、事故の状況を聞き、まずは大丈夫と安心。でも昨日の話を太郎から聞かされた川島、急にけわしい表情をして、あなたには遠距離恋愛はできないと厳しいことをいうのです。
その意図やいかに。川島の過去になにか関わることなどあるのか。それだけでなく、ナズナの不安も含めて、太郎の周辺、よりざわめきが強く響きはじめましたよ。
- 『まんがタイム』第45巻第9号(2025年9月号)
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