2025年8月4日月曜日

Enya ソプラノウクレレEUS-25D

 ウクレレを買いました。タイムセールで2割引になっていて、どうしようかなあと迷って迷って、ええい買っちゃえと買ったのでした。EnyaのEUS-25Dは、ウクレレ界隈では初心者向け格安ウクレレにおけるおすすめ品として有名です。1万円しない価格帯で、トップにマホガニー単板を使っている。この価格帯では比較的作りがよく、多少の粗があったとしてもこの価格ならいいかって納得できる。実売価格7千円ってとこなんですが、ストラップからチューナーから、必要なものがひと揃いついてくる。などなど。とにかく安くウクレレをはじめたいという人には、じゃあこれかなとおすすめされる品なのですね。

届きまして、まずは開梱。ケースを開けて中にこもった熱を逃がします。最初にチェックしたのはフレットの仕上げ。バリといいますが、フレットのはしが飛び出してると弾いてる時に手を傷つけたりするんです。EUS-25Dは割と仕上げが甘いのがあって手が痛い、なんて聞いていたものですから、そういうの引いたらいやだなあって思いながらざっとネックを撫でてみて、よかった大丈夫だった。私のもとに届いたのは、見た目もきれいで、まずは当たりといっていい個体だったようです。

見た目はよかった。では音は? といいますと、弦がですね、張りが弱いものですから、非常にソフトな鳴りかたをします。繊細な音といっていいものか。残念ながら胴までがしっかり鳴っているという感覚は乏しく、弦だけが鳴っている感じ。だから物足りないといって弦を違うものに替える人が多いというのも納得できました。

ただこの特性はよい方向にも働くのではないかと思っています。経験者には物足りないかもしれないけれど、この楽器からウクレレをはじめる初心者にとっては、非常に優しい。指に負担がかからない。とりわけこれはセーハで効果がありそうで、非常に押さえやすい。セーハができない、つまらない、挫折の流れを避けられるかもしれない!

ということで、初心者のうちはこの特性に寄りかかって、コツを覚えていくのがいいのではないかと思います。私はメインの楽器のほうが当然鳴りがいいので、そちらを弾くことが多そうだと思っていますが、適当にそこらへんに置いておいて弾く以外にも、譜読みの段階とか、指にパターンを覚えさせるのにセーハのどうのこうの考えずに指を動かしていきたい、みたいな場面で使ったりするのもよさそうかなと思っています。

楽器は使いよう。惜しまず使えるというのをメリットに、とにかく弾いていってやるのがよさそうな楽器ですよ。

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