2013年4月11日木曜日

KORG コルグ USB MIDI キーボード microKEY-37

 キーボード買いました。ええと、それ単体では音の出ないやつ。USBでコンピュータに繋いで、MIDI対応音源とかを鳴らすためのやつです。そうしたキーボードは、もうふたつほど持っているのですが、RolandのPC-180っていうやつ、ちょっとゴム足が腐っちゃってるんですが、完動品ですよ。昔、SC-88VLって音源と一緒に使ってて、EZ Visionってシーケンスソフトでもって演奏データを作って、PCソフト作ってる会社に買ってもらってたりしたの。その時に使ってたのがPC-180で、でもこれ今となってはちょっと使いづらくって、周囲にものがいっぱいに積まれた座椅子に座ってコンピュータをいじってる、そこにフルサイズの49鍵キーボードはでっかすぎます。じゃあ、もうひとつのMIDIキーボード、GZ-5はどうかというと、小さいんはいいんだけど、ベロシティに対応してないし、2オクターブ半しかないってのもなあ。などなど、文句ばっかり多い私です。少しでも使いやすいものを、そう思って探して、たどりついたのがKORGのmicroKEY-37でした。

これの売りは、小型であること、それでありながら鍵盤のタッチが優れていること、なんだそうですよ。へー、どれくらいちゃんとしてるんだろう、わかんないんですが、ミニキーボードではこれが一番じゃないかな、そういう声が多く、また使用者に実際に聞いてみたら、これがおすすめだと。かくして楽器店におもむきまして注文、購入とあいなりました。

キーボードとしては極めてシンプルです。電源ボタンさえない。USBで繋いだらバスパワーで作動。電源はケーブルの抜き差しで行うんですね。スイッチも少なくて、キーボードのシフトに使うやつだけですね。後、ホイールがふたつ。ピッチベンドのとモジュレーション。これ、実は嬉しかった。実はね、モジュレーションのホイールがついたキーボード、これがはじめてなんですよ。もちろんモジュレーションは重要だから、PC-180にも、GZ-5にだってついていたんですが、PC-180はピッチベンドレバーを奥に倒すとオンになるタイプ、GZ-5は見た目こそホイールだけど、回すとオンになるというスイッチでしかなかったんですね。けれど、モジュレーションは量によってかかりが違うっていうのが普通だから、ホイールの方がいいなあ、ずっとそう思ってた。PC-180には好きに機能を割り当てられるスライダーがあるから、これにモジュレーションを設定してました。けど、これって機能をひとつ殺してるよなあ、そんな風にも感じていて、だから独立してるホイールが欲しかったんですね。

まあ、ピッチベンドとモジュレーション、ホイールがふたつだけのmicroKEYだったら、PC-180のマイセッティングと全然違わないんですけどね。

microKEYのキー入力は良好です。鍵盤の品質をどうこういう程にキーボードに親しんでるわけじゃないから、細かくその感触を説明するのは難しいんですけど、ペコペコだったりヘコヘコだったりせず、そこそこの重みがあって、けどピアノほど重くもなくて、卓上やラップトップスタイルで使うにはよい感じです。鍵盤のサイズも小さめ、幅だって狭いっていうんですけど、これも気にならないですね。バランスがいいと思います。普通に弾ける。むしろ、普段鍵盤に触れない人間には、こっちのミニ鍵盤の方が弾きやすいかも知れません。フルサイズだとぎりぎりでオクターブが押さえられる程度の自分ですが、これだと楽勝でオクターブ超えいけますし、つまるところオープンボイシングがやりやすい。いいじゃん、いいじゃん。悪くないと思います。

microKEYはスイッチ類が少ない。となると、カスタマイズとかやりにくいんじゃないか、みたいに思いそうなところですが、このへんもよく考えられていて、KONTROL Editorというソフトウェアが用意されていて、MIDIチャンネルの設定やキーのトランスポーズ、ベロシティカーブ、ベンド幅などが変更できるようになっています。このへん、キーボード単体でできた方が便利かも、そんな風にも思うんですが(PC-180ではできた)、USBでコンピュータに繋ぐことが前提になってるmicroKEYですから、そうした変更はグラフィカルにぱぱっと変更できる方がスマートだよなあ。実際使ってみて、そう感じています。

ベロシティカーブは8種用意されていて、固定ベロシティまで含めれば9種かな? 最大の127に特別な効果が割り当てられてる音源を使う場合なんかは、標準より強めに反応する方を選んだ方が入力しやすいかも知れない。つまり、標準だとよっぽど強く叩かないと127が出ないんですね。まあ自分は演奏に使うというより入力に使うだけだから、安定して127が欲しければ、後でベロシティを書き換えちゃうから標準でかまわないんですけど、これを演奏に使う場合なんかは、好みのカーブを探してみるのもよいかも知れません。

基本的にデフォルト設定で使うことが多い自分ですが、だからmicroKEYに関しても、設定を変更することはないと思ってたんですけど、なのに初っ端からKONTROL Editorをインストールしたのは、今入力してる曲のキーがですね、なにを思ったかC♯(♯7つ=D♭:♭5つ、どっちにしても弾きにくい!)だからなんですよ。ちゃんとしたキーボード奏者なら特に苦でもないでしょうけど、もう何年もちゃんと練習してない自分には、これ、無理! コード押さえるだけでも混乱するし! なのでトランスポーズで半音上げました。うん、キーボード、便利だ、最高だ。

こうしてキーボード触ってみると、いろいろやってみたいなあ、そんなこと思ったりしまして、ほんと自分の悪い癖ですよ。すぐに手を広げたがる。ちょっとmicroKORG XL+が欲しくなってて、あとですね、シンセサイザーってのを学びたいなあ、MS-20 miniにも興味が出てきてまして、大変にまずいのであります。

ええ、とりあえず、今ある機材をちゃんと使うことにします。

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