2011年2月2日水曜日

『まんがホーム』2011年3月号

『まんがホーム』2011年3月号、発売されました。表紙のテーマはバレンタインですね。『らいかデイズ』、チョコレートを持って照れている? らいかをメインに、ポッキーっぽいの食べてる『夫婦な生活』のふたり、チョコレートを飾り立ててる『孔明のヨメ。』月英、そして大きく『はっち・ぽっち』ハチにチョコレートならぬ骨をあげているポチ子、ハート型のチョコレートくわえた『センセイあのね?』つぐみさんであります。それはそうと、背景、上が板チョコの包み紙、銀紙はがした風になってるんですね。ちょこっと凝ってて面白いです。

笑って!外村さん』、関西弁の彼が、えらいこと思い切りましたな。外村さん今度一緒に帰らへん? けど、この男子、いつもボケだのツッコミだのやってる、それが災いしましたな。春野さんに相談して、ボケ、ツッコミのスキルを身に付けた外村さん。けど、どう考えても逆効果。もっと自然に、当たり前に答えたら誤解もとけただろうに、より一層に誤解が強化されて、面白いなあ。そして、この彼、外村さんのこと好きになっちゃったか! いいですね、いいですよ。なかなかに面白そうな展開です。

『センセイあのね?』、連載になりました。いやあ、よかったです。でもって、つぐみさん。えらいことおもてになるんですね。自分が 貰ったチョコレート、そいつがつぐみさんの山の中にもあるって気付いた先生、気にしてるのか。なんだか可愛いな。で、その次のコマのつぐみさん、もっとえらいこと可愛くって、いやもうすごいことになりそうです。そして焚きつける真理さん、その目的はというと、つぐみ観察。いかしますよ。ほんと、この人、つぐみのことどんだけ好きなんだ。でもって、早乙女、この人もつぐみのこと好きよね。でももちろんつぐみは先生のことが好きなわけで、でも先生は誤解しちゃっててっていうのね。舞い上がってしまって、家に帰りつくまで気付かなかったつぐみ。気付いてしまって、次はどうなるんだろう。すごく楽しみにさせてくれます。

『まりかちゃん乙』、なんと冒頭からまりかちゃんが普通。ってのをまりかちゃん自身がアピールしてる、メタな表現といったらいいんでしょうね、今回は全編がそんな感じでしたよ。読者に語りかけるまりかちゃん。いつにも増して可愛いなと思ってたら、頭身が違ってたそうで、それいってるのはゆな。常識人のゆなまでそんな感じ。で、チョコレートを手作りするんですけど、ものすごくあっさりと終わらせて、理由がナイス。この漫画クッキング漫画じゃないんだよ。手作りチョコに関するまりかちゃんの辛辣なコメントなんかは、いつもの調子でありますけれど、そうかと思えばまたもやこの世界を漫画といってる云々、けど今度はメタ的なニュアンスがとっぱらわてて、この揺らし方。いい感じに振り回してくれてます。

『あなたなんか大嫌い』、ももとちきり、ふたりの世界といった漫画でしたが、新たにひとり参入。みのっち、みのりが加わって、ちょっとしたアクセントになりそうな人ですね。今回も、いつもだったら、ももが気持ちもてあそばれて、いろいろ反応引き出されて、って感じで終わったろうところが、そこにみのりが加わることで、ちょっとポーズが生じまして、ほどよい緩急がつくんですね。また、嘘だか本当だか、ちきりの意図が明言される。その際のみのりの反応もいいのでした。ですが、やっぱりももの反応、これがいいなと思って、ほんと、この漫画、なかなかに気にいっています。ちきり、酷いやつだなって、けどそれがいいんですね。

  • 『まんがホーム』第25巻第3号(2011年3月号)

引用

  • 水森みなも「笑って!外村さん」,『まんがホーム』第25巻第3号(2011年3月号),17頁。
  • ユキヲ「まりかちゃん乙」,同前,110頁。

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