『まんがタイムきららキャラット』2010年4月号、発売されています。表紙は『ひだまりスケッチ』であります。私は気付かなかったのですが、手に間違いがあるということで、ああ指を1本多く描いちゃうとか、みぎひだりが逆になっちゃうとか、よくあるといえばよくある失敗だなって思います。でもって、絵を描く母に、この絵の間違いわかるかい? と見せてみれば、男の子がハイヒールはいてる? って、いや、母上、この人はお嬢さんです。しかし、伸ばされたゆのの右手、ちゃんと中に骨が入っていて、いいですね。こういう骨格感、大好き。私は骨格が好きなんですよ。骨が感じられる、そんな女性が好きです。
『まんがタイムきらら』系列誌がありがたいのは、目次を見たらどれがゲストでどれが新連載で、どれが最終回かわかるところだと思っています。これ、アンケートを書く人の便利を考えてくださってるのかな。実際、アンケートの項目、タイトルに新連載、ゲストと印がついていて、すごくわかりやすい。本当にありがたいのであります。
といったわけで、今月の新連載は、『inote! — アイノテ!』、『ねこのひたいであそぶ』のふたつ。ゲストは『Girls f/2.8』、『3イコール1』、『かためで!』のみっつ。そして最終回は『バラエティも〜にん』です。
『inote! — アイノテ!』はゲストからの昇格です。夏休みに入る、そんな時期の話。しかし、ヒロインちえが面白くて、マイペースというか、のんびりしすぎ。先のこと考えなさすぎです。でもって女子集まってギャルゲーやるっていう展開、この女腹立つ、女心がわかってないのよ、などなど、なんでもないこといいあっているような話なんだけれど、そのなんでもなさが面白かった。さらにお姉ちゃんどころかお婆ちゃんまで参加してるっていうの、ユーモラスで共感もてる、そんなわいわいとした状況がとてもよかったです。
『ねこのひたいであそぶ』は、『のんびりマスタリー』のなんにゃかの新作です。でも、テイストは『のんびりマスタリー』に同様で、町内全域かくれんぼ。友人ひとりひとりの趣味好みや傾向をもとに施設、スポットをまわっていくっていうの、キャラクターの個性を自然に紹介しながら、かくれんぼという遊び、エピソードをちゃんと成立させていて、とてもよかったです。
『Girls f/2.8』、いい感じに写真部の活動に戻ってきました。大量の使い切りカメラとかね、ランニングコスト考えたら、デジカメ買ったほうがずっといいんじゃないかって思ったりね。二眼のカメラで生じるパララックス、ファインダーとレンズに出る視差ですが、それが自然に出てきたりするのはいい感じ。自分の機材に興味持たれて、ハイになっちゃうお嬢さんとかも素敵。この人、ちょっと好きなタイプかも。でもって、子供を被写体としてスナップ撮影。これ、今は本当に難しいんですよね。子供に限らず人物スナップは魅力的なテーマであるのですが、そうしたものを気負わず撮れる彼女らの世界、いいなって思ったりしたのでした。
『3イコール1』は雪の日のエピソード。寒さに弱い長女、可愛すぎる。姉妹三人、それぞれで雪の日の初動が違うっていう。これはまだゲスト2回目だけど、エピソードを積み上げていくことで面白さ増していくんじゃないだろうか。そんな風に思っている漫画です。
『かためで!』、これは好き。かなり好き。帯刀女子高生の漫画。帯刀文化が残っているという世界で、しかし普通の日常もの展開するっていう、ちょっとナンセンスなところが気にいっています。しかしこれ、読むほどに面白くなってるように感じます。刀が真剣っていうところとかね。真剣ということは、刀を使った事件とか発生したら、刀規制の声が高まったりして、そうしたら全日本カタナ協会が帯刀は憲法に保証された国民の権利だ、とかいって反対活動したりとか、いろいろ馬鹿なこと考えてしまう。そうしたバックグラウンドに思いが広がる余地のある漫画、面白いです。
『バラエティも〜にん』、最終回。無根拠にこれは終わることのない漫画と思っていたので、ちょっと驚きました。最終回もいつもと同様の雰囲気でもって展開して、そこに最後に特別な印象がちょっと出て、終わり。けれど、来月載っててもおかしくない、そんな感じでもあるのですね。普通に、あたりまえに存在していて、あたりまえに読んでいた、そんな漫画でした。独特の、というか作者の持ち味ですよね、その雰囲気、気をはらず読めてよかったのでした。だからちょっと残念な気もします。
『もこもこBOX』、またひとり可愛い子が増えた! 新入生の子が学校に向かう途中で寄ったパン屋さんでの交流。コロッケもらって、もぐもぐ食べてたら、お客さんいっぱいやってきたよ! っていう、これそのまま絵本にしちゃってもいいんじゃないの? っていうほのぼのエピソード。特筆すべきは、そのコロッケを食べる様子、たしかにおいしそう! 自然にお婆さんに椅子ゆずってあげたりしてるところもよくて、そしてお店のおかみさんもいい。ただ可愛いだけじゃなくて、そこにコミュニケーションが発生しているっていう、その状況がとてもよかったです。
『GA — 芸術科アートデザインクラス』。おおう、あーさんのこと好きになりそうだ。今回の話は視覚、色の見え方の話であったのですが、絵を描こうという人には不利な条件と思える、そうした特性も単純によいわるい、有利不利じゃないんだっていう、そんな話。深みのある、いい話でした。同じ世界で、私と違う景色を見ているあなた。私はそういう人にちょっと憧れるところがあるんです。自分の見えない世界、知らないものを見ている、そしてそれを表現によって知らせてくれる、そんな人が私は好きです。うん、だからあーさん、好きになりそうです。いや、もともとかなり好きだったですけどね。
『うらバン!』は部活をはなれてテスト勉強。ハル君の私服、びっくりしました。なんぞその少女趣味は! と思ったらお母さんの趣味? でもえらい可愛いなあ。京浜さん、萌葱さん、もうすっかり溶け込んで、しかしできれば可愛い服着てほしかったなんて思ったりなんぞして。そしてあさみんの大逆転。これはもう典型といってもいい王道ですが、こういうトリッキーなキャラクター確立して、いいポジションだと思います。
『ねこみみぴんぐす』、穂咲さん登場。私、この人大好き。しかし扉絵における穂咲さん。とってもエレガント。エレガントな人、大好き。けどこんなにエレガントでいい女なのに、本編ではそうばっかりでもないっていう、このギャップ。ギャップのある人、大好きです。なんでも好きなんかっていわれそうですね。しかし、制服、ブレザー、こうしたかっちりした格好も素敵だなあ。この人の登場は、前回のひよりと花のエピソードを受けてなんですが、ああ確かに写真撮ってたっけと思って、こうやって懐っこくからんでいくところ。情をもって交流をしているところ。すごくいいなって思うのですね。それは穂咲さんもそうだし、ひよりと花の関係においても同様で、ひとつの趣味興味、取り組みを通じて結ばれる関係、素敵です。
それはそうと、改めていうようなことでもないんだけど、猫耳、帽子にぬいぐるみ、ヘッドホン、縦ロールと、みんな見た目にすごい特徴持たされてるんだなって思って、このわかりやすさは親切かも知れないなって思いました。いやね、むしろこれまで普通に自然に当たり前にこれらを受け入れていた自分にこそびっくりであります。花の帽子、マフラー、コート、うさたんというコーディネート、すごくいいなと思ったのでした。エレガントです。
『チェルシー』、こちらもテスト勉強であります。そうか、学生さんはテストの時期なんですね。しかし、ライバルの楓、なんか悪ぶってる素振り見せてるけど、実はいい子みたいっていう、それちょっと面白い。この人、なんのかんのいって面倒見いいし、付き合いいいし、なんか寂しがりやっぽいし、悪い子じゃないよなって。そしてこちらでも満点展開!? と思わせて、こいつは一本とられました。いいひねりでありました。
『アクアリウム』、扉絵がすごく魅力的。漫画の内容も悪くない。ラブレター? 貰って、それで皆で対策たてるはずが、話が違う方向に向かっちゃってるっていう。それでも大きな流れはできあがっていて、素朴なヒロインと男子の出会い、交流、なかなかによい感じです。出だしはスロースタートと感じていたのですが、最近はスローながらもうまくまとまって、複数の流れ、動きが連携しながら進んでいく。その様子が見えるようになってきたからかと思います。面白いです。
- 『まんがタイムきららキャラット』第6巻第4号(2010年4月号)
 
 『月刊アフタヌーン』2010年4月号、買いました。表紙は『シドニアの騎士』。なんか独特のローテンションが変に心地いいロボットもので、なんだか毎号、楽しみに読んでいたりする漫画であります。ローテンションなんていいましたけど、それは盛り上がらないってことではなくて、ストーリーは結構ハード。主人公と仲のよかった同僚パイロットが正体不明の敵にとらわれたりと、そんなスリリングな状況にやっぱりなんだか次号を楽しみにしてしまう。ええ、なかなかに面白い漫画です。
『月刊アフタヌーン』2010年4月号、買いました。表紙は『シドニアの騎士』。なんか独特のローテンションが変に心地いいロボットもので、なんだか毎号、楽しみに読んでいたりする漫画であります。ローテンションなんていいましたけど、それは盛り上がらないってことではなくて、ストーリーは結構ハード。主人公と仲のよかった同僚パイロットが正体不明の敵にとらわれたりと、そんなスリリングな状況にやっぱりなんだか次号を楽しみにしてしまう。ええ、なかなかに面白い漫画です。

 『まんがタイムきららフォワード』2010年4月号が発売です。表紙には『少女素数』。背景は春めいたとでもいいましょうか、華やかなピンク。そこに魅力的な双子が! あんず金髪はわかりやすいけど、すみれ碧眼は普通に見えてしまって、深い青色。普通のおとなしそうな女の子に見えてしまって、ええ、実は私、碧眼設定を自力で気付けなかったのでした。しかし、コート、マフラー。春といえどもまだ寒い、そんな季節にあたたかみ感じさせてくれるイラストであります。
『まんがタイムきららフォワード』2010年4月号が発売です。表紙には『少女素数』。背景は春めいたとでもいいましょうか、華やかなピンク。そこに魅力的な双子が! あんず金髪はわかりやすいけど、すみれ碧眼は普通に見えてしまって、深い青色。普通のおとなしそうな女の子に見えてしまって、ええ、実は私、碧眼設定を自力で気付けなかったのでした。しかし、コート、マフラー。春といえどもまだ寒い、そんな季節にあたたかみ感じさせてくれるイラストであります。 今日のこの日を待ち焦がれていました。出版者倒産により長く絶版していた『
今日のこの日を待ち焦がれていました。出版者倒産により長く絶版していた『 以前、
以前、 昨日発売の『
昨日発売の『
 なんで手にとったのだったっけ。今となっては思い出せない『野に咲く薔薇のように』という漫画の単行本。まっしろな表紙、中央には女の子ふたり、と思ったらひとりは男の子でした。帯には
なんで手にとったのだったっけ。今となっては思い出せない『野に咲く薔薇のように』という漫画の単行本。まっしろな表紙、中央には女の子ふたり、と思ったらひとりは男の子でした。帯には 世の中にはいろんなアイデアがあって、またそれを実現する技術というのも存在するのだなあと感心させられるものがあります。それはなにかといいますと、カポです、カポ。しかし、これがただのカポじゃない。世界最大の楽器ショー、
世の中にはいろんなアイデアがあって、またそれを実現する技術というのも存在するのだなあと感心させられるものがあります。それはなにかといいますと、カポです、カポ。しかし、これがただのカポじゃない。世界最大の楽器ショー、 あさりよしとおの新刊が発売されたというので、書店へと繰り出してみました。『アステロイド・マイナーズ』。人が地球を離れ、宇宙に住もうという時代を描いた、空想科学漫画であります。しかし、あさりよしとおは宇宙がお好きだ。宇宙に出る、宇宙に暮らすということを真面目にしっかり表現して、しかしただ科学的に正しい宇宙漫画にとどまりません。宇宙への憧れやロマンが、表現を後押ししてる。加えてコメディっぽい味付けもあるから、科学ものが苦手、けど興味はあるんだという人にも楽しく読めそうです。
あさりよしとおの新刊が発売されたというので、書店へと繰り出してみました。『アステロイド・マイナーズ』。人が地球を離れ、宇宙に住もうという時代を描いた、空想科学漫画であります。しかし、あさりよしとおは宇宙がお好きだ。宇宙に出る、宇宙に暮らすということを真面目にしっかり表現して、しかしただ科学的に正しい宇宙漫画にとどまりません。宇宙への憧れやロマンが、表現を後押ししてる。加えてコメディっぽい味付けもあるから、科学ものが苦手、けど興味はあるんだという人にも楽しく読めそうです。 『
『 ここ数日、風邪をひいて寝こんでしまいました。数日を無駄にしてしまった。予定していたことがまったくできなかった。それらももちろん悔しいのでありますが、これに加えて、弦を張り替えたところだというのに、むざむざ弾けないまま劣化させていくという、それが悔しい。ええ、ギターの弦っていうのは、張ったその時点から徐々に劣化をはじめるものであるのですよ。ひとつには酸化でしょうね。けれど一番の理由は、弦にかかるテンションでしょう。ギター弦は、チューニングをした状態で10kgを超える力がかかっています。強い力で引っ張られていることで、だんだんに伸びて本来のしなやかさを失っていく。だから、弦が新鮮なうちにこそ弾きたいと思っていたのに、風邪かよ! めぐりの悪さにがっかりです。
ここ数日、風邪をひいて寝こんでしまいました。数日を無駄にしてしまった。予定していたことがまったくできなかった。それらももちろん悔しいのでありますが、これに加えて、弦を張り替えたところだというのに、むざむざ弾けないまま劣化させていくという、それが悔しい。ええ、ギターの弦っていうのは、張ったその時点から徐々に劣化をはじめるものであるのですよ。ひとつには酸化でしょうね。けれど一番の理由は、弦にかかるテンションでしょう。ギター弦は、チューニングをした状態で10kgを超える力がかかっています。強い力で引っ張られていることで、だんだんに伸びて本来のしなやかさを失っていく。だから、弦が新鮮なうちにこそ弾きたいと思っていたのに、風邪かよ! めぐりの悪さにがっかりです。 先日購入した『
先日購入した『 ここ数ヶ月、
ここ数ヶ月、 『ちょー!えど幕末伝』はおえどの漫画。幕府が400年続いた末の幕末の動乱を描いて、主人公は上さまのお庭番、琴乃。剣術が得意なお嬢さん。上さま警護が仕事のはずが、脱走癖のある上さまを追い掛けるのが本務のようになっていて、このあたりはわりとよくあるタイプのコメディといってよいんじゃないかと思います。そして、この漫画の売りですよ。ペリーをはじめとする主立った面々が女子であります。ぺるり、金髪の女の子。坂本竜馬も土方歳三も西郷隆盛も、みんな可愛い女の子にしてしまいました、ってな漫画であるのですね。
『ちょー!えど幕末伝』はおえどの漫画。幕府が400年続いた末の幕末の動乱を描いて、主人公は上さまのお庭番、琴乃。剣術が得意なお嬢さん。上さま警護が仕事のはずが、脱走癖のある上さまを追い掛けるのが本務のようになっていて、このあたりはわりとよくあるタイプのコメディといってよいんじゃないかと思います。そして、この漫画の売りですよ。ペリーをはじめとする主立った面々が女子であります。ぺるり、金髪の女の子。坂本竜馬も土方歳三も西郷隆盛も、みんな可愛い女の子にしてしまいました、ってな漫画であるのですね。 『お江戸とてシャン』、『まんがホーム』にて連載されていた四コマ漫画であります。四コマだからA5判だと思っていたら、B6判でちょっと驚き。手にとって、本の厚さにまた驚き。奥付を見れば丸3年の連載でありました。タイトルにあるように、お江戸を舞台とした漫画。大店のお嬢さんおヒナと、火消しの纏持ち虎吉の恋物語であります。養生のため、お江戸を離れていたおヒナ、7年ぶりに帰ってみれば、そこはメガロポリス江戸でありますよ。行き交う人々、活気喧騒、火事と喧嘩が名物だなんていわれる、そんな都市でおヒナが出会うもの、こと、人。それらがいかにも楽しげで、読めば気持ちをうきうきとわきたたせてくれる、そんな漫画であります。
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ここ数ヶ月、真面目に音楽に取り組もうと思っているという話をしていますが、どうせならちゃんとした環境整えてやろうぜ、って考えもあって、とはいえ、そんなに高価なシステムは無理です。とりあえず、 昨年11月に復習しはじめた和声、その
昨年11月に復習しはじめた和声、その

