2009年2月11日水曜日

The G7th Performance Capo

 今日、ちょっと歌いにいってきました。といっても、本番とかではなく、顔見せというかリハーサルというか、そんな感じ。でもまあ、どれくらいできるか、そうしたアピールをする格好の機会であるわけで — 、でも特に気合は入らなかったな。こういう、なんとなくだらだらしているところが私の悪いところ。でもいいかげんにはしないですよ。いたって真面目。使いなれた歌集を持って、使いなれたギターも持って、それからカポも、チューナーも。でも、現地ではその店の備品のギターばかり弾いていて、いやね、今後使うのは備品のギターでしょうから、なれておいたほうがいいかなって思って。でも、そうして弾いてみて、やっぱりいつもの使いなれたギターのほうがいいなあと、そう思って、けど次からは大変なので、身ひとつでいこうと思っています。

でも、カポは自前のものを持っていこうかな、というのは、ガットギター用のカポが置いてなくてですね、それではちょっと困る。歌う人の声域によって、上げたり下げたりしないといけない、それにはカポがないと面倒です。

カポというのはなにかというと、ギターのネックに装着することで、開放弦の音の高さを変更するための器具なんですね。正しくはカポタストといいます。それは昔は木製で、ガット弦使って締め上げるようなものが主流だったらしいといいますが、今ではねじ式のものがあったり、ゴムバンド状のものもあったり、さらにはShubbのものがそうですが、ぱこんとワンタッチで止められるものもあったりで、奏者はそれぞれ使い勝手や音に与える影響を考えて、自分の好みにあったものを使っています。

そこで私の好みのものとなるのですが、G7thのPerformance Capo一択ですね。これは実によくできています。閉じる方向には簡単に動き、しかし逆方向には動かない。外すときは、ノブをくいっと動かすと、これまた簡単に開いて、すごく楽に扱えるところが気にいっています。また、弦を押える力は自分の手で閉じる、その時に加減ができますから、絞めすぎて音程を狂わせるということも少ない。ローポジションとハイポジションでネックの厚さは違いますが、事前に調整しておく必要もない。ポジションが違おうと、楽器が違おうと、狙いのフレットに合わせて、きゅっと閉じる。それだけでいいという手軽さは、一度使うと手放せなくなるほどに好感触です。

もしこのカポに難点があるとすれば、ちょっと重めというところでしょうか。けれど、私は気になりません。だから、私はスチール弦のギター用にひとつ、そしてガット弦のギター用にも買って、つまりうちにはG7thのカポがふたつあるのです。

あ、もうひとつ難点があった。ちょっと高い。五千円くらいする。けど、理想のカポを探していろいろ試すより、これひとつで決着させる方がずっと安価ともいえるわけで、だから私はカポに関してはもう迷わない。これ一筋。少なくともこれに優るカポが出るまでは、その一筋を貫くでしょう。けど、これに優るものがそうそう出るとも思えないんですよね。だから、一生もののカポ、つまり壊れたりすることがあれば、またこれを買うだろう、そんな風に思っています。

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