昨日、たまたま知ったのですが、対人地雷除去機のミニカーを買うと、その売り上げから地雷除去などの活動をしているNPO、JMASに寄付がなされるのだそうですね。へー、知らなかった。じゃあ、買おう、そう思って、帰りにヨドバシカメラに寄りました。昨年末にヨドバシカメラにいった時に、対人地雷除去機のミニカーがあることに気付いていたんですね。トミカの棚を眺めていて、へー、面白いものがミニカーになってるんだなあと思ったことを覚えていたのです。実は、その時にも面白がって買おうかどうか迷ったのですが、けれど面白いからといってぽんぽん買い物したら、あっという間に身のまわりがもので埋まってしまいます。というか、既にかなり問題のある状況なので、なんとか買うものをセーブしようと、そのように思っているのですね。ですが、その買い物が人道支援になるとなったら話は別です。買った。これは地雷除去のための寄付活動なんだ、そういいながら買ったのでした。
まあ、本当に人道支援、寄付活動をしたかったら、おもちゃを買ってなんてまどろっこしいことしてずに、直接寄付すればいい話で、それをしないというのは、結局おもちゃが欲しかっただけなのでしょう。ただ、買うには言いわけが必要だった。あるいは、物欲を人道支援のイメージで綺麗に飾って、いい気分に浸りたかった。あとは、ちょっとした話題が欲しかった、そうした気持ちもあったのかも知れません。
買ってみて、実際に手にしてみれば、結構な重さのあるものなのですね。ボディはダイキャストでしょうか。亜鉛合金でできていて、ちょっとやそっとでは壊れそうにないタフさです。このあたりは、さすがトミカと思わせるものがあります。昔から、定番のおもちゃとして、男の子のいるうちにはひとつふたつあって、屋内どころか、どこにだって持ち運ばれたものでした。おもちゃ箱の中に無造作に突っこまれる。砂場に埋められる。それでも滅多に壊れるものではありませんでした。開閉式のドアが動かなくなったり、車軸がまがってしまったりしても、車体は無事。それがトミカというものであったと思います。
ミニカーの楽しいところは、手で走らせて遊ぶというだけでなく、扉の開閉ギミックなど、稼動箇所の作り込みも魅力でありました。だから、普通の乗用車よりも働く車に人気が出るわけでして、荷台の動くトラックとか、はしごの伸びる消防車とか、こうした車は子供心をとらえて、そしてあまりに稼動させられるものだから、荷台がはずれたり、はしごは折れていたり、散々なことになって、けれど子供はそんなちょっと傷ものミニカーでも大好きでしたね。私も好きでしたよ。うちには、収集コンテナのなくなったゴミ収集車がありました。けど好きだったなあ。
地雷除去機もちゃんと稼動箇所があります。キャタピラがまわるのは当たり前。除去ローター(車体前部にある地雷を破砕・爆砕するためのローラー)を支えるフレームは上下に動き、そしてローターもまわります。凝っているのは、ローターフレームに取り付けられたシリンダーもちゃんと動くところでしょう。よくできてるなあ、改めて感心します。
買った当初は、ちびすけにでもくれてやればいいかと思っていたのですが、実際手にしてみると、それはちょっと惜しい。というわけで、結局私のお気に入りとして、無駄にしまいこまれることになりそうです。でも、ほんと、ちょっとかっこいいのよ。といったわけで、私にも男の子回路があったのだなあと再認識することとあいなったのでした。
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