今年に入って、私はちょっとやる気です。先日公開したオーディオファイルに好意的なコメントをいただいたのでちょっと調子に乗ってみようかと思ったんです。つまり、録音環境のアップグレードを考えていると、そういうことです。
私の使っているコンピュータはiBook G4とDellのInspiron 6000。この間の録音はDellを使用したのですが、あんまりにもいろいろごちゃごちゃ繋がないといけないのが面倒で、同じ面倒ならちゃんとした機器でもって録音したいなあと思ったのでした。で、以前にもちょろっと話していたオーディオインターフェイスの出番となるのですが、FA-66は機能の充実ぶりは素晴らしいけどちょっと高価で手を出しにくく、じゃあもうUA-25に決めちまおうかと思っていたところへ、M-AUDIOから新しいオーディオインターフェイスが発売されたとの報を得ましてね、それがFast Track Proなんですが、なんか妙に手ごろで機能も充実しているのですよ。これだ! と思いましたね。だもんだから、今、楽器店に問い合わせ中ですよ。
UA-25と比べてFast Track Proが優れているのは、入出力のチャンネル数がUA-25が2チャンネルなのに対し、Fast Track Proは4チャンネル。いや、そんなにあんた使わんだろうという気もしないではないのですが、でもまあ後々将来的のことを考えたら可能性を残しておいたほうがいいかなとも思いまして。
対して、UA-25が優れているのは、アナログ・リミッター回路がついているということでしょう。これ、なにかといいますと、過大な入力があったときに自動で入力ゲインを落としてくれるんですね。加入力が起こるとクリップ・ノイズというのが起こってしまうんですが、そいつを避けることができる。便利!
だから私はUA-25かFast Track Proかどちらがいいかと考えて、UA-25はローランドの製品だから気心知れているしというメリットもあったんですが、ここは思い切ってM-AUDIO製かなと。いずれにせよ私はマイクはM-AUDIO製のものを買うつもりでいまして、同価格帯に定評のあるマイクは数ありますが、定評があるということで選定していけば、結局先行製品が選ばれるに違いないんです。M-AUDIOは新興メーカーらしく、まだ定まった評価がされるまでにはいたっていない模様。Webをさまよっても、レビューが少なくって、全然情報が集まらんのですよ。けれど、私はチャレンジャーを応援したいという気質があるようで、だからマイクはM-AUDIOと決めていたんです。
最初考えていたのはNovaでした。アップルストアで扱われているのを見たのが最初で、それから長い時間かけていろいろ評判を見聞きして、これを試してみたいと思うにいたって、そうやっているうちに時間ばかり過ぎて、そうしたらアコースティック楽器向きのPulsarというのが出たんですね。
マイクとオーディオインターフェイスのメーカーをそろえるつもりはさらさらなくて、オーディオインターフェイスはEdirol製にする気でいたから、ここでM-AUDIOを選ぶというのは私にとっても意外なことでした。後は楽器店からの返事次第。ともすれば近日中に私はこれらを手にしているんではないかと思います。楽しみです。
あ、そうだ。M-AUDIOといえば、録音に関する入門ガイドを出していまして、その名もRecord Now QuickStart Guide — Choosing and Using Microphones。英語版だけですが、かなりわかりやすい解説が魅力的で、ここに紹介しておきます。といって、実はこれは自分用の覚書であったりもします。
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