ローレンス・レッシグ教授を批判するためのWikiが開設されている。
開設したのは、他でもないローレンス・レッシグ教授本人。この一見すると不思議とも感じられるWikiの目的は、自分の作品を補足するテキストを構築するというもので、この試みは、不特定多数が作業に参加できるというWikiの利点を最大限に引きだすものの好例だと思います。
しかし、教授は自分自身に対するアンチサイトを立ち上げたわけでして、この振舞い、私にはちょっとまねできないかも知れません。とはいえ、批判といってもここでいう批判とはクリティークする(criticise)ということに他ならず、つまり研究室やゼミナールでおこなわれているようなことなんですね。論旨に問題がないか、見落としはないか、もっと適切な資料や例はないかなど、検討批判されることで作品(論文)は練り上げられます。批判、批評とは、よりよい結果を手にするためには不可欠な行為なのです。
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