松の内も終わりますな。なので犬にまつわるものをまた取り上げてみようと思います。
Amazonにいきますと、おすすめ商品があります
なんていわれることがありますが、ある日私に対するおすすめ商品としてリストされていたのが『キョウハクDOG’s』でした。なぜこの商品がピックアップされたのかという、おすすめの理由を見ることもできるのですが、なぜかその頃のAmazonはおすすめの理由の表示に失敗することが頻繁で、だからどうしてこの漫画が私向きとして判断されたのかはわかりません。おそらくは以前買ったYotsuba&!かTori Koroあたりが影響しているのでしょう。あるいは、このBlogを書くためにAmazonをうろうろするそのせいかも。いずれにせよ、数日にわたっておすすめされたもんだからすっかり覚えてしまって、ついに買ってしまった。そういうわけなのです。
おすすめされて買ってみて、それでいったいどうだったのかというと、第一印象は最悪でした。なんか読んでらんないんですよね。評価としては、出来過ぎというのが妥当かと思います。あまりにも作られたお約束の世界のなかで進む物語は、とりあえずその外部にあるものを疎外するものでありまして、そう、私は一歩も立ち入れないで終わるかと思いました。
終わるかと思った? そう、終わんなかったんですね。買ってしまったものですから、ちらっと見て抵抗感じて本閉じて終わりというのもなんですから、ちょろちょろと適当にめくったページから読んでみたりするんです。そんなこと繰り返しているうちにだんだん最初の疎外感も薄れてきて、そうなれば普通の漫画として読めるようになります。ええ、結構面白いですよ。出来過ぎている感は相変わらずですが、ですがパターンを踏襲すること自体は悪くありません。酷い言い方をすればおたくの夢をそのままかたちにしたような筋、展開、キャラクター(とりわけヒロイン)なのですが、でも期待にこれだけしっかり応えているというのはさすがで、結構売れてるんじゃないかな。
次巻が出れば、私も多分買うと思います。
- しゃあ『キョウハクDOG’s』第1巻 (電撃コミックス) 東京:メディアワークス,2005年。
- 以下続刊
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