2026年11月6日金曜日

『まんがタイム』2026年12月号

 『まんがタイム』2026年12月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。榊医師とナース山下、ふたりで一緒にカラオケ、なんですが、一本のマイクを共用!? これって、いわゆるデュエットではなく、メインボーカルを奪いあうようにして歌ってる? でも、ふたりともに楽しそう。それぞれ違った持ち味での共演。そのハーモニーが聞こえるようです。他に『わさんぼん結』、『水上さんの効率的な恋わずらい』のカットもございます。

今月は新規ゲストが1本です。

『クイズより彼女の笑顔は難しい』

毎日、昼休みになると図書室に向かう稲垣の目的は、本であり、そしてその本を見立ててくれる図書委員小坂さん。小柄で本好き。でもって、知識に溢れた女性。クイズ研究会で会長つとめる稲垣と、真っ向やりあって負けない博識さ。この手加減なしで知識をぶつけあえる感覚が、きっと稲垣に、そしておそらく小坂にも目の前の相手を好ましく思わせるのでしょうね。

この小坂が、稲垣に本を選んで貸すのですよ。しかも翌日返せという。だから稲垣は毎日返しに図書室にくることになるのですね。そこで待つのはいつもどおりの小坂。他の委員はさぼりがち。でも、それが小坂には好都合だったりする。というのも、稲垣に会えるからなのでしょうね。

そんな感じに、気になる相手と一緒の時間を過ごすふたりです。互いに好意を持っていて、そして相手の言葉に心が揺れる。だってさ、稲垣ったら、小坂を前にして聡明な女性は魅力的とかいっちゃうんですよ。そりゃ小坂もドキリとするし、でもその思いをまま言葉にして伝えられる度胸もなければ、クイズと称してモールス信号に思いを託すも、同じく稲垣もそのメッセージに気づきながらも応じられるほどの確信を持ちえないっていうんですね。

もどかしい恋。進みたいけれど、どことなくついてまわる怖れに、踏み出すこともままならぬその関係性。いつも知識をぶつけあえるように、思いもありのままに伝えられたらいいのにね。感情よりも理性が優るがゆえか、このなかなかに思いきれない、そうした様に、なにか放っておけない思いのさせられるのですね。

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