2014年2月11日火曜日

CeVIO Creative Studio

 疲れはてましたとさ。先日購入しましたCeVIO Creative Studio。ただ買っただけで満足しちゃ駄目駄目すぎるので、なんやかんやと試しているのですが、普通に日本語で歌ってもらってるだけならまだしも、ちょっと違ったことしようとするととたんに大変になるなあ。というのは、以前にもちょっと触れてましたけど、CeVIOは英語を歌ってくれません。こういう場合は、とりあえず日本語で入力しておいて、後からタイミングを調整して英語っぽくしちゃいます。なんですが、これ、頭の中で思ってたとおりにやってもちゃんとは聞こえないものなんですね……。てなことを実感させられまして、いやはや、もうくたびれました。

とりあえず入力して、とりあえずタイミングの変更をして、問題の言葉は「スター」だったんですが、英語だと star。1シラブルの単語なので、音符ひとつにこれを押し込まないといけません。なのでひとつの音符に「す」と「た」を入れて、「す」を分解してできるsとuの要素のうち、uを極端に短くして、ほとんど発音されないようにする。これでうまくできるのかと思ったら、おやおやそうは問屋がおろさないようですよ。

なんとなく気付いてはいたんです。手で拍を刻みながら聞き返してたら、なんだかタイミングが微妙にずれてると感じる。けどどっちにどうずれてるのか、それがよくわからんから、まずはLogicに持ち込んで、メトロノームとドラムに合わせてみよう。そうしたら、いやあ、びっくりするほどずれてまして、ああ、駄目だこりゃ……。

結局、Logicで聞いてどこがおかしいか記憶して、CeVIOに戻って修正、書き出したwavファイルをLogicに送ってまた聞いての繰り返し。途中CeVIOだけである程度確認できるようにしようと思って、かっかっかっかと四分でテンポを刻むソングトラックを作って、けどこれでもなかなかうまくはいかない。結局バージョンmまで作って、とりあえずこれでもういいんじゃないかな、そう思って諦めがついたのでした。

CeVIO Creative Studioにメトロノームがあったらいいのになあ。基本的にピアノロールで作業するソフトだから、メトロノームは不要ということなんでしょうね。これがMIDI機器から直接入力とかいうのだったらまた違うのかも知れませんが、まあ、慣れないといかんのだろうなあ。また今回、トークトラックにカウントするボイスを追加してみたわけですが、これも微妙に調整しにくくて、もともとは台詞でかけあいさせる、そういう用途だから厳密にコンマ何秒単位で位置を決めるように作られてない。ちゃんと発音位置は小数点以下3桁まで出てるのになあ。開始時間を直接数値入力させて欲しいなあ。なんて思ったわけですよ。

ソングトラックでタイミング調整してみたらよくわかるんですが、決してタイミングジャストで子音でも母音でも発音されてるわけじゃないんですね。だいたい子音がジャストのタイミングより先に出て、それも結構はやめに発音されていて、それでジャストから若干遅れて母音がついてくる。これはもちろんソングトラックだけがそうなってるんじゃなくて、ボイストラックでも一緒でしょう。ソフトの仕様というよりも、我々人間の発音がそういう風になっている。だから、テンポどおりに発音させようとすると、いきおい若干前へ前へ配置しないといけなくなる。で、そのタイミングが難しい。ああ、数値入力させてよ! それにメトロノームつけてよ! ほんと、あんまりにやりにくいので、Logicに持ち込んでから、Flex Timeでやっつけるのが正解なんじゃないか? ええ、くじけそうな思いをしました。

でもまあ、使いはじめてまだ一ヶ月。作業日数からしたら、ほんの数日といったところ。まだ全然慣れてない。だからソフトの仕様に、フィールに慣れて、またノウハウなども蓄積させていこうかなと思っています。結果的にバッドノウハウばかりになるかも知れませんが、ともあれ、やって試してみないことにはなにもはじまらない。ええ、くじけずいきましょう。

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