2013年5月5日日曜日

ねぐせ

 テレビアニメーション『たまこまーけっと』、ちょっと懐かしさ感じさせるような商店街コメディアニメ。懐かしいっていうのは、商店街とかその人情、人びとが寄り合ってるその様子なんかもそうなんですが、あの鳥、デラ・モチマッヅィの存在がですね、昭和のアニメの感触思い出させるものでして、面白かったですよ。昔のアニメ、それを現代の作法、センスで作ってみました。そんな感覚があった。ある種、非常に高い趣味性を感じさせるアニメであったのですね。

『ねぐせ』は、『たまこまーけっと』のエンディングテーマであります。ゆったりとした時間の流れるアニメ、商店街にはレコード盤で音楽を聴かせてくれる、そんな名曲喫茶が存在しているような世界で、人の気持ちや情の揺れ動き、それが描かれて暖かで、毎回のエピソードをしめる語りも実にいい味を出していました。そんなアニメのエンディングを飾るのが『ねぐせ』。タイトルの面白さもありますけれど、これがまたポップな音楽でして、作中の雰囲気、それを一転させるような曲調、そのライトでキュートな音楽が、さすがですよね、すごくマッチしていて楽しく魅力的であったのでした。

オープニングの『ドラマチックマーケットライド』、そのいかにもオープニングといったはじけた雰囲気、ぱあっと広がっていく感覚もすごくよかった。けど自分が最初に手にしたのは『ねぐせ』の方で、ああ、まわるまわるレコード、その歌詞も、歌う声、その触感も、なにか私をとらえてやまない、そうした感覚に溢れていて、いやもう聴くほどに素敵。アニメの内容にそって、けれどアニメを離れても充分に魅力を保っているだろう、その音楽、歌詞にすっかり魅了されているんですね。

なので、次はオープニングかなあ。ええ、一度に買うこと、しなかったのですね。買っときゃよかった。絶対後悔しないから。なんて予感はひしひしとしてるんですけどね。

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