2013年5月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2013年7月号

『まんがタイムスペシャル』2013年7月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、リコが放課後帰り道? アイスクリームを手にしているんですが、いや、やっぱりこの人大変な美少女です。この構図、斜め上から見下ろしているのは、一緒に帰っている彼氏視点だったりするのでしょうか。上気した頬、ええ、魅力的なお嬢さんです。『ピンポン☆ブー』のカットもあって、みうがアイスをあややに奪われています。って、なるほど、アイスがテーマか! と思ったら、『乙女ほるもん』、ミミが持ってるの、植物の栄養剤だ!

『スーパーメイドちるみさん』は、扉のちゆり、お嬢様を哀れんでアドバイスする、その表情が大変に素敵でありました。今度の舞台、成功したら大樹に告白するというんですよ、麗子さまが。なるほど面白いコメディになりそうだぞ、そう思わせる導入、面白がって読んでいたら、ああ、違うのか。麗子さまは踏み出したがっている。人もなにもかも変化していく、その中で、立ち止まってはいられないと、自分を奮い立たせて、一歩前へと進もうとしている。大樹は、ちるみがものを壊すもんだから、その都度修繕、おかげで物作りの技術があがってきた。長く続いてきた漫画、もしかしてここらで大きな状況の変化が描かれるのだろうか。ああ、変化といえば、ちおりもそうだったっけ。そう思っていたところに、ちふゆですよ。詩歌さまが隠している秘密。もう話せるようになっているのに、ちふゆと別れたくなくて、それを隠している。ちづる部長は知っている。詩歌もちゃんとわかっている。そして、ちふゆも気付いていたんですね。詩歌が選択した。自分が大丈夫になったことを、ちふゆに告げた。ああ、これはどうなるのだろう。いつまでも続くように思われた優しく暖かな暮らし、それも日々の変化をうけて過ぎようとする。これは、ひとつの山場なのだろうと思います。皆の決断の時なのだろうと思います。

『どろんきゅー』はプール掃除。ひとりスクール水着の佐倉。喜んでるストーカー幽霊が可愛かったです。というか、ストーカー幽霊、いつも可愛くしてたらいいのに。さてさて、プールにつきものの怪談。この学校にもあるんですね。って、酷いのがあるな。10年前に出た不法侵入。その犯人も事件後すぐに死んでいて、な、なにがあった!? って、老衰か! 老いてなお盛んだな。女子高生を撮影したかった。よって不法侵入。その彼が再び出没して、死んでなお盛んだな! しかし、なんだかいろいろ困った幽霊だけど、あんまり憎めない。アキにカメラ壊されて、可哀そうに! と思ったら、執着がなくなった、成仏できたっていうんですね。フィルムの供給が断たれて、とかじゃないのね。そして、もともとの地縛霊が復帰。縄張りとかあるんだ! いや、撮影されるのが嫌だったのか? ほんと、なんだか清々しい幽霊たちが面白いです。

『趣味じゃない園芸』は、蘭々体調を崩すの巻です。『ショー○ャンクの空に』ごっこが効いたのかなあ。雨の季節は憂鬱だけど、そんな中に楽しみを見付けるのも悪くない。で、その楽しみが、くだんのごっこだったっていうんですね。くしゃみのとまらない蘭々、風邪? いや噂? いや花粉症? 蘭々がブタクサは嫌だっていうの、名前の印象のせいなのかなあ。ともあれ、ここからいろいろ推測されるくしゃみの原因。喘息じゃないか? 鉢の土の最近やダニじゃないか? って、いろいろ怖いなあ。寝室に観葉植物は危険って話ですが、ワンルームマンションで観葉植物育ててる人とか、危ないのか。しかし、結局は夏風邪で決着っぽいですね。よかったじゃないですか。アレルギーとか喘息とか、大変ですよ。しかし、蘭々があんまり心配してもらえなかったの、日頃の行いっていわれてますけど、いつも元気で心配いらなそうだからですよ。ええ、元気が一番です。

『美味しいタノミゴト』、面白い。よかったですよ。咲月、美琴に連れられてスーパーマーケットにいくんですが、そしたらそれが超高級。って、こんなのあるかー! みたいな話だけど、なんだか面白い。すごいサービス、すごい品質、当然すごい価格。咲月にはついていけなくて、それでいつもの商店街に誘うんですね。美琴には新鮮。大きな声で挨拶したり、そしてはじめての試食。なかなか楽しそうです。しかし、自分で買い物をしたことがないから消費税の存在を知らないって、いや、でも、実際に電車の改札を知らない人とかいたそうだから、こういうことがあっても不思議じゃないのかも。そして最後にふたりで食事。一緒に食べるともっと美味しくなる。それは確かに素敵な話。けれど、メイドさんからすると、いろいろ気掛り。さらには、なにか美琴には秘密がある? あるいはなにかの制限? あの方々はどう見るか、種元咲月、厄介な存在なるかも知れない。メイド嬢の不穏なモノローグ、気になりますね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第22巻第7号(2013年7月号)

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